毎月の定期便としてお届けしているリコール情報。筆者としては、リコールだけでなく今後はサービスキャンペーンもお届けしていきたいところですが、サービスキャンペーンはお伝えの方法でよい方法が見つかり次第提案して行きたいと思います。9月発生のリコール情報の中で特筆するものを掲載。
トヨタのリコール
届出者の氏名又は名称 トヨタ自動車株式会社
不具合の部位(部品名) 電気装置(エンジンワイヤハーネス) 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
エンジンルーム内の電気配線において、組付ばらつきの検討が不足していたため、当該配線が保護カバーのない箇所で周辺部品と干渉しているものがある。そのため、走行時の振動により当該配線の被覆が損傷して、配線同士が短絡、発熱し、焼損することがあり、最悪の場合、車両火災に至るおそれがある。 改 善 措 置 の 内 容
全車両、当該配線を点検し、被覆に損傷がないものは保護材を追加する。また、被覆が損傷しているものは保護材を追加した新品と交換する。 (製作期間の全体の範囲) は、平成27年10月26日~平成30年5月16日で、553,870台が対象となっており、既に不具合1件に事故が1件発生しております。対象モデルがプリウス・C-HRとなっていますのでハイブリッドモデル・及びPHVになっているのも特徴的。販売台数が好調であるもしくは、あったモデルであるので対象車数も置くなっていますね。 トヨタとしても火災に至る危険があるリコールとなっていると言うことと、配線での火災は、車の全焼に直結してしまうので早期の対応が必要と感じているのでしょう。ユーザーの方は、早々にリコール点検及び対策を行ってもらいましょう!!!
不具合の部位(部品名) 電気装置(エンジンワイヤハーネス) 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
エンジンルーム内の電気配線において、組付ばらつきの検討が不足していたため、当該配線が保護カバーのない箇所で周辺部品と干渉しているものがある。そのため、走行時の振動により当該配線の被覆が損傷して、配線同士が短絡、発熱し、焼損することがあり、最悪の場合、車両火災に至るおそれがある。 改 善 措 置 の 内 容
全車両、当該配線を点検し、被覆に損傷がないものは保護材を追加する。また、被覆が損傷しているものは保護材を追加した新品と交換する。 (製作期間の全体の範囲) は、平成27年10月26日~平成30年5月16日で、553,870台が対象となっており、既に不具合1件に事故が1件発生しております。対象モデルがプリウス・C-HRとなっていますのでハイブリッドモデル・及びPHVになっているのも特徴的。販売台数が好調であるもしくは、あったモデルであるので対象車数も置くなっていますね。 トヨタとしても火災に至る危険があるリコールとなっていると言うことと、配線での火災は、車の全焼に直結してしまうので早期の対応が必要と感じているのでしょう。ユーザーの方は、早々にリコール点検及び対策を行ってもらいましょう!!!
via www.mlit.go.jp
日産のリコール
届出者の氏名又は名称 日産自動車株式会社
不具合の部位(部品名)始動装置 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
イグニッションスイッチのポジション保持用スプリングにおいて、成形設備のメンテナンスが不適切なため、成形時に傷がついたものがある。そのため、イグニッションキー操作の繰り返しによって当該スプリングが破損し、イグニッションキーに多数のキーホルダー等の重量物を装着していると、走行中の振動等によりイグニッションキーがON位置以外に回転し、車両電源が断たれてエンジンが停止するおそれがある。なお、この状態で事故を起こした場合、エアバッグが展開しない。 改善措置の内容
全車両、イグニッションスイッチを良品と交換する。 (製作期間の全体の範囲) は、平成28年12月22日~平成30年2月15日で比較的新しい期間で発生し、対象台数が38,533台と極端に多くは無いですが、最近の傾向として1メーカーが、OEM供給をしている結果、多岐メーカーにて発生しているのが特徴的。 今回は、OEMだけでなく、部品を共用しているメーカー・車種で発生しているので、広範囲なメーカーで、広範囲な車種になってしまったと言うのも見逃せない点でしょう。日産だけで9車種、これ以外にいすゞ、マツダ、三菱でもリコールになっております。 事故はまだ発生していないので良いのですが、リコールの内容を考えると年式が古くなるに連れて、不具合が発生しそうな状況にみえます。また、車種的にも商用ベースモデルが多いので早めにリコール対策を行ってもらうのが良いのではないでしょうか??
不具合の部位(部品名)始動装置 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
イグニッションスイッチのポジション保持用スプリングにおいて、成形設備のメンテナンスが不適切なため、成形時に傷がついたものがある。そのため、イグニッションキー操作の繰り返しによって当該スプリングが破損し、イグニッションキーに多数のキーホルダー等の重量物を装着していると、走行中の振動等によりイグニッションキーがON位置以外に回転し、車両電源が断たれてエンジンが停止するおそれがある。なお、この状態で事故を起こした場合、エアバッグが展開しない。 改善措置の内容
全車両、イグニッションスイッチを良品と交換する。 (製作期間の全体の範囲) は、平成28年12月22日~平成30年2月15日で比較的新しい期間で発生し、対象台数が38,533台と極端に多くは無いですが、最近の傾向として1メーカーが、OEM供給をしている結果、多岐メーカーにて発生しているのが特徴的。 今回は、OEMだけでなく、部品を共用しているメーカー・車種で発生しているので、広範囲なメーカーで、広範囲な車種になってしまったと言うのも見逃せない点でしょう。日産だけで9車種、これ以外にいすゞ、マツダ、三菱でもリコールになっております。 事故はまだ発生していないので良いのですが、リコールの内容を考えると年式が古くなるに連れて、不具合が発生しそうな状況にみえます。また、車種的にも商用ベースモデルが多いので早めにリコール対策を行ってもらうのが良いのではないでしょうか??
via www.mlit.go.jp
スバルのリコール
届出者の氏名又は名称 株式会社SUBARU
不具合の部位(部品名) 制動装置(駐車ブレーキ) 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
電動パーキングブレーキのコントロールユニットにおいて、部品製造時の基板取扱いが不適切なため、基板上素子の強度が不足しているものがある。または、センサ部品の構造及び製造時の管理が不適切なため、強度が不足しているものがある。そのため、これらが搭載された車両の使用過程で素子やセンサ部品が破損し、警告灯を点灯させ電動パーキングブレーキが作動しない、もしくは低速走行時に運転者が意図しない瞬間的なパーキングブレーキ作動が起きるおそれがある。 改 善 措 置 の 内 容
全車両、電動パーキングブレーキを対策品に交換する。 (製作期間の全体の範囲)は、平成21年4月20日~平成26年9月5日までの間となっており、不具合件数が、243件既に起きていることからすると、若干リコール申請が遅い印象があります。今回対象モデルがレガシーのみとなっておりますので広範囲なモデルになっていないのが少し安堵させられるところでありますね。 ただ、パーキングブレーキとはいえ制動装置にて不具合や事故の起きる可能性のあるリコールですので、本来であればもう少し早めのリコール申請を行っていれば良かったのかなと筆者的には思うところでもあります。 当該モデルのユーザーは、車両不具合が既に発生している可能性もありますので、早めにリコール点検、対策を行ってもらえたらと思います。
不具合の部位(部品名) 制動装置(駐車ブレーキ) 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
電動パーキングブレーキのコントロールユニットにおいて、部品製造時の基板取扱いが不適切なため、基板上素子の強度が不足しているものがある。または、センサ部品の構造及び製造時の管理が不適切なため、強度が不足しているものがある。そのため、これらが搭載された車両の使用過程で素子やセンサ部品が破損し、警告灯を点灯させ電動パーキングブレーキが作動しない、もしくは低速走行時に運転者が意図しない瞬間的なパーキングブレーキ作動が起きるおそれがある。 改 善 措 置 の 内 容
全車両、電動パーキングブレーキを対策品に交換する。 (製作期間の全体の範囲)は、平成21年4月20日~平成26年9月5日までの間となっており、不具合件数が、243件既に起きていることからすると、若干リコール申請が遅い印象があります。今回対象モデルがレガシーのみとなっておりますので広範囲なモデルになっていないのが少し安堵させられるところでありますね。 ただ、パーキングブレーキとはいえ制動装置にて不具合や事故の起きる可能性のあるリコールですので、本来であればもう少し早めのリコール申請を行っていれば良かったのかなと筆者的には思うところでもあります。 当該モデルのユーザーは、車両不具合が既に発生している可能性もありますので、早めにリコール点検、対策を行ってもらえたらと思います。
via www.mlit.go.jp
まとめ
9月は、日本メーカーからのリコール情報の中で重要と思われるものが多くあったのではないでしょうか?
中でも特徴的なのは、電気的な不具合等によるリコールが多いように見えます。またOEM供給からのメーカーを跨いでのリコール発生も最近の特徴的なところといえるでしょう!!!
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