大人気のSUVですが、ちょっとサイズが大き過ぎると感じていませんか?そこでお勧めなのがエスクードです。運転しやすく軽快な走りもGOODです!
スズキ・エスクードはSUVの先駆け
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まだSUVというジャンルが確立していなかった頃、本格的なクロスカントリー車としての機能を備えながら一般道や高速道路での快適走行もできる乗用車兼用のスズキ・エスクードは、言ってみればSUVの先駆け的存在です。
初代エスクードは、1988年5月に登場。3560×1635×1665mmという非常にコンパクトな3ドアの車体ながらライトクロカンとしての機能を備えたクルマでした。
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1990年9月には5ドアのノマドを追加、全長は415mm、ホイールベースも280mm延長されたロングボディとなって、雰囲気もややハードなイメージになりました。
1995年8月には従来の1600ccエンジンに加えてV6の2000ccも追加され、更には2000ccディーゼルターボ、2500ccV6も加わっています。
こうしてスズキ・エスクードは9年以上も販売されたロングセラーになったのです。
2代目エスクード
2代目・エスクードは1997年11月に登場。3ドアは3810×1695×1685mm、5ドアは4090×1695×1740mmと大型化され、初代のイメージとはかなり違ったものになっています。
セパレートフレーム構造は初代と同じですが、リアサスペンションは5リンクリジッドとなっています。先代モデルよりも居住性を大きく向上させるため、リヤシートがダブルフォールディング分割式となり、ヘッドレストを外してフロントのシートバックを倒せば、フロントからリヤシートバックまでのフルフラットになります。
いろいろ改善されたわけですが、ちょっと個性と言う面では薄くなったかな、と感じます。
3代目エスクード
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3代目・エスクードは2005年5月に登場しました。
頑丈なビルトインラダーフレーム構造、駆動はLSD付センターデフ方式フルタイム4WDシステムとなり、四輪独立懸架式サスペンションなども新たに開発・採用されています。
エンジンは、可変吸気システム付の直列4気筒2000ccV型6気筒2700ccLの2種類です。3ドアは無くなり、全車、5ドアの5人乗りになりました。
車体も4390×1810×1695mmと更に大型化され、初代のコンパクトなイメージは全くありません。他社の動向がエスクードを変化させたのかもしれません。
4代目エスクード登場(現行型)
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そして現在は2015年10月に登場した4代目のエスクードです。どんどん大型化されていった車体はこの4代目で見直され、4175×1775×1610mmとダウンサイジングしています。
それと共に初代からの特徴だったラダーフレームと後輪駆動の専用アーキテクチャーは廃止され、SX4 S-クロスと共通設計となっているのが最大の変更点でしょう。
そのため、基本駆動方式はFFとなりましたが、ラダーフレームが無くなったので4WD車の場合は約400kgもの大幅軽量化が実現しています。ちなみにエンジンもダウンサイジングされて1600ccとなっています。
2017年7月に1400cc直噴ターボエンジン車が追加され、2018年10月からはこのエンジンのみで展開されています。
このように紆余曲折もありましたが、4代目のエスクードは初代に立ち返ったかのようなコンパクトSUVになっています。 1400ccでありながら、直噴ターボのブースタージェットで2000ccの自然吸気エンジンクラスの高出力と高トルクを発揮、6速ATを組み合わせ、走りに不足はありません。
このように紆余曲折もありましたが、4代目のエスクードは初代に立ち返ったかのようなコンパクトSUVになっています。 1400ccでありながら、直噴ターボのブースタージェットで2000ccの自然吸気エンジンクラスの高出力と高トルクを発揮、6速ATを組み合わせ、走りに不足はありません。
高まった快適性
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4代目のエスクードは全てが洗練されています。インパネは触感が心地よいソフトパッドで、質感のいいメタリック調素材も各所に施されています。
スタイリッシュなデザインのメーターの中心には、高精細マルチインフォメーションディスプレイを搭載し、運転操作を視覚化して表示してくれます。これで運行状況を直感的に把握することができます。
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シートのレベルも上っています。ロングドライブでも快適な最適化したサイドサポート設計です。それでいてSUVに求められる積載性にも優れています。
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ラゲッジスペースはリヤシートを立てた状態で375Lも確保され、シートを倒せばさらに広い空間を実現しています。荷室開口部が広く設計されており、荷物の積み降ろしもスムーズです。
また、いろいろな荷物に対応できる多彩なシートアレンジも魅力です。6:4分割可倒式のリヤシート、上段&下段にセットできるラゲッジボードなので、シーンに合わせた多用なアレンジが可能です。ラゲッジルームの両サイドに装着された仕切り板は、取り外すことができ、外した仕切り板はラゲッジシェルフの裏に収納できます。
走行性能
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もちろん快適性だけがエスクードの魅力ではありません。「全天候・全方位の楽しさ」こそがエスクード本来の魅力です。
「ALLGRIP(オールグリップ)」は優れた走破性と走行安定性を実現する新世代の四輪制御システムです。
これは「電子制御4WDシステム」、「4モード走行切替機能」、「車両運動協調制御システム」という3つのテクノロジーから構成されたスズキ独自の四輪制御システムで、車両の走行状態は、アクセルセンサー・操舵角センサー・車速センサーなどの各センサーによって監視され、挙動変化の予測や、事前対処するフィードフォワード制御を行ないます。 4WD制御と電動パワーステアリングも協調制御されています。前後輪への最適なトルク配分、ハンドル操舵トルクアシストによって、コーナリングでのアンダーステア、オーバーステア状況、いわゆる車両横滑り傾向を抑制アシストします。
これは「電子制御4WDシステム」、「4モード走行切替機能」、「車両運動協調制御システム」という3つのテクノロジーから構成されたスズキ独自の四輪制御システムで、車両の走行状態は、アクセルセンサー・操舵角センサー・車速センサーなどの各センサーによって監視され、挙動変化の予測や、事前対処するフィードフォワード制御を行ないます。 4WD制御と電動パワーステアリングも協調制御されています。前後輪への最適なトルク配分、ハンドル操舵トルクアシストによって、コーナリングでのアンダーステア、オーバーステア状況、いわゆる車両横滑り傾向を抑制アシストします。
ブースタージェットエンジン
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エンジンはダウンサイジングされましたが、4気筒エンジンに燃焼効率をより追求した直噴タイプにすることで消費燃料を抑え、しかも混合気冷却でノッキングも抑制しています。
燃料噴射制御は6つの噴射口のマルチホールインジェクターを横一列レイアウト、また高圧燃料ポンプで燃料を高微粒化させて無駄の少ない燃焼を目指しています。
ターボチャージャーは低回転域から高トルクを引き出します。軽量・小型化して燃費を向上させたエンジンですが、過給圧はウエストゲートバルブの開閉で排気ガスの流入量を緻密にコントロールします。アイドルストップも備えています。
ハイブリッドではありませんが、気持ちのいいスポーティなエンジンです。
サスペンション
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サスペンションはエスクードの「キモ」でもあります。
フロント:マクファーソンストラット式、リヤ:トーションビーム式を採用。これは欧州で高く評価されているサスぺンションで、スポーティーなハンドリングが特徴です。
剛性の高いボディ、サスペンションフレーム、各部の高剛性化によって、快適な乗り心地と優れた操縦安定性を両立しています。
主張を高めた元祖コンパクトSUV
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ここまで初代からのエスクードを紹介してきました。今でこそ類似したタイプのクルマが大変増えていますが、一時期大型化した車体をあえてダウンサイジングさせ、先進の技術をもって正常進化させた現在のエスクードは、元祖コンパクトSUVとしての個性が再び蘇ってきたような感じがします。
予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」も充実しており、総合的なコストパフォーマンスも充分に優れていると思います。
使い方はオールマイティ、大き過ぎず小さすぎず、まさにジャストサイズのSUVだと言えるでしょう。
エスクードで小気味のいいドライブを楽しんでみませんか?!
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エスクードで小気味のいいドライブを楽しんでみませんか?!