定期お届け!5月リコール情報。電気系や材質などによるリコールが発生

久しぶりにエアバッグ関連のリコール届けが申請されなかった月でした。また、普段よりリコール申請も少なかったように思います。そんな中、筆者が重要だと思うリコールを記事にして紹介します。

トヨタのリコール

届出者の氏名又は名称 トヨタ自動車株式会社
不具合の部位(部品名)  灯火装置(前照灯) 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
前照灯において、タクシー用途等で使用する際、想定を超えて長時間点灯し続けると、バルブからの熱と紫外線により反射板のアルミ蒸着が剥離することがある。そのため、そのまま使用を続けると、集光不足となり、光度が徐々に低下し最悪の場合、保安基準第32条(前照灯の基準)を満足しなくなるおそれがある。 改善措置の内容 全車両、前照灯の反射板を対策品に、レンズを新品に交換する。 クラウン1車種で発生しています。製作期間の全体の範囲は、平成25年1月7日~平成27年9月18日で、合計405台となっています。タクシー用途などの場合に発生するとのことですが、それ以外の用途の方でも対象モデルにお乗りの方は、早めに交換してもらうのが良いでしょう。
 (61700)

日産のリコール

届出者の氏名又は名称 日産自動車株式会社
不具合の部位(部品名) 制動装置(ABSアクチュエータ) 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
ABSアクチュエータにおいて、指定されている種類以外など性質が不安定なブレーキ液への耐性が不足しているため、バルブ表面の亜鉛メッキにゲル状物質が生成され、バルブの摺動性が悪化する場合がある。そのため、バルブが正常に閉じない場合、液圧が低下しブレーキペダル操作時にペダルストロークが深くなり、制動距離が長くなるおそれがある。 改善措置の内容 全車両、ABSアクチュエータを内部洗浄後、作動確認を実施し、引掛りがある場合は対策品に交換する。また、全車両、亜鉛メッキの腐食を抑制する効果のあるブレーキ液に交換するとともに、ブレーキ液の種類を刻印したリザーバーキャップを交換し、またブレーキ液の種類を記載した取扱説明書を変更する。 ムラーノ・エルグランドの2車種で発生しています。製作期間の全体の範囲は、平成20年9月1日~平成27年7月23日となっていて、90,222台が対象です。不具合が、131件発生していますので、早めに点検してもらいましょう。
 (61701)

ボルボのリコール 2種類

届出者の氏名又は名称 ボルボ・カー・ジャパン株式会社
不具合の部位(部品名) 原動機(エンジンコントロールモジュール) 基準不適合状態にあると 認める構造、装置又は性 能の状況及びその原因
エンジンコントロールモジュールのプログラムが不適切なため、酸素センサーに煤が堆積することがある。そのため、酸素センサーの応答時間が長くなり、エンジンの警告灯が点灯して、排出ガスが基準を満足しなくなるおそれがある。 改善措置の内容
全車両、エンジンコントロールモジュールのプログラムを対策プログラムに書き換える。 複数のモデルで発生しています。輸入期間の全体の範囲は、平成27年6月16日~平成31年2月6日で、20,510台が対象です。不具合が、117件発生していますので、対象モデルのユーザーは、早めにプログラムを書き換えれもらいましょう。
 (61706)

不具合の部位(部品名) エンジン冷却装置(ブリーダーホース) 基準不適合状態にあると 認める構造、装置又は性 能の状況及びその原因
エンジン冷却装置において、ブリーダーホースの材質が不適切なため、耐熱性が不足しているものがある。そのため、熱により当該ホースに亀裂が生じ、冷却水が漏れ警告灯が点灯して、最悪の場合、火災に至るおそれがある。 改善措置の内容
全車両、ブリーダーホースを対策品に交換する。 XC90モデルで発生しています。輸入期間の全体の範囲は、平成27年12月25日~平成28年6月24日で、318台です。不具合や事故は、発生していないのですが、最悪の場合火災になるとのことですので、注意が必要なリコールですね。
 (61708)

BMWのリコール 2種類

届出者の氏名又は名称 ビー・エム・ダブリュー株式会社
不具合の部位(部品名)  車幅灯(ヘッドライト コントロールユニット) 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
ヘッドライトにおいて、ヘッドライトコントロールユニットのプロ グラムが不適切なため、ヘッドライトを点灯させると車幅灯が消灯する。そのため、保安基準第34条(車幅灯の基準)に適合しない。 改善措置の内容
全車両、ヘッドライトコントロールユニットのプログラムを対策プログラムに書き換える。 ミニJCW クロスオーバーで発生しています。製作期間の全体の範囲は、平成29年2月15日~平成30年1月18日で、 306台が対象です。保安基準を満たさなくなるだけでなく、事故等にも繋がりやすくなるリコールですので、所有者の方は、早めに対策してもらいましょう。
 (61711)

不具合の部位(部品名)  動力伝達装置(プロペラシャフト) 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
動力伝達装置において、プロペラシャフトの接続部の形状および加工方法が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。このため、接続部の嵌合が弱くなり、当該プロペラシャフトが走行中に動力を伝達することができず、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。 改善措置の内容
全車両、プロペラシャフトを対策品に交換する。 M3・M4モデルで発生しています。製作期間の全体の範囲は、平成28年3月31日~平成28年9月29日で、232台が対象です。最悪の場合走行不能になってしまいますので、早めに対策してもらいましょう。
 (61713)

まとめ

筆者は、毎月リコール情報を定期お届けとして記事にしています。久しぶりにエアバッグのリコールは、届出されませんでした。また、リコール届出件数も普段より少なかったように思います。皆さんが安心して車に乗り続けてもらうためのリコールでも有りますので、対象のモデルを所有の方は、早めにディーラーなどにご連絡しましょう。
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