日産ノートe-POWERのハイブリッドシステムのメリット・デメリットとは?

走行時の動力は100%モーターである日産のノートe-POWERは他社のハイブリッドモデルにはない走行性能を実現しています。どのような点がメリットで、どのような点がデメリットなのか?紹介していきます。

ノートe-POWERの概要

日産:ノート [ NOTE ] 電気自動車 (e-POWER) | 外観・内装 (53721)

ノートe-POWERは、日産が2016年から製造・販売しているコンパクトカーのハイブリッドモデルであり、2代目ノートのマイナーチェンジによってラインナップされました。ノートは元々日産の代表的なコンパクトカーであり、2005年から初代のモデルが販売されており、2代目のモデルは2012年から販売されています。 このe-POWERシステムは、エンジンで発電した電力をバッテリーに一旦蓄え、その電力でモーターを駆動して走行する方式であるシリーズ方式ハイブリッドシステムを採用しています。なのでガソリンはあくまで発電用の燃料としてのみ使用されているので、動力は100%モーター駆動です。
同社の100%電気自動車であるリーフに採用される駆動モーターとインバーターユニットが搭載されているので、電気自動車に匹敵する瞬発力・加速力・静粛性を実現するとともに、2.0Lターボエンジン並みの太いトルク特性で力強い走行をしてくれます。
このe-POWERシステムはノートに初めて採用され、現在では同社の代表的なミニバンのセレナにも採用されています。

e-POWERシステムのメリット

①常に電気自動車と同様の走行性能

日産:ノート [ NOTE ] 電気自動車 (e-POWER) | 走行性能 (53728)

他車のハイブリッド車では、低速走行時はEV走行、中速・高速走行時はエンジンとモーターの両方を使用しての走行が基本ですが。e-POWERシステムは、走行速度に関わらずに常にモーターのみで走行します。なので加速性能などはモーターに100%に依存いているので、発電用エンジンの音は走行時に聞こえてきますが、常に電気自動車と同様の走行性能を実現してくれます。

②e-POWER Driveの魅力

日産:ノート [ NOTE ] 電気自動車 (e-POWER) | 走行性能 (53729)

ノートe-POWERには3つの走行モードがあり、NORMALモード・Sモード・ECOモードがあります。NORMALモードは通常の車と同様の操作でドライブできます。しかし、e-POWER DriveモードのSモード・ECOモードでは回生ブレーキが強くなり、アクセルペダルを離すだけで最終的には車の停止まで行ってくれます。(※緊急時はブレーキを使用してください。)そしてSモードでは加速性能も向上されるので、モーターの力強い加速を体験することができます。

③e-POWER Driveで燃費に貢献

ノートe-POWERの燃費を考えた走行方法として、e-POWER Driveの有効活用になります。e-POWERシステムの特徴として、通常のブレーキ操作では電力の回収は行われません。e-POWER Driveのモードのアクセルを離した時の回生ブレーキのみに電力が回収されます。よって、燃費を考えるとECOモードが最適で、街乗りには特にストップ&ゴーの機会が多いので、アクセルのみのワンペダル走行を行っていると、自然と燃費向上を実現してくれるのです。

e-POWERシステムのデメリット

①高速道路走行時の燃費性能

高速道路走行時の燃費性能は他社のハイブリッドシステムより劣ります。高速では走行に大きなパワーを使用するので発電用エンジンはほぼ稼働しっ放しで、ガソリンを多く消費します。さらに高速巡行時は止まることがないため、e-POWER Driveの燃費向上のためのワンペダル走行での減速時の回生ブレーキも少なくなるからです。この点で街乗りに比べると燃費性能は劣ってしまいます。

②NORMALモードでは燃費は向上しない

メリット③と重複しますが、これはe-POWER Driveの機能を好まない人にはデメリットになります。
e-POWER Drive時のアクセルを離した時の回生ブレーキのみで電力を回収するため、NORMALモードでのブレーキ操作では燃費向上は期待できません。

まとめ

今回は日産ノートe-POWERのハイブリッドシステムのメリット・デメリットを紹介してきました。高速道路を頻繁に使用せずに、アクセルペダルのみのe-POWER Driveが魅力的であるならば、ノートe-POWERは価格も200万円台で魅力的なハイブリッドモデルになります。気になられた方は是非一度試乗してみてはいかがでしょうか?
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