ミニバンカテゴリーにおいて日産・セレナは確実に1番売れています。もともと結構高い人気を得ていましたが、e-POWERを追加設定してからはいよいよ販売は絶好調となっています。しかし、e-POWER人気だけがセレナの魅力ではありません。「セレナの魅力」、ひとつここで再検証してみましょう。
セレナの変遷
熾烈な販売競争が真っ盛りのミニバンカテゴリーですが、2018年上半期で国内販売台数1位を獲得したのは日産・セレナです。ファミリー向けユースが多いこのカテゴリーで多くの支持を集めたわけですが、それだけの理由があるわけです。
現行モデルは2016年8月に登場していますが、1994年5月に登場した初代セレナはそんなに脚光を浴びたモデルでもありませんでした。
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ちなみにミニバンスタイルを国産初で展開した際は「日産・バネットセレナ」という名称でしたが、1994年5月に車名を「日産・セレナ」に変更しています。「1ボックスカーは商用バン」という当時の強いイメージを払拭する作戦に出たわけです。
こうしてミニバンカテゴリーが生まれてきました。セレナはその草分け的な存在とも言えます。
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2代目は1999年6月に登場、現行車に近いデザインになっています。この2代目はワゴン専用車として開発され、この当時の大ヒット車だった低い床面のホンダ・ステップワゴンに対抗した開発路線になっています。
従来のFRレイアウトはFFレイアウトに変更され、乗用タイプのミニバンでは初となる両側スライドドアの専用プラットフォームを導入。シフトレバーもフロア式からコラム式となり、前席間のウォークスルーができるようになっています。
搭載エンジンはFF、4WDともに145馬力2Lと150馬力2.5L直噴ディーゼルターボの2種類、ミッションはガソリンエンジンがCVT、ディーゼルターボエンジンが4ATです。
セカンドシート、サードシート共に800mm以上のスライド量があるロングスライドレールが売り物で、スペースアップが大幅に実現しています。
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3代目は2005年5月に登場。全長4.7m×全幅1.7mという5ナンバーサイズはキープしながら、大きなサイドウインドウとなり、開放感と視界の良さをアピールしたデザインになっています。
インテリアはアクティブ&ルーミーをテーマに、アシスト部とセンター部に大きなオープントレイのある2段構成のインストルメントパネルが特徴的です。
2L 直列4気筒エンジン(FF:137ps/4WD:129ps)で、インストシフトノブタイプのエクストロニックCVTと組み合わせられています。
2012年8月には、新ハイブリッドシステム「スマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)」を搭載したモデルが登場。従来から搭載しているECOモーターのエネルギー回生発電量と出力を高めることで補助原動機として、更にサブバッテリーをエンジンルームに追加。これでシンプル&コンパクトなハイブリッドシステムを実現しています。
ハイブリッドシステムすべてがエンジンルームに収まっているので、クラス最大の室内空間はそのままに、クラスNo.1の低燃費を実現しています。
4代目現行モデル
4代目となる現行モデルは2016年8月に登場です。ミディアムクラスミニバンは寸法が決まっているので、各社特徴を出すのは大変かもしれませんが、セレナはかなりスマートさを強調したスタイルになっています。
当初は2L 直列4気筒直噴エンジンとシンプルハイブリッドだけでの展開でしたが、今年2月にe-POWERが追加設定されています。
このe-POWERが出てからの販売はまさに絶好調です。燃費は何とJC08モード26.2
km/L!、更にエコだけではないのがe-POWERの魅力です。
エンジンを発電装置として専用化し、電気モーターだけでタイヤを駆動させます。燃費のよさもさることながら、ドライブフィールが新鮮だというのもユニークな点です。
それはアクセルペダルだけで加速や減速ができるからで、e-POWERでのドライビングの大きな特徴です。100%モータードライブの「Normalモード」に加えて、アクセルペダルだけで加減速できる「e-POWER Drive」があります。面白さも味わえますが、アクセルペダルとブレーキペダルの踏みかえ頻度も減るので、効率のいい運転ができるということにもなります。
e-POWERはモーターで駆動するので電気自動車ですが、エンジンを発電に使うので充電は不要、ガソリンスタンドで給油すれば走り続けることができます。
それでいて電気モーターで走るEV方式は、ピュアEVと同様に充分なパワー&トルクがあります。静粛性にも非常に優れ、車内で会話、音楽もじっくり楽しめます。
ただし、セレナの魅力はe-POWERだけではありません。
「使いやすさ」の魅力
まずは広い室内空間です。セレナは、室内の長さと幅がミニバンクラスでNo.1です。
室内長3,240mm、室内幅1,545mmということで、1列目から3列目まで、どこに座ってもゆったりくつろげます。
数値以上にも広さが感じられる室内は、豊富なシートアレンジに加え、シートベルト内蔵式のる2列目シートは、チャイルドシートを装着したままでも3列目の乗り降りができ、非常に便利です。 室内へのアクセスは「ハンズフリーオートスライドドア」でこれも便利です。子供を抱っこしたまま、キーをバッグやポケットに入れたままでも、足先をドアのセンサー下に入れるだけで自動開閉できます。 後側方の安全確認にも配慮したのが「スマートアップサードシート」で、これは低位置格納式のサードシートのことです。これで3列目シートを跳ね上げてもリヤサイドガラスがほとんど隠れません。 同様に、三角窓からの視界を大幅に向上したのがスリムなフロントピラーで、右左折時に側方の安全確認は特にしやすくなっています。
数値以上にも広さが感じられる室内は、豊富なシートアレンジに加え、シートベルト内蔵式のる2列目シートは、チャイルドシートを装着したままでも3列目の乗り降りができ、非常に便利です。 室内へのアクセスは「ハンズフリーオートスライドドア」でこれも便利です。子供を抱っこしたまま、キーをバッグやポケットに入れたままでも、足先をドアのセンサー下に入れるだけで自動開閉できます。 後側方の安全確認にも配慮したのが「スマートアップサードシート」で、これは低位置格納式のサードシートのことです。これで3列目シートを跳ね上げてもリヤサイドガラスがほとんど隠れません。 同様に、三角窓からの視界を大幅に向上したのがスリムなフロントピラーで、右左折時に側方の安全確認は特にしやすくなっています。
プロパイロット
高速道路同一車線自動運転技術「プロパイロット」もセレナの魅力です。
高速道路では単調な長時間の巡航走行や渋滞走行も避けられません。セレナのプロパイロットは、こうしたシーンで、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をドライバーに代わって自動で制御する機能です。高速道路の運転で感じるストレスが大幅に減り、ロングドライブが、これまで以上に楽になります。
特に遊び尽くした後のドライブなどでは疲労を大きく低減するので、安全走行につながります。
先進の安全装備
セレナは「サポカーS ワイド」「サポカー」に該当しています。
自動ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライト(自動切替型前照灯など)の採用、更にはメーカーオプションで車両後方のカメラ映像をミラー面に映し出すインテリジェント ルームミラーも装着でき、2列目、3列目に乗っている人やヘッドレスト、荷室に積んだ大きな荷物などで見にくくなりがちなルームミラーの後方視界を大きく改善しています。夜間や悪天候時でもクリアな後方視界です。
インテリジェント パーキングアシストもメーカーオプションですが、駐車枠を指定すれば、自動でハンドル操作を行って枠の中への駐車をサポートする大変便利な駐車支援システムです。
上空から見下ろしているかのような映像をメーター内ディスプレイに映し出すインテリジェント アラウンドビューモニターも好評です。
ミニバン販売ナンバーワン
セレナはまさに魅力がいっぱい!ミニバン販売ナンバーワンを維持しています。ここまで紹介したように、それにはセレナの充実した機能性があるからに他なりません。
バリエーションが豊富なのもセレナの魅力です。ベーシックなS- HYBRID、人気のe-POWER以外にも、スポーティなNISMO、内外装に高級装備を施したAUTECHもあります。まさにスキなしの構成の中から選ぶことができます。
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