電気自動車用のポータブル充電池スタートアップが、アメリカで注目

先日の記事で、電気自動車のドライバーにとっては、チャージ・ポイントが無かったらどうしようかという、「距離の不安」の問題が付いて回ります。日本だと、北海道なんかがそうでしょうね。アメリカでも、思いは同様のようですが、ここに来て注目されるスタートアップが。「ポイントが無いなら、充電池を車に積めば良いじゃないか」と、ピザボックスぐらいの大きさのデバイスを開発したのです。スマートフォンの電池式充電器があるような感じですね。コロンブスの卵的な発想ですが、これがアメリカで注目されているのですって。

「もはや距離の不安はありません。より遠くまで行きましょう」

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注目されているのは、SparkCharge社。リンクトインに記載された会社プロフィールによりますと、2014年の創業でして、現在の従業員数は10人だそうですから、小さな会社ですね。 そんな同社のHPには「携帯可能で、超高速のチャージング。何時でもどこでも、望んだ時に可能です。もはや距離の不安はありません。トランクに積むことにより、もっと遠くへ行きましょう。皆さんが、必要な距離を旅するようにしました。旅が簡単になったのです」と謳っています。 実際、写真を見ると、やや大きいかなと思わされるものの、ピザボックスを重ねたようなチャージ器から充電されているのが分かります。

YouTubeのデモ映像を見ると、それほど重たく無さそう。いちいち車外に運び出さねばならないのが、ちょっと難点かもしれませんね。

お値段20ドル。1回の充電で約160キロ走れるだけの電気を供給

さて、気になるお値段などについては、グッド・ニュース・ネットワークというサイトの記事から紹介していきましょう(2018年10月27日付け)。 それによると、お値段は20ドル。アプリからチャージを頼めば、会社が持って来てくれるというビジネスモデルです。1回の充電で100マイル(約160キロ)走行できるとのことですから、予備として搭載するには良いかもしれませんね。 チャージの速度ですが、1マイルの走行にかかる時間が1分で、既存の自宅でのチャージ器の14倍の速さだそうです。 現在、本社はニューヨーク州のバッファロー郊外にあり、最近開催されたテクノロジーのコンペで勝ち抜いて100万ドルを獲得したとのことです。今後は、ファンドを使ってスタッフを増員し、2019年までには最低でも1000台を出荷していきたいとの意向を示しています。 また、道路補修会社と提携しながら、Uberなどの業界大手とも手を組んで、簡単にサービスを使ってもらうようにしていこうと計画しています。 「今後の見通しは明るい。電気自動車のオーナーは、どこにいようと何時でも望めば、充電したボックスを宅配してもらえるのだから。インフラのあるべき姿です。ピザが欲しければ電話を掛けて、ボタンを押せば配達してもらえます。これが電気自動車の世界でも同様であって欲しい」と、CEOはフォーブスの取材に応えていたと、記事では紹介しています。

まとめ:自ら焦った体験が原点に。類似サービス無く、大化け?

記事では、何故かCEOのお名前が出てきませんでしたが、同社のアーカイブに収録されている、NYS Manufacturing Nowというニューヨーク州のイベントでのインタビューによると、ジョシュア・アビブというお名前の方だそうです。 ニューヨーク州のシラキュース大学で経済学やデータサイエンスの修士号を取られたインテリさんですが、開発の動機となったのは、友人からジープを借りて1週間運転したことだったそうです。 返す時には満タンにしておいてという条件だったのですが、「いざそうしようと思ったら、ガソリン・ステーションが見当たらず、随分と焦ったんです」(御本人)。そこから、「ガソリン車でこうなら、電気自動車はどうなんだろう」と興味を抱いて調べてみたところ、「距離の不安」という思いをドライバーが抱いていることに気づきました。「チャージ・ポイントが少ないのなら、充電池を持ち運べば良い」との思いに至り、起業していったのだそうです。 転んでもただでは起きないというところでしょうか。グーグルで検索した限りでは、類似のサービスは見当たりませんので、ひょっとしたら大化けするかもしれません。日本でも売らないかな♪
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