フォルクスワーゲンから5人乗りの中型クロススポーツモデルが公開されました。もともと販売されているアトラスをアップデートさせた仕様に仕上がっていそうです。同モデルの特徴等をご紹介します。
フォルクスワーゲン 新型アトラス クロススポーツの概要等
Volkswagen of America、Inc.は、テネシー州チャタヌーガにある同社最先端工場で、まったく新しい2020 アトラス クロススポーツを発表しました。この5人乗りの中型SUVは、劇的なクーペのようなシルエットと高度な接続性やドライバー支援システムを特徴としています。
クロス スポーツは、フォルクスワーゲン最大のSUVセグメントで最初の戦略モデルのティグアンよりスモールサイズとしてラインナップしています。
サイズ的には、クロス スポーツは現在のアトラスよりも2.8インチ短く、2.3インチ低く仕上げられています。全幅は、78.3インチで、同じ117.3インチのホイールベースとなっています。車両の広い内部スペースは、ホイールベースと全幅で完成しています。
クロス スポーツには、111.8立方フィートの乗客スペースがあり、2列目シートの後ろに40.3立方フィートのラゲッジスペースも存在します。2列目が折り畳まれた状態で77.8立方フィートまで拡大もします。
エクステリアでは、VW アトラス クロス スポーツには、アトラスベース独自のスタイリングがありますが、それは新しいレベルにアップデートされています。クロス スポーツのフロントには、高級な3バークロームグリルと、中央バーの幅を広げる独特の新ライトシグネチャーがあります。
アグレッシブな新フロントバンパーと繊細なスカルプトフードによって、2018年のニューヨークモーターショーで披露された素晴らしいコンセプトに非常に近いフロントエンドになっています。
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フォルクスワーゲン 新型アトラス クロススポーツのエクステリア等
クロス スポーツのエクステリアプロファイルは、アトラスよりも格好良く、急勾配のリヤピラーとリヤハッチを装備している点です。新しいライトとスカルプトリアバンパーがリアエンドにリアルな存在感を与え、ボディ下部、リアバンパー、ウィンドウのクロームアクセントがデザインのハイライトになっています。
R-Line®グレードでは、フロントエアスクープの下部にクロムとピアノブラックの処理が施され、より重厚なスカルプテッドバンパーと、利用可能な21インチアルミ合金ホイールがあります。
8つのグレードが欧州では用意されています。S、SE、SE w/Tech、SE w/Tech R-Line、SEL、SEL R-Line、SEL Premium、およびSEL Premium R-Lineです。内容詳細と価格については、2020年春の発売に先立って発表される予定です。
フォルクスワーゲン アトラス クロス スポーツは、Volkswagen Chattanooga Assembly Plantでアトラスおよびパサートと共に製造され、同社は、施設に3億4,000万ドル投資を行い、増産できる体制にしています。フォルクスワーゲンは、この地域に26億ドル以上を投資をし、約3,800人の従業員を確保してもいます。チャタヌーガ工場は、将来的に電気自動車の生産のために8億ドルの投資も行う予定です。
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フォルクスワーゲン 新型アトラス クロススポーツの内装等
内装では、クロス スポーツは既存のアトラスモデルをアップグレードさせた仕様でもあります。より直感的なコントロール、ドアインサートとシートのステッチアクセント、さらにワイヤレスモバイル充電などの新しいハイテク機能を備えた新しいステアリングホイールが起用されています。
豪華な機能では、ヒーター付きリアシートとステアリングホイール、空調付きフロンとシート、後部サンシェード、12個のスピーカーを備えたFender®Premium Audio Systemが装備されています。Volkswagen Digital Cockpitのディスプレイは、SEL PremiumおよびSELグレードで採用されています。大量の貨物スペースを提供することに加えて、クロス スポーツには印象的な40.4インチ長さの後部足元が確保されています。
工場にてナビゲーションがインストールされたフォルクスワーゲンモデルは、目的地をアプリから自分の車に直接送信できる仕様になっていて、検索時間を節約できます。年末までには、ユーザーはVW Car-Netアカウントを互換性のあるスマートホームデバイスに接続して、音声コマンドを車両に送信し、燃料レベルを確認したり、エンジンをリモートスタートしたりすることも可能になるようです。
Car-Net Hotspotを使用すると、乗客はタブレット、スマートフォン、ラップトップ、ゲームデバイスなど、最大4つの接続されたデバイスを同時に4G LTE対応の速度でインターネットにアクセス出来るようにもなります。
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フォルクスワーゲン 新型アトラス クロススポーツの安全装備等
フォルクスワーゲン アトラス クロススポーツは、高度なドライバーアシスタンス機能を装備しています。ベースのSモデルには、自律ブレーキ(フロントアシスト)、死角監視、およびリアトラフィックアラート付きの標準前方衝突警告が採用されています。グレードをアップさせていくと、ストップ
アンドゴー機能を備えたアダプティブクルーズコントロールやパークコントロールなどの機能が標準装備になります。
このモデルには、2つの新しいドライバー支援機能が装備できます。Traffic Jam Assist(TJA)とダイナミック道路標識ディスプレイです。
フォルクスワーゲン アトラス クロス スポーツは、276psのV6エンジンと235psの4気筒ターボエンジン、直接噴射TSI®エンジンの2つのパワートレインが用意されています。8速オートマチックトランスミッションが採用され、フォルクスワーゲンの4Motion®全輪駆動システムとなっている様です。
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まとめ
フォルクスワーゲンは、アトラスをもっと機能的に高めたモデルとして、アトラス クロス スポーツを公開しました。発売開始は2020年の春との事です。まず欧米から販売展開されるとのことですので、日本に導入されることがあるとすれば、2020年末頃になるのではないでしょうか。日本で販売されたら面白いモデルですね。
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