2019年10月29日 更新

不遇のFRスポーツセダン!アルテッツァはどんなクルマ?

クルマ好きにとって、ミドルサイズFRスポーツセダンはとても「刺さる」ジャンルです。セダンのフォーマルなスタイリング、スポーティーな後輪駆動、それによく回るエンジンが組み合わされば素晴らしいクルマが出来上がるに決まっています。かつてトヨタから発売されていたアルテッツァは、その条件を全て満たしたクルマでした。

不遇のFRスポーツセダン!アルテッツァはどんなクルマ?

どんなクルマ?

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トヨタアルテッツァは、1998年10月に発売されました。

元々はコンパクトなFRスポーツセダンとして開発がスタートしましたが、BMWの3シリーズやメルセデスのCクラスの対抗馬としての役割も担う事になり、高剛性で衝突安全性の高い車体構造を採用したため、車重はやや重めの1,300~1,400kgとなりました。

長めのホイールベースにショートな前後オーバーハング、それに大きめのホイールが組み合わされたスタイリングはいかにもスポーティーで、何となくユーロ風な雰囲気があります。
ボディ全体の造形はシンプルで、コンパクトな印象が際立つものでした。

途中マイナーチェンジを行ったり、ステーションワゴン版のアルテッツァジータが追加されたりし、2005年7月まで販売されていました。

スペック(RS200)

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全長×全幅×全高:4,400mm×1,720mm×1,410mm
ホイールベース:2,670mm
最小回転半径:5.1m
車両重量:1,340kg
エンジン:3S-GE型 直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:1,998cc
出力:210ps/7,600rpm 22.0kg-m/6,400rpm
燃料タンク容量:60L
トランスミッション:6速MT/5速AT
駆動形式:FR
サスペンション:前後ダブルウィッシュボーン
ブレーキ:前ベンチレーテッドディスク、後ディスク
タイヤサイズ:215/45R17


スペック上で一番目を惹くのはやはり3S-GE型エンジンでしょう。セリカやMR2に搭載されたり、チューンされてJGTCのマシンに載ったりと、レースの血統を持つ由緒正しいスポーティーなエンジンです。

吸排気の両方に可変バルブタイミングのVVT-iを搭載し、MTのエンジンにはチタンバルブを採用するなどし、当時の2、000ccのNAエンジンでは国産最強の210psを発揮していました。

足回りは前後ダブルウィッシュボーン式が採用され、サブフレームを介してボディにマウントすることで運動性能と乗り心地の両立を図っていました。

MT車はブレーキも強化されており、フロントにはアリストと共通のものが、リアにはアリストよりも1サイズ大きいブレーキキャリパーとローターが装備されていました。

走ってみると…

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乗り心地は想像したよりも落ち着いており、215/45R17という薄いタイヤにも関わらずゴツゴツ感はさほどありません。

ハンドリングはクセがなく、入力による挙動の変化がよくわかるセッティングになっています。初心者からベテランまで誰でも楽しく乗る事ができる味付けです。
ただ、全体的に乗り心地重視のセッティングになっているようで、もう少し固めてもよかったかなとは思いました。

RS200に搭載される3S-GEはスペック表で見る通り、高回転型のエンジンです。最近の流行りとは真逆で、回せば回すほどパワーが出ますが、逆に低回転域はトルクの細さが気になります。
特にストップ&ゴーを繰り返すシチュエーションでは、人によってはストレスを感じるかも知れません。

「×ハチロクの再来」「〇和製BMW320i」

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覚えている方もいるかと思いますが、アルテッツァは当時の自動車雑誌で「ハチロクの再来」というキャッチコピーを付けられていました。

筆者は当時まだ免許すらない学生でしたが、「何で!?」と思っていました。方やコンパクトなカローラクラスのスポーツクーペ、こちらはもう一つ上の車格で、レクサスブランドでの販売も視野に入れたセダンです。どの辺にハチロクの要素を見出したのでしょうか。とりあえず、ハチロクの印象で乗ると違和感を覚えることは確実です。

実際に乗ってみると、これはハチロクではなく「和製BMW320i」であるという事がわかると思います。オリジナルには剛性や走りの質感で届かない点もありますが、そう思って乗ると開発陣の意図がよく分かります。

個人的には3S-GEを搭載したRS200ではなく、直列6気筒の1G-FEを搭載したAS200の方が好みです。

AS200に搭載される1G-FEのパワーは160ps/6,200rpm、20.4kg-m/4,400rpmと控えめですが、3S-GEよりも低い回転数で最高出力を発揮するため、扱いやすさではこちらに分があります。

マイナーチェンジでAS200にも6速MTが設定されており(当初は4速ATのみ)、絶対的な速さよりスムーズな6気筒のフィールを味わいたい方にはこちらがオススメです。

まとめ

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アルテッツァはよくできたスポーツセダンでしたが、後付けの設定により本来の受け止められ方をしなかった不遇ともいえるクルマでした。

後に追加されたステーションワゴン版のアルテッツァジータには、直列6気筒3,000ccの2JZ-GEが搭載されていましたが、できればセダンにもこれを搭載して欲しかったです。トヨタ謹製の和製BMW330iを見てみたかったですね。

現在、中古車市場はタマ数が減少傾向にあります。値段はピンキリですが、アフターパーツが多数取り付けられていたり、サーキットで使用していたりしたような個体は少し注意が必要かもしれません。

スペックや全体的な味付けはひと昔前のものですが、アルテッツァは今でも十分楽しめるクルマです。キレイな個体が残っているうちに、値段が上がらない今のうちにぜひ乗ってみてください!
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