「ノート」が初のトップ、2018年度上半期の登録車販売台数

日本自動車販売協会連合会が4日に発表した、2018年度上半期の車名別販売台数速報によると、日産の「ノート」が登録車で初のトップとなりました。また、同時に発表された9月度の販売台数でも「ノート」が2位に大差を付けてトップとなっています。

2018年度上半期(4〜9月)乗用車通称名販売台数ベスト10

日産セレナ

日産セレナ

1位 日産 ノート 63.303台(92.5%)
2位 トヨタ アクア 62.220台(99.5%)
3位 トヨタ プリウス 54.388台(69.1%)
4位 日産 セレナ 47.472台(126.6%)
5位 トヨタ ヴィッツ 46.213台(105.0%)
6位 トヨタ カローラ 46.114台(130.0%)
7位 トヨタ ルーミー 44.414台(121.9%)
8位 ホンダ フィット 41.929台(86.5%)
9位 トヨタ ヴォクシー 40.746台(99.0%)
10位 ホンダ フリード 39.668台(76.8%)
トヨタクラウン

トヨタクラウン

トップとなった「ノート」や、2位の「アクア」も含めてベスト10の内、6台が前年比割れとなった上半期。それでも日産の「セレナ」 やトヨタの「カローラ」は大幅に前年比を上回っています。また、「プリウス」は前年比60%台にまで落ち込みましたが、それでも54,388台とヒット車種であることは間違いありません。 ベスト10以外では、「プリウス」以上に落ち込みが深刻なのがSUVの「C-HR」です。SUVブームはまだまだ続くと見られていながらも、前年比59.9%となってしまいました。スバルの「インプレッサ」が67%と大崩れ。これは不正疑惑が影響しているせいとみられていおり、不正のあとに登場した「フォレスター」は順調に売り上げているのと裏腹の結果となっています。 他にはフルモデルチェンジされた「クラウン」が前年比1.8倍、「リーフ」が2.5倍と絶好調。旧型との比較で10倍以上売れていた「カムリ」は、新型となった前年よりも勢いがなく80%台という前年比で、早くもセダン復権に黄信号が点灯しています。

乗用車通称名別販売台数ベスト10

スバル フォレスター

スバル フォレスター

1位 日産 ノート 13.589台(87.8%)
2位 トヨタ アクア 10.019台(77.7%)
3位 トヨタ プリウス 9.564台(72.0%)
4位 日産 セレナ 9.402台(114.8%)
5位 トヨタ カローラ 8.732台(157.4%)
6位 ホンダ フリード 8.091台(74.9%)
7位 トヨタ ヴィッツ 7.626台(118.5%)
8位 トヨタ シエンタ 7.314台(84.3%)
9位 ホンダ フィット 7.310台(82.9%)
10位 トヨタ ルーミー  7.237台(102.1%)
トヨタカムリ

トヨタカムリ

同時に発表された9月度は、「ノート」が2位「アクア」に3千500台以上の大差でトップ。「カローラ」はカローラスポーツの効果で前年比150%越えで好調さをキープ。ベスト10圏外に目を移すと、やはり「クラウン」が前年比257%と相変わらず絶好調で、EVの「リーフ」も好調に推移してます。 またスバルの「フォレスター」も前年比326%で5,154台となり、SUVのライバルの一角である日産の「エクストレイル」とマツダの「CX-5」を上回った。そしてコンパクトSUVの「ヴェゼル」や「C-HR」まで射程距離におさめた。 逆に落ち込んでいるのがトヨタの「カムリ」です。上半期でもそうでしたが、9月度ではさらにその落ち込みは大きく、なんと前年の半分となった。前年の9月はカムリがフルモデルチェンジした後で、話題も大きくセダンとしては久々の注目車種となっていました。それがわずか一年で半分になってしまったのです。この状況は現在絶好調の「クラウン」は大丈夫なのかと思ってしまうほどです。

まとめ

ホンダCR-V

ホンダCR-V

今後の注目は、新たにハイブリッドが加わった「XV」や、3列シート車が加わった「シエンタ」がどのくらい台数を上積みできるのか、新型の受注を開始したホンダの「CR-V」、さらに発売日が未定ながらもマツダの「アクセラ」やホンダの「インサイト」など、2018年後半に向けて目が離せません。
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