スポーツカーよりも速い!アメ車の仰天ピックアップトラック3選!

日本では、あまりメジャーではないピックアップトラックですが、アメリカでは大人気です。保険料や税金が乗用車やスポーツカーに比べて割安なため、年齢層を問わず人気があります。日本ではトラック=荷物を運ぶクルマというように考えがちですが、あちらではどうやらスポーツカーを兼ねることがあるようです。今回は、スポーツカーを超える性能を持ったピックアップトラックについて見ていきたいと思います。

フォード F-150 ラプター

2019 Ford® F-150 Truck | America's Best Full-Size Pickup | Ford.com (54260)

アメリカで一番売れているクルマというかトラックの「フォードF-150」のスポーツモデルに位置付けられるのがこちらです。 V6 3.5Lのエコブーストエンジンを搭載し、450hpの最高出力と691Nmの最大トルクを発揮します。
組み合わされるトランスミッションは10速ATで、書くだけヤボですが燃費は約6.8km/lとのこと。 見た目通りオフロードが得意なピックアップトラックで、FOX製のショックや電子式リアデフロック、トルセン式フロントデファレンシャル、テレインマネジメントシステムをはじめとする、数種のオフロード向けドライバーエイドを搭載しています。 5,890×2,459×1,994mmという特大のボディーが目を引くスーパークルー(4ドア)と、2ドアのスーパーキャブも用意されていますが、それでも全長は5,588mmもあります。 日本では持て余しそうなクルマですが、いつかは乗ってみたいクルマです。 ちなみに2019年モデルの新車のお値段は、52,855ドルから。

フォード F-150 SVTライトニング

Ford F-Series - Wikipedia (54261)

上記のラプターのご先祖様にあたるのが、こちらのF-150SVTライトニングです。おそらく、映画「ワイルドスピード」で、チューニングショップの配達車に使われていたのを覚えている方もいるでしょう。 こちらはラプターと違い、オンロードでの速さを追求したモデルです。 エンジンは5.4LのSOHCV8エンジンにスーパーチャージャーが組み合わされ、後期モデルでは380psを発揮していました。 組み合わされるトランスミッションは4速ATのみでしたが、カー&ドライバー誌の0-60マイル(97km/h)テストでは驚異的な5.2秒という記録を叩き出しています。 走りの装備としては、LSDやATFクーラー、モンロー製ショックアブソーバー(2002年モデルからはビルシュタイン製に変更)などがありました。 ラプターに比べると見劣りするスペックかもしれませんが、5.4LのV8エンジンという所が実にアメリカ的です。 後輪駆動で後ろが板バネという事を考えながら運転すると、さらにドライブが刺激的になる事でしょう。

ダッジ ラム SRT-10

Dodge Ram SRT-10 - Wikipedia (54262)

上記のF-150SVTライトニングがデビューした数年後、ダッジが出した答えはピックアップトラックにバイパーのV10を載せる事でした。 ダッジラムの限定車として販売されたこのモデルの特筆すべき点は、やはり何と言ってもV10エンジンです。 8.3Lで507psを叩き出すV10が搭載されたこのクルマには、0-60マイル加速が4.9秒、最高速が147マイル(248km/h)と、スーパーカー並みの数字が並べられています。 組み合わされるトランスミッションは4速ATと6速MTで、駆動形式はFRのみでした。 足回りは標準のダッジラムよりも低められ、ビルシュタイン製のショックアブソーバーと専用の強化スプリングが組み合わされていました。 タイヤは305/40R22という、見たこともないようなサイズのピレリ製が奢られています。 外見はバイバー風のホイールやボンネットのエアスクープ、そしてレーシングストライプ等の特徴が与えられ、一目見ただけでヤバい奴と分かる仕様になっています。 ちなみに、このクルマは世界で最も速いトラックとしてギネスブックに認定されています。

まとめ

Dodge Ram SRT-10 - Wikipedia (54263)

ところ変われば、とは言いますが、国土が広大だとクルマのスケールも段違いになるものだなと改めて思いました。 地球とお財布に優しくないクルマ達ですが、クルマ好きならばこのような豪快なクルマに一度は乗ってみたいも のです。 今回紹介したクルマは少数ながら日本にも入ってきており、時たま中古車サイトでも見かけることがあります。 値段や距離数などをチェックしておき、「宝くじが当たったら買うものリスト」に入れておきましょうかね。
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