日本で販売されたら面白そう、スズキ海外専売モデルをご紹介!

スズキは、インドやインドネシア等の国々で日本未発売のモデルを多く製造・販売しています。この中で、筆者が日本に導入されたら面白いのではないかというモデルをご紹介します。

①新型 スズキ S-PRESSO

スズキ株式会社のインド子会社マルチ・スズキ・インディア社(マルチ・スズキ社9は、新型の小型SUVとなる「S-PRESSO(エスプレッソ)」を発表し、販売開始しました。 新型「S-PRESSO」は、マルチ・スズキ社が現行エスクードなどに代表される、スズキSUVの流れを継承したデザインを採用しています。エクステリアは、存在感のあるフロントバンパーに、台形をモチーフとしたフロントグリル、ウィンカー包むようなヘッドランプなどで力強くタフな印象を表現しています。 フロントからリヤにかけてデザインイメージを統一することで、どの角度からでも一目で「S-PRESSO」と解るようなデザインに仕上げていますね。 インテリアでは、丸型センターコンソールを起用し、先進性を印象づけるデジタル表示のセンターメーターを搭載しています。室内空間を最大限に確保しながら、大型スーツケースも収納できる荷室スペースを確保することで、快適性と利便性をアップしたモデルです。 新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」のKプラットフォームに1000ccガソリンエンジンを搭載することで、軽量・高剛性の車体と同パワーユニットの組み合わせで、優れた低燃費と高い走行性能を可能にして、インドで2020年4月に導入される新しい排ガス規制(BS6)にも対応しています。 2018年度のインド乗用車市場は、約337万台規模で、その中の約6割をコンパクトカーが占めているそうです。新型「S-PRESSO」の販売戦略は、コンパクトカー市場で、若年層としていますね。若年層は、車両購入の際にデザインを重視する傾向が有り、同社では、デザイン性の高いモデルを開発・投入することで、新しいユーザーを獲得したいということでしょう。マルチ・スズキ社のマネサール工場で生産され、同社アリーナ店を通じて販売開始されます。 新型「S-PRESSO」の主要諸元
全長×全幅×全高=3,565mm×1,520mm×1,549mm
エンジン 1.0Lガソリン
トランスミッション 5MT/AGS デザイン性・小型乗用というコンセプトでは、日本販売のクロスビーに似ている部分が有りますね。インド市場では、若年層がどんどん車を購入していく時代に突入していそうです。一方日本では、車購入が細分化(多様化)していることを考えると、同じようで違うモデルの日本販売も面白いのではないでしょうか。
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②スズキ エルティガ

スズキ エルティガは、3列シートの7人乗りミニバンとして販売されています。2012年からインドで生産と販売が開始されたモデルです。コンパクトな車体でありながら、広い室内空間と居住性、取り回しの良さが特徴で、現在ではインドネシアを中心に世界70以上の国と地域で製造、販売されていますね。 2世代目となる新型エルティガは、高級感あるフロントグリル、ダイナミックなショルダーラインなどで力強さとエレガントさが表現されています。インテリアでは、木目調の装飾を採用し上質さがプラスされています。
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インテリアでは、木目調の装飾を随所に散りばめて、ワンランク上の室内を表現していますね。シャーシには、新プラットフォームの「ハーテクト(HEARTECT)」を起用しています。全長は、130mm延長され、広い室内空間と荷室スペースを確保しています。新開発のK15型 1500cc直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、燃費性能と動力性能の両立が図られています。 スズキは、日本では軽自動車というイメージが強いかも知れませんが、7人乗りの乗用車も海外では積極的に販売していますね。取り回しがよい7人乗りということで、日本に導入されたら以外と面白いモデルではないでしょうか。
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③スズキ カリムンワゴンR

マルチ・スズキを通じて販売されているカリムンワゴンRは、2019年1月23日にインド仕様車が約8年9ヶ月ぶりにフルモデルチェンジされ、3代目となりました。 3代目では、日本仕様車の6代目モデルに採用されているプラットフォーム「HERTECT(ハーテクト)」が導入され、インド仕様車で初となるAセグメント専用ボディーが起用されて、全幅では2代目よりも145mm拡大されて1,620mmとなりました。現在では、インドやインドネシアなどを中心に販売されていますね。 ワゴンR日本仕様車とは、完全に異なるデザインとなっていますね。エンジンは、1000ccガソリンに加えて、1200ccガソリンも設定(国別に違いあり)され、サイズアップに併せてパワーアップも図られています。 カリムンワゴンRは、​​コンパクトで頑丈なエクステリアだけでなく、フロントグリルとリアガーニッシュディスプレーを豪華にし、スタイリッシュな印象にアップデートされています。
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新しいカラーガーニッシュダッシュボード、統合オーディオパネル、12V電源コンセントなどが採用されています。日本仕様と比較すると最下位グレードモデルといった装備になるかもしれませんね。不必要な装備なしで、価格重視という日本ユーザーにはピッタリかもしれません。 日本国内でも、コンパクトサイズのトールワゴンは人気ですね。海外で販売されている同モデルは、エクステリアや内装が、2世代位国内モデルよりも古い気がしますが、日本に導入出来たら、価格等はお安くなるのではないでしょうか。
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④スズキ APV

APVは、スズキが海外で販売するセミキャブオーバーの7、8人乗りのミニバンおよび商用バンです。2004年からインドネシアの子会社、インドモービル・スズキ・インターナショナル(現 P.T.スズキ・インドモービル・モーター)で生産が行われ、東南アジア、オセアニア、中近東、アフリカ、中南米等に輸出されている世界戦略モデルでもあります。エンジンは水冷直列4気筒1,500ccガソリンエンジンが搭載されています。 APVは、インドネシアでは妻を喜ばせること、子供をレクリエーションに連れて行く、大家族との休暇を過ごす、ビジネスシーンでの利用など何でもでき、運転はより快適で安全にというコンセプトで販売されています。
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ボンネットの中にあるエアインテークは、インド特有の深い水たまりを横切るときでも安心なように、地面から101cmの高さに設置され、故障を防いでくれます。また側面衝突ビームは、車両のサイドから衝突が発生した場合にでも乗員を保護します。ボディ全体では、ラダーフレーム付きモノコックボディが採用され、事故の際の安全性を高めるために衝撃エネルギーを減らすことができるTect Bodyテクノロジー(モノコック部)とのミックスシャーシです。 インドネシアなどの東南アジアでは、雨などによる浸水などを考慮して、車高を高くしたり、エアクリーナーの位置を高くして車を守る工夫が施されていますね。日本の昨今の異常気象への対応などの参考になるもしれませんね。
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まとめ

スズキは、インドやインドネシアに日本未導入のモデルを多く製造、販売しています。同社海外専売モデルの中で、日本向けには、法律関連や暗線装備関連で改良しないとならないかもしれませんが、筆者が日本に導入されたら売れるかもしれないと思うモデルをご紹介しました。
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