1月31日に欧州で新型Vクラスが発表されました。同モデルは、改良新型として開発されていますのでビッグマイナーチェンジとなりそうです。新型Vクラスをご紹介していきます。
新型メルセデスベンツ Vクラスの概要等
メルセデスベンツは、1月31日に改良新型となるVクラスを欧州で発表しました。今回の改良コンセプトは、新デザインのフロントマスクを採用し、内装も大幅にリニューアルしている点です。
さらにパワートレインでは、新開発の2000ccディーゼル搭載することで、燃費を13%向上させています。クロスウインドアシストを装備し、強い横風でも直進性を維持・支援するシステムも搭載しています。
新型Vクラスでは、通常グレードモデルだけでなく、キャンプ仕様やレジャー仕様など多彩なカスタムにも対応できるようにしています。ルーフが上がり、キャンプに最適な空間を作ることも可能です。
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新型メルセデスベンツ Vクラスのエクステリアデザイン等
フロントビューで最大のポイントは、バンパーデザインの刷新です。フロントエンドまで大きく張り出した開口部が、ワイド感を強調しています。この開口部は、メッキリングのように大きく太いラインで囲われていることで、高級感も与えていますね。
フロントグリルの意匠変更も行われています。Vクラスをイメージする2本のメッキラインは、新型でも採用され、ベンツマークも健在です。内部のグリル構造が横ラインから、メッシュに変更され、バンパー下部のデザインとシンクロしています。
ヘッドライトには、新機能が追加されました。それは、ハイビームアシストプラスです。メインビームモードでは、ハイビームアシストプラスを使用する事で、他の道路利用者を眩惑させることなく、道路を広く遠くまで照らしてくれます。
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サイドビューでは、大きく変更されている点はない状況です。グラファイトグレーメタリックとセレナイトグレーメタリックが、新色としてエクステリアカラーに加わっています。さらにオプションでスチールブルーが選択できます。
ホイールは、新デザインされラインアップしています。4つの軽合金ホイールが新採用されています。光沢ブラックの5本スポーク17インチホイール、トレモライトグレーまたは、光沢ブラックの18インチホイール、10本スポークの軽量アロイ19インチホイールです。
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リアビューは、テールライトの内部モジュールがデザイン変更されていますね。その他のデザインやディテールに大きな変更点はありません。
メルセデスベンツ Vクラスは、キャンピングカー仕様やレジャー仕様車両にアップデート対応できます。フリートップルーフは、キャンピングに最適な空間へと大変身するアイテムですね。
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新型メルセデスベンツ Vクラスの内装等
内装のコンセプトは、現代性と先進性をモチーフにしています。新型Aクラスのように、メーターパネルをアップデートし、エアコンダクトもタービンデザインです。さらに内装の全体的な雰囲気は、EクラスとGクラスを継承しながら、デザイン・素材選択を行っています。
シートに使用されているタルトゥーナッパレザーは、現代的でエレガントなVクラスに仕上げる要素です。これ以外に6種類の内装カラーが用意されています。
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新型Vクラスでは、後席のシートも充実した仕様に仕上げています。フルリクライニング機能を備えたオプションの高級シートに、背もたれのマッサージ機能、そしてエアコンでの車内完全管理等充実した後席装備です。
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キャンピング仕様やレジャー仕様に合わせて、色々
なパターンの内装アレンジを可能にしています。フルフラットやキャプテンシートなど多彩なアレンジが魅力的です。
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新型メルセデスベンツ Vクラスのパワートレイン等
新開発ディーゼルエンジンを採用しています。直噴2000㏄直列4気筒ターボディーゼルエンジンは、2種類の最高出力で登場する予定です。V250dでは、190hpの最高出力で、最高速度は205km/h、V300dは、239hpの最高出力で、210km/hの最高速度となっています。
組み合わされるミッションは、現行型の7速から進化した9速AT「9G-トロニック」を新採用しています。2WDと4WDが用意され、環境性能が最も優れる仕様の複合モード燃費は、17km/Lとなり、CO2排出量が154g/kmです。排出ガス性能は、ユーロ6も満たしています。
こういった新開発エンジンやミッションのお陰で、燃費を約13%向上し、ディーゼルエンジンの採用によりトルクフルな走りを実現しています。
安全支援装備等
・死角アシスト
・車線維持アシスト
・アクティブブレーキアシスト
・予防的乗員保護システム
・リバースカメラ付きアクティブパーキングアシスト
・360°カメラ付きアクティブパーキングアシスト
・Traffic Sign Assist
などが装備されています。
・死角アシスト
・車線維持アシスト
・アクティブブレーキアシスト
・予防的乗員保護システム
・リバースカメラ付きアクティブパーキングアシスト
・360°カメラ付きアクティブパーキングアシスト
・Traffic Sign Assist
などが装備されています。
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メルセデスベンツ Vクラスの歴史等
初代は、1998年にメルセデスベンツのラインナップで、唯一の1ボックスタイプのミニバンとして登場しました。3列シートを備え、乗車定員は、標準仕様で6名または7名が、ゆとりを持って乗車できる車内空間を特徴としていました。
ピアノ時代とVクラス時代が存在した2代目は、まずは2003年に、Vクラスからピアノに名称変更され登場しました。その後マイナーチェンジで、2006年に元々親しまれていたⅤクラスへと名称を戻しました。
現行型となる3代目は、2014年に販売開始されました。初代、2代目よりもパワートレインをダウンサイジングし、ターボを装着した現代的な仕様になっています。またミッションも7速オートマとすることで、燃費も向上させました。
このモデルも発売開始から5年が経過しました。大幅にエクステリアや内装、パワートレインを改良して新型としてVクラスが登場することになりましたね。
まとめ
新型Vクラスは、2019年3月からヨーロッパ市場で販売スタートします。価格設定は、36,990ユートです。現行型のスタート価格は、34、990ユーロです。25万円ほどのアップとなっていますね。
価格アップは、新機能や安全装備の充実、そしてエクステリアや内装の刷新等を考慮すると仕方ないのかもしれませんね。日本には、2019年夏ごろに導入されるのではないでしょうか!登場が楽しみです。
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