ダイハツ、軽乗用車6車種に「リミテッド」シリーズを設定　キャスト、ウェイク、ムーヴキャンバス編

今回は、軽乗用車6車種に、お買い得な「リミテッド」シリーズを設定し、「パノラマモニター」等を標準装備するなど、お買い得感を持たせた仕様となっています。 また、「ムーヴ キャンバス」には、ステアリングスイッチでワンタッチ操作による「パワーモー ド」への切り替えが可能な「Ｄアシスト」や、ブラックインテリアパックを標準装 備したグレードを追加する一部改良も行っています。 では、9月3日 に発売されるキャスト、ウェイク、ムーヴキャンバスの「リミテッド」シリーズをご紹介しましょう。

スズキの人気モデルハスラーの対抗馬と期待されていたキャストですが、現在、自社生産の軽乗用車の中では、ウェイクと並んで最下位に低迷しているだけにテコ入れは必須。そこで、キャストではアクティバとスタイルにリミテッドが設定されます。純正ナビ装着用アップグレードパック とシートヒーター（運転席/助手席） が装備され、Ｇ“リミテッドＳＡⅢ”にはパノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパッケージも装備されます。

車両本体価格 Ｘ“リミテッドＳＡⅢ” ：1,296,000円(4WD車1,420,200円)
Ｇ“リミテッドＳＡⅢ” ：1,436,400円(4WD車1,560,600円)

軽乗用車の新たな可能性を、その高さに求めて話題となったウェイクですが、販売状況はキャスト以上の低迷ぶり。このところの販売台数をみると、ウェイクの下はダイハツからのOEMであるトヨタのピクシスシリーズとなっているのです。それだけに、今回のリミテッドの中でも装備アップが多くなっています。 装備内容は、パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック、左側パワースライドドア、左側スライドドアイージークローザー。安価バージョンのＬ“リミテッドＳＡⅢ” には、パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック ・ＬＥＤスタイルパック。さらに、Ｇターボ“リミテッドＳＡⅢ”では、パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック、１５インチアルミホイール、ＬＥＤフロントパーソナルランプ /リヤパーソナルランプ/ラゲージルームランプ/バックドアランプ が装備されます。

車両本体価格 Ｌ“スペシャルリミテッドＳＡⅢ” ：1,490,400円(4WD車1,614,600円)
Ｌ“リミテッドＳＡⅢ” ：1,614,600円(4WD車1,738,800円 )
Ｇターボ“リミテッドＳＡⅢ” ：1,717,200円(4WD車1,841,400円)

ムーヴキャンバスでは一部改良も行われ、グレード体系の変更や全グレードで衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」が標準装備 されます。 「Ｇ“メイクアップＳＡⅢ”」「Ｘ“リミテッドメイクアップＳＡⅢ」にパノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパックを標準装備し、グレード名を「Ｇ“メイクアップリミテッ ドＳＡⅢ”」「Ｘ“メイクアップリミテッドＳＡⅢ」に変更。 さらに、「Ｇ“メイクアップリミテッドＳＡⅢ”」「Ｘ“メイクアップリミテッドＳＡⅢ」に対し、Ｄ ａｓｓｉｓｔ切替ステアリングスイッチとブラックインテリアパックを標準装備した新グレード、「Ｇ“ブラックインテリアリミテッド ＳＡⅢ”」「Ｘ“ブラックインテリアリミテッドＳＡⅢ”」を設定、「Ｘ“ＳＡⅢ”」に両側パワースライドドア（ワンタッチオープン/予約ロック機能付）、スライドドアイージークローザー（左右）を追加。そして、WLTCモード走行燃費値を取得しました。

車両本体価格 G “メイクアップ リミテッド SA Ⅲ” ：1,555,200円(4WD車1,679,400円)
X “メイクアップ リミテッド SA Ⅲ” ：1,479,600円(4WD車1,603,800円)

主要6車種に上級グレードを追加し、人気のムーヴキャンバスも一部改良を行ったダイハツ。 このところスズキには大きく差を付けられており、登録乗用車では車種も少ないいたしかないとしても、軽自動車トップの座だけは死守したいところ。2018年後半に向けての販売を後押しすることができるでしょうか。