新型トヨタ カローラセダンが、初お披露目。来年から販売スタート!

2019年に発売予定の新型トヨタカローラセダンが、広州国際モーターショー2018で初披露されました。カローラは、販売開始から半世紀以上のロングランモデル。今回の新型では、あらゆる部分でグローバルデザインを推し進めることで、カローラの価値をさらに高めていくモデルとなっています!

新型トヨタ カローラセダンの概要等

公開された動画①

New Corolla and Levin Guangzhou Motor Show reveal video

トヨタは、11月16日に開幕した中国広州国際モーターショーにて、新型カローラシリーズのセダンを世界で初めてお披露目しました。 新型モデルでは、基本性能をアップデートしたGA-Cプラットフォームを採用し、国・地域のユーザー特性に合わせて、アクティブさを強調したスポーティモデルと、上級感をたっぷり付加したプレステージモデルの2タイプを設定して発売していく計画。 2019年春に米国・欧州で先行販売を開始。2019年中以降には、中国などを含めて世界150以上の国・地域で順次発売開始となる予定。 なお、日本国内では、スポーティモデルのカローラをベースにして、日本のユーザーや道路環境に合わせて専用仕様のセダンおよびワゴンを2019年内に発売する方針で進められています。

公開された動画②

New Corolla design movie (Sporty model)

トヨタカローラってどんなクルマ?

実に1966年からトヨタ自動車で製造・販売しているのが、カローラ。既に半世紀以上(52年)を迎えたロングセラー商品となっています。日本国内仕様として同車は、10代目までが製造・販売されておりました。 11代目からは、日本ではカローラアクシオ、世界的にはカローラという位置づけとなり、サイズ・パワートレインなどを変更して販売されています。 現行型11代目となるカローラアクシオは、日本国内モデルとして製造・販売されています。日本では、「5ナンバーサイズであることがカローラである」というユーザーに、トヨタが配慮した結果であるとも言えます。 一方海外では、5ナンバーサイズではなく拡張された空間を提供するカローラ(レビン)として販売されています。11代目では、世界と日本で同じように思えるカローラは、サイズの違い等で別モデルとなっています。 今回の新型モデル登場では、トヨタとしてもグローバル化を更に進めた結果、世界基準を採用したモデルを日本国内にも展開していく決断をしたのかもしれません。それは、3ナンバー化されたカローラの日本国内販売。 一方で、筆者は少し悩む部分も有ります。それは、国内モデルの発表内容から推察した場合です。「日本のお客様や道路環境に合わせて最適化した専用仕様のセダン」と発表されました。専用仕様のセダンとは、「5ナンバー仕様にサイズダウンする?」という意味も含まれるやも知れないという発想です(筆者の個人的な意見)。

現行カローラアクシオ(日本国内モデル)画像

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新型トヨタ カローラセダンのエクステリア等

米国で販売されているカローラ2018モデル画像

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トヨタの新グローバル基準を示している新型カローラは、クルマづくりの構造改革として、トヨタが掲げている「Toyota New Global Architecture」(TNGA)の取り組みをベースにしています。 2018年夏に発売開始したハッチバックや、2019年初旬に欧州などで発売スタートするワゴン等、さらにグローバル化するべくプラットフォームを統一し、高効率的な開発を行うことで商品力の大幅な向上を目指したモデル。 現在では、多くの国々で発売しているカローラシリーズ。トヨタでは、さらに1サイズ化することで、効率的・効果的にカローラの向上を行いたいという思いが見えてきます。 エクステリアは、「シューティング・ロバスト」(骨格で魅せる逞しさとアクティブさを併せ持つデザイン)をコンセプトにしています。GA-Cプラットフォームの採用(現行プリウス・C‐HRに採用済み)により、現行型より全高を下げて、トレッド(幅)を広げることで、踏ん張り感のある低重心でスポーティなシルエットを構成。 新型では、現在の日本カローラアクシオのデザインを継承するのではなく、欧米等で2018年モデルとして販売しているカローラ(レビン)を継承していることも上記画像から推察されます。 新型のフロントマスクは、トヨタグローバルデザインであるキーンルックとなっています。このデザインが、現行モデルよりエッジを利かせた仕様に!ヘッドライトは、先に販売開始されたハッチバックタイプとシンクロするようなデザインに仕上がっています。

新型トヨタカローラフロント画像

https://newsroom.toyota.co.jp/ (50921)

via https://newsroom.toyota.co.jp/
新型カローラのサイズ
全長×全幅×全高=4,640㎜×1,780㎜×1,435㎜ 現在の日本のカローラアクシオのサイズ
全長×全幅×全高=4400㎜×1695㎜×1460㎜ やはり新型カローラは、一回り大きいサイズに拡大され、日本基準では、3ナンバーサイズになっております。元々欧米のように体の大きい人が乗るのには、窮屈な空間となりえる5ナンバーサイズ。これを解消するために諸外国のカローラは、早い時期からサイズアップしていたといえます。

新型トヨタカローラのサイド画像

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すっきりとしたリアビューに仕上がっています。特にリアのテールランプデザインが、細長く仕上がっており、丹精なリアビューを形成しています。 販売国によってスポーティ、または上級プレステージタイプの2種類構成となる予定ですが、日本国内へは、スポーティモデルの販売となることが、公表されています。

新型トヨタカローラのリア画像

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新型トヨタ カローラセダンの内装デザイン等

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内装デザインンでは、「センシュアス・ミニマリズム」(シンプルでありながら感性に響くデザイン)をコンセプトワードにしています。薄型インパネディテール、そして心地よい開放感のある空間形成を演出しています。 すっきりとシンプルにしていくためにセンタークラスター構造を採用し、集約された機能パーツとの統合も新型の特徴点。 このモデル画像は、中国広州国際モーターショー出品画像です。中国では、上級プレステージモデルが販売される予定。画像からもわかる様に、日本ユーザーからすると、カローラにかなりの高級感を付加したモデルとなっていることが想像できます。インパネ周り、シート素材等かなりグレードアップしています。 上下の内装画像は、中国仕様新型トヨタカローラ。
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新型トヨタ カローラセダンのパワートレイン・安全装備等

パワートレインに関して
国・地域のユーザー特性・法律を考慮して、サイズは統一されていても、パワートレインは、複数、もしくはパワー調整されたユニットが採用される予定。 基本ユニットは、2000㏄ Dynamic Force Engineを搭載し、Direct Shift-CVTまたは6速MTミッションを採用。トヨタでは、ニーズ合わせた様々なパワートレーンを設定し、走行性能・環境性能を国ごとに向上して提供するとも公表しています。 新型カローラでは、最新のハイブリッド技術を搭載したモデルも登場予定。トヨタでは、新たに90以上の国・地域に投入することで、電動車両の更なるグローバル化を計画。 安全装備に関して
最新のToyota Safety Senseの設定を国や地域ごとに別けてカスタム搭載していくことで、より安全な車を推進・普及していく予定。安全運転だけでなく、安心して車を所有することの出来るように、地域ごとにトヨタコネクティッド、Apple CarPlayやAmazon Alexaなどを標準搭載しています。

まとめ

日本国内のカローラが、5ナンバーサイズから3ナンバーサイズになって登場しそうです。これは、既に販売開始されているカローラスポーツ(ハッチバック)でも3ナンバー化されていることからも推察できる部分。 グローバル基準に日本国内も統一していくというトヨタの姿勢でもあります。新型カローラは、2019年第3四半期には日本に登場すると筆者は予想します。新型カローラの国内登場が楽しみ!
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