日産が、2020年GT-R NISMOの販売価格を公開

日産から、2020年バージョンのGT-R NISMOの価格が発表されました。新開発のパーツやレース譲りのパーツなどをふんだんに採用していそうです。GT-R NISMOとGT-R Track edition engineered by NISMOの2モデルをご紹介します。

2020年GT-R NISMOの概要等

日産自動車株式会社(本社 神奈川県横浜市西区、社長 西川 廣人) は7月24日に、2019年4月17日に初公開し、2019年10月8日に発売開始する「NISSAN GT-R NISMO」2020年モデルと、「NISSAN GT-R Track edition engineered by NISMO」の2020年モデルの概要と価格を発表しました。 「NISSAN GT-R NISMO」2020年モデルは、レースの厳しい環境で磨き抜かれた技術を採用したことで、GT-R市販モデルをより研ぎ澄ました性能にアップデートしています。 2020年モデルでは、2018年GT3レーシングカーから使用されている新型のターボチャージャーを搭載しています。NISMO用の新たなタービンブレードは、枚数を減らすとともに、最新の流体・応力解析技術を用いて、ディテールを徹底的に改良することで出力を落とさないで、レスポンスを約20%向上させています。コーナー立ち上がり時などで、アクセルを踏み込んだ際のブースト立ち上がりを高めています。
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2020年GT-R NISMOの特徴等

2020年モデルでは、車両重心点から遠いパーツとなるルーフ、エンジンフード、フロントフェンダー、バンパー、トランクリッドにカーボン素材を採用して、車両をより軽量化することで、コーナリングの性能を向上させています。特に、ルーフ部分にはカーボン素材の間に、より低比重の材質を挟み込むサンドウィッチ構造を起用し、さらなる軽量化となっています。外装パーツによって約10.5kgの軽量化されています。 新開発のRECAROシートは、車両とドライバーの一体感を、より強固な者にするために、ドライバーの肩甲骨から脇腹、骨盤までを安定して支える仕様です。シートには、カーボンシェルコアフレームを採用することで、軽量化と剛性をアップさせています。ドライバーは、クルマの動きを瞬時に感じ、車を意のままに操れる仕様ですね。 GT3レーシングカー譲りのフロントフェンダーエアダクトは、エンジンルームからの熱を逃がすことと、エンジンルーム内の内圧を下げる効果を与えます。エアダクトの排出風によって、フロントリフト量を少なくすることで、フロントタイヤのダウンフォースを増やす効果もあります。 超高性能カーボンセラミックブレーキは、新開発した世界最大級のサイズです。世界トップクラスの制動能力だけでなく、サーキットやレースでの高Gでも良く効き、一般道などでの低Gでのコントロール性も有しています。 ブレーキローターの大径化に合わせて、ピストン配列を最適化した専用高剛性キャリパーと、新摩擦材のブレーキパッドを搭載し、高負荷時だけでなく、日常使用でも圧倒的な制動力と優れたコントロール性を可能にしています。同モデルは、新開発カーボンセラミックブレーキと、カーボン製の外装パーツやRECAROシートなどを合わせて、合計で、従来比約30kgの軽量化となっています。 9本スポークが特徴の軽量かつ高剛性な鍛造アルミホイールを採用し、これに新開発のハイグリップゴムを採用した、ハイグリップタイヤを装着しています。電子制御サスペンションの再セッティングも施し、足回り全体をアップデートしていますね。 販売価格と販売開始日(2019年10月発売予定)
・2020年GT-R VR38DETT デュアルクラッチトランスミッション 4WD 24,200,000円
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2020年 GT-R Track edition engineered by NISMOの概要等

「NISSAN GT-R Track edition engineered by NISMO」2020年モデルは、日産のワークス部門の「NISMO」が、最先端のレーシングフィールドで鍛え上げたテクノロジーを惜しみなく投入することで、GT-Rのフォルムで、GT-R NISMOの足回りとボディ剛性をミックスしています。 2020年モデルでは、新開発ハイグリップタイヤに専用レイズ製アルミ鍛造ホイールを装着しています。圧倒的な制動力を発揮する専用カーボン製セラミックブレーキ、ボディ剛性を高める専用カーボンルーフ、新構造の専用RECARO製シートもオプション選択できます。
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2020年 GT-R Track edition engineered by NISMOの特徴等

①専用RECAROカーボンバックバケットシート(メーカーオプション)
高加速、コーナリングフォース、ブレーキング性能を特徴とするGT-R Track edition engineered by nismoは、パフォーマンスを最大限に愉しむためのシートとして、サーキットの限界走行などでも、ドライバーに加わるGを受け止め、しっかり身体をホールドするシートを新開発しています。
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ボディ接合に構造用接着剤を使用することで、剛性を高める「ボンディングボディ」となっています。同工法は、接合の自由度が高く、より高精度なボディチューンが最大のポイントです。ボディの製造工程段階でチューニングできるNISMOならではのボディチューニングといえますね。 販売価格と販売開始日(2019年10月発売予定)
・2020GT-R Track editionengineered by NISMO VR38DETT デュアルクラッチトランスミッション 14,636,600円
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まとめ

日産は、2020バージョンのGT-R NISMOとGT-R Track edition engineered by NISMOの販売価格を公開しました。筆者は、4月に2020年NISMOの記事を書きました。ワークス直系のNISMOだからできる製造や新開発のパーツ、そしてレース譲りのパーツがふんだんに使用されていますね。このモデルがサーキットや公道で走るのが楽しみです。
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