2018年9月25日 更新

メディアは言わない!?ディーゼル車の“別な”特徴

BMWやメルセデスから始まったディーゼルの流行は、マツダのスカイアクティブディーゼルにより日本に浸透し、今や海外メーカーは各モデルにディーゼルエンジンを設定しています。 燃料の価格が安く、燃費もガソリン車に比べて優れていると言われるディーゼル車ですが、果たして本当にいい所ばかりなのでしょうか? 少しあまのじゃく的な考えですが、ディーゼル車について考えてみたいと思います。

メディアは言わない!?ディーゼル車の“別な”特徴

エンジンノイズの問題

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ディーゼルエンジンのネガティヴ要素としてまず思い浮かぶのが「騒音」ではないでしょうか。街中を走るトラックや、古いRV車などから連想すると思います。

最近のディーゼル車はどうかと言うと、“車内は”静かです。ディーゼルエンジン特有のノイズは上手く遮断されており、これはいいじゃないかと思うでしょう。

しかし、エンジンをかけたままクルマを降りてみると、意外と大きなノイズであることに気が付きます。
国産車はそうでもありませんが、欧州車は特にその傾向が強いようです。

高級(だとみんなが思っている)車からトラックのアイドリング音がするものですから、少し面食らってしまいます。
海外のスーパーモデルが、ホッピーを飲みながらゴールデンバットをふかしているようなものです。

乗り方の問題

Street Road Horizon · Free photo on Pixabay (44225)

ディーゼル車とガソリン車は特性がまるで違います。性格をよく理解した上で乗らなければ、クルマの不調を招く恐れがあります。

一般的にディーゼル車は使える回転域が狭いです。レブリミットが3,500rpmくらいで、タコメーターは5,000rpmまでしか切られていなかったりします。

これは、ディーゼルの爆発力がガソリンに比べ大きい事に由来します。一回の爆発が大きいため、そこまで回転数を上げることができないのです。

しかし逆に見れば、爆発が大きいため回転数を上げずともパワーを引き出せると言えます。
ガソリンエンジンと違い、回せば回すほどパワーが出るわけではないため、回転数を引っ張ってシフトアップするようなスポーツ走行には一般的には不向きです。

詳細は後述しますが、一度エンジンを掛けてから切るまで10kmも乗らないような人は、ディーゼル車は不向きです。DPFと呼ばれるフィルターにススが溜まり、不調の原因となります。

ススの問題

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一昔前のディーゼル車は、見た目にも体に良くなさそうな黒煙を吐いて走っていました。それにはPM(粒子状物質)とNOx(窒素酸化物)が含まれていましたが、現在のディーゼル車にはそれを捕捉する「DPF」と呼ばれるフィルターが付けられています。

一部、アドブルーと呼ばれる尿素水を排気に添加し浄化するシステムを採用しているメ―カーもありますが、現在乗用車はほとんどDPFを採用しています。

このDPFはフィルターなので、使用しているうちに目が詰まってきます。詰まってきたらどうするのかというと、高温の排気ガスで焼いてススを飛ばしてしまうのです。

一般的にDPF再生と呼ばれ、最近は走行しながらDPF再生ができるクルマがほとんどです。

かつては走行中にランプが点くと停車し、DPF再生のボタンを押してアイドルアップしススを焼き飛ばしていましたが、今のクルマは特別な操作等は必要なく、走行中に回転数を高め、アイドリングストップをキャンセルして自動的にDPF再生をしてくれます。

ここで前段の最後の部分が掛かってきます。

走行距離が短い場合、いつまでもDPF再生が終わりません。常に余計な燃料を消費し、アイドリングストップも作動せず、燃費の悪い状態で走らなければなりません。

普段から長距離を走らない使い方をする人は、ガソリン車の方が向いているかもしれません。

価格の問題

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クルマ好きな人なら、国内外のメーカーがこぞってディーゼルを推しているのに疑問を持つはずです。日本ほどディーゼル車に向かない環境はないのに、どうしてこんなに?と。

自動車メーカーが明言するわけはないのでこれは筆者の想像ですが、価格の問題ではないかと思います。

つまり、「大衆車は高く、高級車は手頃に」といった戦略です。

一般的にクルマは本体価格が高ければ高いほど利益率も高くなりますが、200万円以下の大衆車ではクルマ一台から取れる利益は多寡が知れています。

となれば、メーカーは少しでも大衆車に付加価値を付け、価格を吊り上げたい所でしょう。

反対に、高級車は値段が高く、利ざやは大きいですが、沢山売れるものではありません。
しかしいつか乗ってみたいと思っている潜在的ファンは多いため、少しお手頃な価格帯のモデルを出せば売り上げは望めます。

ディーゼルエンジンは大衆車向け実用エンジンよりもコストが掛かりますが、高級車の上級グレードが積むようなV8ツインターボよりは安く作る事が出来ます。

長々と筆者の想像を述べるのも何ですから、価格の一例を挙げてこの項目を締めたいと思います。

・マツダ「デミオ」

15C(ガソリン)/1,496cc/FF/6AT:1,393,200円
XD(ディーゼル)/1,498cc/FF/6AT:1,814,400円

・メルセデスベンツ「Sクラス」

S600ロング(ガソリン)/5,980cc/FR/7AT:23,570,000円
S400dロング(ディーゼル)/2,924cc/FR/9AT:14,610,000円

まとめ

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ここまで読むと、筆者はディーゼル車が嫌いなのかと思われそうですが、全くもってその逆です。パワフルなディーゼル車は大好きです。

パジェロやランドクルーザー等のような重量級SUVや、ハイエース等の商用車を力強く加速させるディーゼルターボのフィーリングは、クルマ好きなら誰しも興奮する点です。また、ディーゼルエンジンの有り余るトルクに身を任せ、高いギアで悠々と高速巡行するのもとても心地がいいものです。

しかし、街乗りしかしないユーザーに、きちんと説明しないままディーゼル車を販売している現状はどうでしょうか。

使い方が合わず、トラブルが発生し、結果としてディーゼル車の人気が無くなり、メーカーが自分の首を自分で締めるような事態に陥りはしないでしょうか。

クルマ好きとして、せっかく復活したディーゼル車がまた消えていくのは寂しく思います。様々なメディアはディーゼル車の利点のみを取り上げて誉めそやしていますが、デメリットも含めて全てを伝え、ユーザーによく考えさせて選ばせる事が必要なのではないかと思います。
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