電気自動車のコンバージョンがアメリカで流行。専門の企業まで

購入した自動車を、自分好みにチューンナップしていくというのは、洋の東西を問わず、車の愛好家なら皆がやっていることですが、それにしても、これにはビックリ! アメリカでは、古い車の車体からガソリンエンジンなどを抜き出し、電気自動車に強引に?改造するビジネスが増殖中なのですって。 まぁ、今後排ガス規制とかが厳しくなるばかりですし、好きな車のフォルムだけを残しながら21世紀に備えるという感じでしょうか。これも時代の流れ?

内燃機関とは対照的に、ボンネットの中身は実にスッキリ

環境情報サイトのクリーンテクニカ(2018年8月26日付け)が報じています。 これまでのチューニングと言えば、スーパーチャージャーを搭載したり、高速が出る分、速攻で止まるブレーキに換装したりというのが関の山。そこへ目をつけたのが、新時代を見据えたアメリカの2つの業者。ハイテクのバッテリーや、モーター・コントローラー、バッテリー管理システムなど、極めてシンプルな走行システムに中身を入れ替えてしまうという荒療治。 しかし、ボンネットを開けると、実にスッキリした作りになるのだそうです。そして、もちろん環境にも優しいとなれば「あの人、意識高いね」と、周囲の高評価にもつながる。しかも、自分の好きな車のフォルムは尊重される…。うーん、ちょっと考えてしまいますね。 こうした大改造業者として有名になりつつある企業は2社あるそうです。1つは、カリフォルニア州のサン・マルコスにあるEVウェスト。どうしたわけか、HPには寺社の沿革欄がありませんが、ビジネスパーソン用のソーシャル・メディアであるリンクトインで検索するとCEOのMichael Bream氏の名前がヒットします。 カリフォルニアのサンディエゴ大学でコンピュータ・エンジニアリングを専攻後、2010年に同社CEOに就任とあります。言い換えるなら、その頃からの事業となりますね。着眼点や発想が良いなぁ。

「地球環境に優しい? いや、単に車を救いたいだけだ」

ホームページでは、関連する電子部品の紹介に徹する一方、YouTubeの公式チャンネルではフィアット500ジョリーの改造例をトップページで紹介しています。

シートって、こんな感じだったけ?と思ってしまうほどの大改造ぶり。この車を操って、フォーミュラーEロングビーチ・レースに出場したのだそうです。優勝したかどうかまでは書いていませんが…可愛らしさそのままなんで、考えてしまいますよね。 なお、改造例としては、フィアットの他にポルシェやフォルクスワーゲンなどもあるのだとか。また、ユーザーには、今までの内燃機関での自動車との違いを知らせるべく、「高圧危険」というステッカーも、部品ともども売っています。確かに、感電は怖そうですよね。 ちなみに、Bream氏は、あまり意識高い系な方では無さそう。サイトの取材に対し「地球環境に優しく、なんて思っていない。そんなもん、ク●喰らえってんだ。俺は、地球よりも車を救いたいんだよ。あ、待てよ。結果として環境が救えたなら良い話なんだろうな。でも、優先順位としては下の方だよ」と、何とも素直に答えています。返って好感が持てます。

「元の部品は、追加料金無しで当社がリサイクルします」

一方、東海岸にあるライバルが、Polykup社。クリーンテクニカによると、創業間もない会社だそうでして、こなれていないのか、自社のHPには本社の所在地が記載されていません。記事には「アメリカのもう1つの海岸」とありますので、東海岸なんでしょう。 同社のHPで強調しているのが「元の内燃機関の部品は、全て追加料金無しで当方でリサイクルします」。あっ、それって有り難いかも。そして、強調しているのがEVスワップ。アウディS5の改造例では、走行距離が200マイル以上だと謳っています。約1.6キロですので、320キロを超すとなります。結構な走行距離ですね。なお、積んでいるのはテスラ社のモーターなんだそうです。
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ちなみに、同社ではテスラのパーツを一押しとしているようで、そこが幅広い部品を揃えて勝負しているEVウェストとの違いとなりましょうか。方向性の違いが、今後どういう結果になっていくか、ですね。

まとめ:今後のキーワードは「DIY」。YouTubeで勉強だ

なお、YouTubeで類似の映像を検索していく内に気がついたのですが、こうした業者の出てくる背景には、どうやら「DIY」がキーワードとしてありそう。何しろ、ベンジャミン・ネルソンという方のチャンネルでは、懇切丁寧にモーターの取り付け方を解説なさっており、視聴総回数が間もなく21万人に達しようかという勢い。立派なユーチューバーですね。

しかも、こうした解説講座が、ネルソン氏だけで無いのですから、アメリカの国の懐の深さを感じさせられます。ノウハウを積んだ若者が、やがてテスラに取って替わるべく起業するかもしれませんね。イーロン・マスク氏も、うかうかしていられない?
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