2018年6月21日 更新

米ゼネラルモーターズ、買収した自動運転車「クルーズ・オートメーション」のIPO模索

アメリカのゼネラルモーターズが、傘下の自動運転車部門「クルーズ・オートメーション」のIPOを模索していると、フューチャーカーという自動車情報サイトの記事が報じています(2018年6月18日付け)。元々はサンフランシスコのスタートアップ企業だったのを、2016年にGMが10億ドル近くをかけて買収し、傘下としていました。それがこのほど、IPOを含む様々な選択肢が模索されていることがわかりました。

米ゼネラルモーターズ、買収した自動運転車「クルーズ・オートメーション」のIPO模索

ハンドルもペダルも無い、全く斬新なデザイン

Meet the Cruise AV Self-Driving Car

GMのYouTubeの公式ページでの、試作車の様子を見てみましょう。驚くべきことに、ハンドルやペダルなど、人による運転機能を一切排除した作りですね。全く斬新なデザインとしか言いようがありませんが、これを2019年に走行させていきたいとしています。

最初に報じたのは、経済系のニュースで定評があるブルームバーグ。関係筋の話として、GMが傘下のGMクルーズLLCという自動運転部門に於ける様々な戦略オプションを練り上げようと、社の内外で協議に入ったという内容でした。銀行などとも接触しているとのことです。

そのオプションの1つが、クルーズ・オートメーションの株式の公開(IPO)による利益の確保や、子会社連動株式。ただ、その前に、商業的な成功を収めたいと望んでいます。

ソフトバンク系ファンドが22億5000万ドルを投資

なお、このクルーズ・オートメーションには、ソフトバンク系のファンドであるソフトバンク・ビジョン・ファンドが22億5000万ドルの投資を行っています。投資が完了すれば、19.6%の株式を保有することになるそうです。

ファンドの投資から7年以内にIPOや分社や売却もしくは解散がない場合、ファンド側は取得株をGMの普通株に転換するかもしれないと、関係当局への提出書類には記載されています。そうなると気になるのが、今後の行く末。アメリカ・メリルリンチ銀行の自動車アナリストであるジョン・マーフィー氏は、「この投資は、一蓮のプロセスでの大きな指標となった。GMは、この方面でリードしている」と見ています。

なお、GM本体としては、クルーズの自動運転車の開発の進捗状況を待つという姿勢で、場合によったら数年は行動を起こさない可能性もあるとのことです。

また、フォードがArgo AIというスタートアップに10億ドルを投資したり、ドイツのBMWがインテルや自動運転車のスタートアップであるMobileyeと手を組むなど、ライバルも活発に動いています。ちなみにこのMobileyeは昨年にインテルが150億ドルを投じて買収しています。うかうかしていられませんね。

サード・パーティーを加えるか、全て自社開発か?

経済ニュース・サイトのインダストリー・ウィークの2018年6月19日付けの記事によると、GMでは買収に当ってクルーズ・オートメーション社内の才能ある人物の流出を防ごうとインセンティブを提示していましたが、ほぼ同額でArgo AIを買収したフォードは、そうした提示はしなかったそうです。

また、一般道でのデビューは2021年と、GMよりも余裕を持たせた時間設定となっています。

スピードよりも収益性を目指そうというのがフォードの狙いらしく、ルート配送のソフトウェアを開発しているスタートアップ企業のRideOSと提携したと、6月15日付けで発表しています。

既にピザで有名なドミノとも、この方面で提携しており、自動配達のノウハウ蓄積を目指しています。「焦らず、しかし、確実に布石を打っている」というスタンスです。

インダストリー・ウィークでは、こうした機能をサード・パーティーと提携して実現させるか、自社開発にするかという二択の決断を担当責任者は迫られるだろうと解説しています。ナビゲーションや配送システムの開発もまた、激しい競争状態にあるからです。

配達などの用途にも利用しようとするフォードの戦略にしても、まだ投資に見合う結果は出ていない状況というのが現状です。

まとめ:当のクルーズ・オートは「徹底したエンジニアリング」を目指すと意気軒昂

さて、渦中のクルーズ・オートは、今どんな意気込みなのでしょうか。専用のホームページでは、次のように記しています。
自動運転の電気自動車は数百万人の命を救い、持続的なエネルギーを使う世界への移行を加速させるだろう。だが、そうなるには自動運転車が多数派となる必要がある。ゼネラルモーターズとクルーズ・オートメーションが目指すのは、そのような未来の実現だ。 最先端のソフトウェアとハードウェアとを、100年以上の自動車エンジニアリングと組み合わせ、世界初の実現可能な自動運転車を一同に創り出すという独自の地位を確立したのである。
道程は険しいのでしょうけど、未来を感じさせられます。その意味でワクワクさせられます。今後が注目ですね。

出典:
http://www.futurecar.com/2390/GM-Seeking-Potential-IPO-for-its-Self-Driving-Unit-Cruise

http://www.industryweek.com/technology-and-iiot/viewpoint-ipo-first-stop-gm-self-driving-unit

https://getcruise.com


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