2018年から、フォルクスワーゲンはディーゼルモデルの拡充に力を入れてきました。パサートやゴルフトゥーラン、ティグアンにディーゼルモデルが追加されましたが、本命とも言うべきゴルフにはなかなかディーゼルエンジンが設定されませんでした。もういい加減そろそろ…といったところでようやく発売されました。日本で正規販売されていたディーゼルのゴルフは3代目までで、実に21年前のことです。さて、実力はどんなものか見てみましょう。
どんなクルマ?
現在発売されている7代目ゴルフは、日本では2013年に発売されました。
先代までのプラットフォームを一新し、「MQB」という新たなプラットフォームを採用しています。これにより、走行性能・安全性・生産効率を高いレベルで実現することができました。
また、「全てのフォルクスワーゲンオーナーに最高の安全性を」という考え方に基づき、全グレードに同じレベルの安全装備を与えています。
ディーゼルの「TDI」は2019年10月1日に日本での発売が開始されました。基本的にはパサートやシャランに搭載されるものと同じエンジンですが、ゴルフに搭載されるエンジンは比較的おだやかなチューニングがなされているようです。
グレードは「TDIコンフォートライン」「TDIハイライン」に加え、特別仕様車の「TDIコンフォートラインマイスター」「TDIハイラインマイスター」が追加されました。
この特別仕様車にはDYNAUDIOサウンドシステム、液晶デジタルメーターの「Active Info Display」、駐車支援システムの「Park Assist」、レザーシートやシートヒーター等の装備が追加されており、とてもお得なパッケージングになっています。
スペック(TDIハイラインマイスター)
via www.goo-net.com
全長×全幅×全高:4,265mm×1,800mm×1,480mm
ホイールベース:2,635mm
最小回転半径:5.2m
車両重量:1,430kg
エンジン:DFG型 直列4気筒DOHC16Vディーゼルターボ
総排気量:1,968cc
出力:150ps/3,500~4,000rpm 34.7kg-m/1,750~3,000rpm
燃料タンク容量:53L
トランスミッション:7速AT(DSG)
駆動形式:FF
サスペンション:前マクファーソンストラット、後4リンク
ブレーキ:前ベンチレーテッドディスク、後ディスク
タイヤサイズ:225/45R17 Cセグメントのベンチマークと呼ばれるだけあり、尖りすぎない数字が並んでいます。前述の通りパワーは控えめで、同じエンジンのパサートは190ps、シャランは177psですが、こちらは150psに抑えられています。 全部190psで統一してもいいのに…と思いましたが、おそらくクルマの性格により変えているのでしょう。 ガソリンモデルに比べると20~30万円ほど高くなりますが、WLTPモードで18.9km/Lの燃費が身上のクルマです。頻繁に長距離を走る方なら十分に元が取れそうですね。
ホイールベース:2,635mm
最小回転半径:5.2m
車両重量:1,430kg
エンジン:DFG型 直列4気筒DOHC16Vディーゼルターボ
総排気量:1,968cc
出力:150ps/3,500~4,000rpm 34.7kg-m/1,750~3,000rpm
燃料タンク容量:53L
トランスミッション:7速AT(DSG)
駆動形式:FF
サスペンション:前マクファーソンストラット、後4リンク
ブレーキ:前ベンチレーテッドディスク、後ディスク
タイヤサイズ:225/45R17 Cセグメントのベンチマークと呼ばれるだけあり、尖りすぎない数字が並んでいます。前述の通りパワーは控えめで、同じエンジンのパサートは190ps、シャランは177psですが、こちらは150psに抑えられています。 全部190psで統一してもいいのに…と思いましたが、おそらくクルマの性格により変えているのでしょう。 ガソリンモデルに比べると20~30万円ほど高くなりますが、WLTPモードで18.9km/Lの燃費が身上のクルマです。頻繁に長距離を走る方なら十分に元が取れそうですね。
エクステリア
via www.goo-net.com
TDIと他のグレードとの差異はエンブレムとホイールくらいで、特に目立つ所はありません。
よく言えばシンプル、平たく言えば地味な印象ですが、それだけにどのようなシチュエーションでも違和感なく使えるクルマだと言えます。
スポーティーなモデルが欲しければ「GTI」や「R」というグレードがあるので、こちらであえてスポーティーさを追求する必要は無さそうです。
インテリア
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こちらもエクステリア同様、他のグレードとの差異はありません。・
「マイスター」にはレザーシートやシートヒーター、それからアクティブインフォディスプレイが標準装備となります。
アクティブインフォディスプレイはフルデジタルの液晶パネルにメーターや地図を表示させられるもので、今では各社からにたようなものが出ていますが、個人的にはフォルクスワーゲンのものが一番見やすいと思います。
また、操作のためのスイッチ類の配置がとてもわかりやすく、直感的に操作できます。運転中に複雑な操作を求められると事故につながる危険性があるため、このような工夫はとても好感が持てます。
まとめ
デビューから6年経過し、ようやくゴルフにもディーゼルモデルが設定されました。おそらくディーゼル不正問題等で導入時期が押したのかなと思いますが、少し遅かったなというのが正直な感想です。
来年あたりに次期モデルが発売される動きがあるため、このタイミングで現行の新車を買うのに抵抗を覚える方もいるでしょう。
しかし、次期モデルに最初からディーゼルが設定されるかどうかは不明確です。それに今はモデル末期であり、各部の熟成が一番進んだ時期でもあるため、ここで購入するのも間違いではありません。
派手さはないのですぐに飛びつくようなモデルではありませんが、ディーゼルの特性に合った使い方をする方で、質実剛健なクルマが欲しい方には大変オススメできる一台です。
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