世界初の四色発光自動車用LEDランプ、キックスターターで開発の出資呼びかけ

家の中では今やデフォルトとなったLEDですが、自動車の世界では課題が多そう。日本のレビューサイトでは「暗くないか?」などの意見も見受けられます。一方、海外では「すぐにオーバーヒートするし、色にバリエーションがない」との不満があるそうで、このほどBosllaという企業が四色を発する自動車用LEDランプの開発に乗り出しました。キックスターターを使って出資者を募っているそうです。

様々な気象条件に対応して、色分けの照射が出来る優れもの

The World First 4 Colors Car LED Headlight Bulb – BOSLLA Bullet Series

YouTubeの同社の公式チャンネルより
プレス・レリースサイトのBUSINESS WIREで、2018年10月30日に配信された記事を見て見ましょう。 Bosllaでは、世界初の自動車向け四色LEDランプを30日付けで発表しました。Boslla Bullet Headlight Bulbsという名前で、拙く訳すなら「Boslla弾丸ヘッドライトランプ」となりましょうか。いかなる天候や緊急事態でも照らし出すだけでなく、安全かつ夜の運転体験を提供していくとしています。 このランプによって、マーケットでリードする存在になりたいというのが、同社の願いなのだとか。こうしたLED電球はあるものの、課題があります。「大半は、パワフルな明るさではあるが、すぐにオーバーヒートしてしまう。クォリティが高くないし、耐久性に欠ける。その上、多くは一色だし、多様性が無い。車のオーナーにとって色や明るさのオプションが存在しない」(同社の開発担当者で、クラウドファンディング・キャンペーンを行っているダニ氏)。 ならば、との思いから開発をスタート。白色、ニュートラル・ホワイトカラー、黄色、それとフラッシュライト機能。だから、四色では無く、厳密には三色になるのでよう。別段、おしゃれを目的にしているのではなく、気象条件に応じたもの。例えば、白色なら、はっきりと路面を見ながら晴れた日に運転するのに役立ちます。一方、ニュートラル・ホワイトカラーは、大雪の上を運転するのにうってつけ。黄色は極端な雨や霧の中でも安全に運転できます。 警告の際に点滅する色は、緊急時のサインとなるといった具合です。 なお、電子機器の世界には、防塵および防水の性能水準を示す「IPコード」というのがありますが、このコードの中で最も水準が高いとされるのがIP67。このランプも、67に格付けされているのだそうです。これによって南極のマイナス34度から、サハラ砂漠の摂氏90度といった極限の天候でも機能するとしています。

既存のランプより70%以上も明るく、オーバーヒートも克服

同社のHPから

同社のHPから

ちなみに、装着には10分ほどで済むとのこと。ハロゲンランプ並みの簡単さだとしています。色の変更はスイッチのオンオフで出来るそうで、「ユーザーフレンドリーで、全ての車にフィットします」(同社)としています。
さて、気になるランプの明るさはどうなのか。デジタル・ジャーナルというサイトの記事(2018年10月31日付け)によると、点灯したての電力が30ワット。その後は27ワット。現在マーケットに出回っている同種のランプよりも70%以上の明るさだとのことです。 また、耐久性を持たせるべく、毎分8500回転する内蔵の放熱ファンによって、この種のランプでの標準的な冷却速度と比べ、2倍なのだそうです。これによって、過熱という問題が克服されたとしています。電球のヒートシンクそのものが、標準のヘッドライト電球よりも60%冷たい航空機用アルミニウムから作られており、5万時間以上使えるとのことです

まとめ:出資額に応じて、ランプの購入価格を割引サービス

さて、キックスターターでのキャンペーンは既にスタート。ランプの低下は139ドルなのだそうですから、出資額によって割引きしていきます。例えば、49ドルなら65%引き(ワンセット)、 89ドルだと、2セット(278ドル)を68%引き。419ドルなら、10セット(1390ドル)を70%引き。3999ドルなら、100セット(1万3900ドル)を71%引きというのが料金表です。 使える時間の長さを考えると、100セットとか一生かかっても使い切れなさそう。メルカリかヤフオクで転売しますか。 出典:
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