偶然通りかかった小田急線新宿駅。西口への改札出て小田急百貨店入り口前広場になにやら人溜まりが…なんと新型メルセデスAクラスの展示会が! 偶然訪れた幸運に飛び込み、「ハイ、メルセデス」を体験してきました!
メルセデス・ベンツ「新型Aクラス」とは
新型Aクラスは2018年2月にワールドプレミアされたハッチバックモデル。メルセデスにおけるエントリーモデルとして位置づけられています。日本においては2018年10月18日より正式発表・受注を開始しました。
エントリーモデルということでグレードと価格は「A 180が322万円」「A 180 Styleが362万円」「特別限定車のA 180 Edition 1が479万円」と500万円を下回るシンプルな構成となっています。
ボディサイズは全長×全幅×全高=4419(Styleは4436)×1796×1423㎜。日本国内で扱いやすいサイズを実現させています。特に全幅が1800㎜を切っているのは大きなポイントだと感じます。
トランスミッションは先代同様の7G‐DCT(7速デュアルクラッチトランスミッション)を採用し、エンジンは1.4L直列4気筒ターボエンジンへとダウンサイジングされています。
最高出力は100kw(136hp)/5,500rpm/最大トルクは200N・m(20.4kgf・m)1,460rpmを発生し、駆動方式はFFです。
最大トルク20.4キロを1460回転で発生させることからも、日常では非常に使いやすいクルマと言えるでしょう。 実はセダンも存在します。メルセデス・ベンツより公式にパリ・モーターショーにて世界戦略車と銘打ちワールドプレミアされました。日本での発売は今のところ未定です。
最大トルク20.4キロを1460回転で発生させることからも、日常では非常に使いやすいクルマと言えるでしょう。 実はセダンも存在します。メルセデス・ベンツより公式にパリ・モーターショーにて世界戦略車と銘打ちワールドプレミアされました。日本での発売は今のところ未定です。
「Aクラスから始まる革新」で上級車もビックリの下克上!
「ハイ、メルセデス」で話題の【MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)】。これはクルマに話しかけると起動する新開発の対話型インフォテイメントシステムとされています。
インフォテイメントとは、主に自動車において情報と娯楽の情報を提供するシステムのことで、インフォテイメントという言葉はインフォメーション(情報)とエンターテインメント(娯楽)を組み合わせた造語です。
自動車に詳しくない方には「OK、Google」と説明するとわかりやすいでしょう。
まさにクルマとの対話が実現したシステムで、実際に私も体験してきました(詳細は後述)。
今後は専用情報コンテンツである「Mercedes me」と連携することで更なる成長とサービスの提供を実現させるとしています。
この革新的なシステムを搭載した新型Aクラス…現状では上級車に対して下克上をしていると言えるでしょう。
「ハイ、メルセデス」を実際に体験!
CMには豪華声優陣を起用しインパクト絶大!
某戦闘民族×新型Aクラス
via www.youtube.com
某少年探偵×新型Aクラス
via www.youtube.com
某未来の海賊王×新型Aクラス
via www.youtube.com
このような遊び心溢れるスペシャルCMを作成するのは、メルセデス・ベンツが日本を重要なマーケットと捉えているということでしょう。若い世代をターゲットとして意識していることが伺えます。
いよいよ「ハイ、メルセデス」を体験!
via 筆者撮影
車内に乗り込んでみました。ドアは以外と軽いのですが、閉めてしまえばその遮音性の高さに納得。
車内は適度な包まれ感を演出しており、エントリーモデルと感じさせない上質な造りを醸し出しています。ステアリングを握ると「やる気」にさせられます。
助手席に係りの方に座って頂き、簡単な説明を受けたあと、いよいよMBUXを試します。
「ハイ、メルセデス」
『どうぞお話しください』
流暢な日本語が2秒も経たずに返ってきます。初めてクルマと対話(会話)をしました。
「空調を26度に設定して」
自動的に空調が作動、本当に26度に設定してくれま
した。感動!
続いて「東京駅に行きたい」(以下「ハイ、メルセデス」から始めています)
数秒ナビ検索を実行…
複数の候補地(東京駅近辺)を表示してくれます。
なんと詳細設定を問われます!感動!!
その他にも「FMヨコハマが聞きたい」と伝えると、自動でFMヨコハマにチューニングを合わせてくれました。
所有欲を満たすアンビエントライト
Sクラス、Eクラスに採用されいるアンビエントライトが新型Aクラスにも採用されています。
アンビエントライトとは内装に施される間接照明のことです。画像の薄い青紫の光がそれにあたります。 驚いたのは、アンビエントライトもMBUXで調節してくれるところです。 「ハイ、メルセデス」 『どうぞお話しください』 「照明を青にしてほしい」 …ふわ~っとLEDの美しい光が車内に演出されます。 赤色も試したところ、一気に雰囲気が変わりレーシーな気分に駆り立たされます。シーン毎に好きな照明を楽しむことができるでしょう。 なお、カラーは全64色も設定されているそうです。
アンビエントライトとは内装に施される間接照明のことです。画像の薄い青紫の光がそれにあたります。 驚いたのは、アンビエントライトもMBUXで調節してくれるところです。 「ハイ、メルセデス」 『どうぞお話しください』 「照明を青にしてほしい」 …ふわ~っとLEDの美しい光が車内に演出されます。 赤色も試したところ、一気に雰囲気が変わりレーシーな気分に駆り立たされます。シーン毎に好きな照明を楽しむことができるでしょう。 なお、カラーは全64色も設定されているそうです。
まとめ
革新的な機能をエントリーモデルに搭載することにより、実質下克上を果たした「新型Aクラス」。
以前は上級モデルに先進技術が投入され、エントリーモデル等には簡易版、もしくは全く採用されないことがほとんどでした。
しかし最近は各自動車メーカー、エントリーモデルから最新技術を積極的に投入しています。
私の主観ですが、理由は2点考えられます。
1点目はそもそも最新技術なので今後に向けた「熟成」が必要な点です。
エントリーモデルに最新技術を投入することで幅広い顧客層に認知してもらい、より多くのデータやネガを集めブラッシュアップ。早くかつ確実にバージョンアップさせたものを上級モデルに搭載させる狙いがあると考えます。
もう1点は若い世代の取り込みです。上級モデルともなれば1千万円超えは当たり前の世界。しかし若い世代がそう手を出せるものではありません。
そこで比較的購入しやすいエントリーモデルに最新技術を投入することで、若い世代にも注目してもらう狙いがあると考えます。
真の狙いは今の若い世代がオーナーとして歳を重ねた際、今度は上級モデルを選択肢として挙げてもらうことでしょう。
今回は思わぬところで「少年時代に描いた未来のクルマ」を体験することができました。みなさんも一度、メルセデス・ベンツが提案するクルマとの対話を体験してみてはいかがでしょうか?
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