ホンダの新型軽商用車「N-VAN」の詳細が明らかになった!

今夏に発売される新型軽商用車「N-VAN」の詳細が、特設サイトで明らかになりました。これまでも、大開口のセンターピラーレススライドドアを採用するなどの情報が公表されていましたが、今回はそのグレード体系もわかってきました。

「N-VAN」最大のトピックは“ダブルビッグ大開口”

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「N-BOXを商用車に仕立てただけでは?」という声もありましたが、この「N-VAN」はN-BOXを利用してはいますが、どこをとっても、完全な軽商用車なのです。そして、付け加えるなら、今までにない軽商用車といえます。 軽商用車である「N-VAN」の最大の訴求ポイントは、“ダブルビッグ大開口”による画期的な使いやすさとしています。ダブルとは、一つ目が、軽バンでは業界初となるセンターピラーのない助手席側スライドドアのこと。そしてもうひとつは、バックドアを上にはね上げた時のテールゲート部のこと。これらによって、荷物の積み下ろしが楽にできるのが最大の特徴となります。

「N-VAN」は単なるレジャー仕様ではない本格的商用バンだ!

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具体的には、ハイルーフ仕様となるテールゲート開口部の高さと幅は、1.300mm(N-BOXは1,205mm)×1.230mm、スライドドアを含む助手席側の開口部は1.230mm×1.580mmとなっています。また、室内長は助手席と後席をダイブダウンさせることによって、2.635mmにもなり、荷室のフロアは、助手席を前に倒した部分まで全てフラットになる構造となっています。 また、細かな点では、N-BOXにはない「雨どい」がルーフ側面に取り付けられており、大型のルーフキャリアなどを取り付けることが出来るような工夫がされています。 パワーユニットはN-BOXと共通ですが、ターボ車以外は6速のMTが選択できるのも、軽商用車である「N-VAN」ならでは。 そして、「N-VAN」の最大積載量は350kgとなり、「ウェイク」をベースとしたダイハツの「ハイゼットキャディ」が、乗用車と同じ積載量の150kgであるのとは根本的に異なり、レジャーユース狙いだけでなく、軽バンの主力車種として専用開発されていることがわかります。

「N-VAN」はN-BOX同等の「ホンダセンシング」を標準装備

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そして、N-BOXをベースとしたことで、「N-VAN」はN-BOXと変わらぬ安全装備、「ホンダセンシング」を標準装備させることが出来ました。乗用車よりも確実に走行距離が長く、早朝から深夜まで働くプロドライバーによって、ようやく乗用車並みの安全性能を手に入れることが出来るのです。(レスオプションもあり)

「N-VAN」は3タイプを設定

Gホンダセンシング

Gホンダセンシング

+STYLE FUNホンダセンシング

+STYLE FUNホンダセンシング

+STYLE COOLホンダセンシング

+STYLE COOLホンダセンシング

「N-VAN」のラインナッ プは標準タイプの「G」と「L」、上級装備の「+STYLE FUN」「+STYLE FUNターボ」、標準ルーフで乗用ユース向けの「+STYLE COOL」「+STYLE COOLターボ」が用意されています。 全てのグレードで、ダイブダウン機構付き助手席&リアシートとホンダセンシングが標準装備されています。また、ボディカラーは「+STYLE FUN」が鮮やかなプレミアムイエローパールⅡを含む7色、「+STYLE COOL」はプレミアムベルベットパールを含む同7色、そして「G」と「L」にはホワイト
とシルバーの2色が設定されています。プロ仕様で、数多くでるであろう「G」と「L」のカラーが、やや寂しいのが数少ない「N-VAN」の欠点かも知れません。

まとめ 乗用と商用の二刀流なるか?

「N-VAN」は、ホンダの主力軽商用バンであるキャブオーバーバンの「アクティバン」の後継車ではなく、その派生車種である「バモス」「バモスホビオ」に代わる車種となります。どちらにしても、販売台数はスズキやダイハツの軽商用バンより圧倒的に少なく、「アクティバン」は継続生産することになってはいても、今後は「N-VAN」が主力になるはずです。 N-BOXがこれ以上ないほど販売されていますが、ホンダの軽自動車の総販売台数は、スズキとダイハツの半分ほどでしかありません。しかし、「N-VAN」の投入で商用車クラスを席捲することになれば、基本的に一つの車台で乗用と商用で、大谷選手並みの二刀流という活躍ができる可能性もあるのです。
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