京都府に存在した自動車メーカーのトミタ夢工場が製造・販売していたトミーカイラZZ。現在では、継承したGLM株式会社が、コンプリート・チューニングカーの開発・製造・販売を行っています。このモデルに最新時術が投入されたとの事!
トミーカイラZZってどんな車?
1997年、日本に「公道を走るレーシングカー」が、誕生。 その名は、まさしく「Tommykaira ZZ」。 今もなおファンを魅了し続けるピュアスポーツカーとなっていますね。 アルミ製バスタブフレーム、そして4輪ダブルウイッシュボーン、さらにそれらを覆うボディカウルは軽量なFRP製。
ルーフ・サイドウィンドウ・エアコンと言った走りに直接関係ない部分を可能な限り削ぎ落とし、軽量・低重心なレーシングスピリットを体現できるようにしていました。ミッドシップにレイアウトされたエンジンは、当時の日産が誇るSR20DEをベースにチューニングアップ。
自然な吹け上がり・トルク感が魅力の、軽量コンパクトなNAエンジン。 そして燃料系は、あえてインジェクションではなく FCRキャブレターをチョイス。細かなセッティングの変更で性格を豹変させる点も、このクルマの魅力かもしれませんね。
このスポーツカーを開発したのは、京都・金閣寺そばにあったトミタ夢工場というところ。社長の富田 義一、副社長の解良(カイラ)喜久雄 両名から命名されトミーカイラの名とともに、チューニングブランドとして知られた存在。
2人の「いつか自分たちのオリジナルの自動車を作りたい」という想いを完成させたのが、このZZと言うことですね。そして、その夢が叶ったのは 2人が爺になってからだった… という事から ZZ(ズィーズィー)と名付けられたのもポイント。そんな 2人の夢のクルマ「Tommykaira ZZ」は、イギリスで生産され、日本に逆輸入する形で販売されてもいました。
その後、運輸省による保安基準の改正で、輸入車にて認証基準が変更され、新しい保安基準をクリアするために、ZZは車体の大幅な構造変更を余儀なくされてしまいました。206台のZZが国内に納車された後、販売中止に至りました。
400台以上のバックオーダー(受注残)を抱えての製造中止であったことから、ZZに乗りそびれた人も多かったのではないでしょうか?ZZが「幻のスポーツカー」だと言われている点ですね。
現在販売中止から15年の時を経て、Tommykaira ZZはEVとして再製造されています。設計を見直したフレーム、新しいエクステリアデザイン、力強い加速を誇るEVパワートレインなどなど。
ZZのレーシングスピリットを継承しながらも、新しくEVスポーツとしての走りを目指したクルマ。 自らハンドルを握り、ZZの新しい歴史を刻んでみては如何でしょうか?
トミーカイラZZのエクステリアデザイン等
via tommykairazz.com
何となく筆者的には、ロータスエスプリなどに似ていないであろうかと想像してしまいます。レーシングスピリットをふんだんに盛り込んだデザインではないでしょうか???
純粋にレースを公道で楽しむためだけに作られた、フロント・サイド・リアデザインと言えますね。ムダを限りなくそぎ落とすことでレースモデルという印象と実態感覚両方の感性を刺激するモデルへアップされていますね。
via tommykairazz.com
トミーカイラZZにて樹脂製フロンドウィンドウ!
電気自動車メーカーの「GLM(株)」は、「帝人(株)」と共同開発している樹脂製のフロントウインドーを搭載したスポーツタイプのEVで、「道路運送車両の保安基準(第29条)」を満たす国内認証を取得して、7月に自動車登録番号標(ナンバープレート)を取得することに成功しました。新しいフロントウィンドウのモデルとなりそうですね!
via glm.jp
トミーカイラZZにて世界初のシートベルト採用
世界初!となる量産車にて「インクジェットプリントシートベルト」を搭載。単色染めでは実現できなかった高いデザイン性をも実現したようです。
GLM㈱は、トミーカイラZZにタカタ株式会社(現在は、Joyson Safety Systems Japan株式会社)が開発した「インクジェットプリントシートベルト」を搭載。量産車のシートベルトにこの技術が採用されるのは世界初となっている様です。今月からこのシートベルトを搭載した車両の販売も開始。
一般的なシートベルトのベルト部分は、染色液に浸して色づけするため、単色でしか着色することができませんでした。このベルトは、染める工程を行うことなく、市販プリンターと同様にインクを吹き付けて印刷するインクジェット技術を使用。
これまで実現できなかった、文字や色分けした複雑な模様などを微細にディテールすることが出来き、シートベルトにもデザイン性付加することが可能となったとの事。また、タカタ社独自の表面処理技術により、強くこすっても色がつきにくく、高い耐磨耗性をも実現。
via tommykairazz.com
トミーカイラZZの内装デザイン等
ライトウェイトフレームとFRPカウルが作り出すレーシングライクな車体構成が、ルーフやサイドウインドウを持たないオープンボディとして完成。ミッドシップの低重心を目指した設計や軽量なサイドウィンドウを開けると、そこにはレーシングマシンライクな低視点のコクピットが鎮座。
削ぎ落とされたダッシュボードとレーシーなステアリングがポイント。身体はバケットシートに包み込まれ、サイドフレーム自体が、ニーサポートの役割を果たすようにタイトに設計。
via tommykairazz.com
トミーカイラZZのシャーシなど
バスタブ形状のメインフレームに、前後サブフレームから成り立つシャシー構造。低重心と軽さを極限まで追求したからの設計となっていますね。
トルクフルなパワートレインに対応していくために、シャシー設計を一から作成し直し、高強度材を用いた新断面アルミ構造は、剛性向上と軽量化を両立したライトウェイトフレームへと発展。
ツインチューブを敢えて分割することをせず、前方から後方まで曲げ加工による一体成型を施し、フロントからリアセクション間をシームレスに作り上げることで、旋回時の車体捩り剛性向上や変曲点の無い理想的な車体捻れ特性を保持。
via tommykairazz.com
サスペンション・システムでは
Tommykaira ZZが目指すのは「しなやかな足回り」。レーシングマシンさながらの車体構造に迎合する軽さや低重心を活かしたのがポイント。 サスペンションは、前後ともにシンプルなダブルウィッシュボーン方式を搭載。車高・トゥ・キャンバーといった基本セッティングをユーザーが変更できるのはもちろん、モーターがもたらす強力なトルクに対応するため、使用パーツや各部設計をアップデート、粘り強くしなやかな足回りに。 モーターをミッドシップに配置したことによる重量配分、モーターが即座に発生させる最大トルクがこのモデルの売りでしょう。2つの組合せは、リアドライブらしい蹴り出し感を生み出すのと同時に、手強いじゃじゃ馬的なハンドリングを要求してくる車でもありそうです。 この独特のハンドリングさえも、ZZの奥深いサスペンション・システムによって楽婿とが出来てしまうのが、また魅力でもありますね。
Tommykaira ZZが目指すのは「しなやかな足回り」。レーシングマシンさながらの車体構造に迎合する軽さや低重心を活かしたのがポイント。 サスペンションは、前後ともにシンプルなダブルウィッシュボーン方式を搭載。車高・トゥ・キャンバーといった基本セッティングをユーザーが変更できるのはもちろん、モーターがもたらす強力なトルクに対応するため、使用パーツや各部設計をアップデート、粘り強くしなやかな足回りに。 モーターをミッドシップに配置したことによる重量配分、モーターが即座に発生させる最大トルクがこのモデルの売りでしょう。2つの組合せは、リアドライブらしい蹴り出し感を生み出すのと同時に、手強いじゃじゃ馬的なハンドリングを要求してくる車でもありそうです。 この独特のハンドリングさえも、ZZの奥深いサスペンション・システムによって楽婿とが出来てしまうのが、また魅力でもありますね。
via tommykairazz.com
まとめ
現在、エンジン搭載型からEVモデルへと進化し、各部分も進化しいて登場したトミーカイラZZ。このモデルの新車価格は、870万円前後となっている模様。
そして新たな機能として、世界初のシートベルトの採用も行われる事となりました。純粋でピュアな走りを見せてくれるであろうEVモデルに一度は乗ってみたいですね!!!
]]>