10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー2018には話題のモデルがぞくぞくと発表されています。その中から気になる日本車メーカーの話題を集めてみましょう。まずは欧州初披露の新型車を発表したトヨタから。
新型「RAV4」 2.5Lダイナミックフォースエンジン搭載
新型「RAV4」には、2.5Lエンジンとモーターを組み合わせた新世代のトヨタハイブリッドシステムを搭載。「TNGA」による新型2.5Lダイナミックフォースエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステム全体で、222hpのパワーを引き出し、NEDC計測モードで22.2km/Lの燃費性能を達成しています。
また、新開発された2.0Lガソリン車も設定され、4WD車には、2WD走行時に後輪に動力を伝達する駆動系の回転を停止させて燃費向上を図る「ディスコネクト機構」が採用されるのが興味深い。
最新版「E-Four」には トレイルモードを採用
さらに、新型「RAV4ハイブリッド」には最新版の4WD「E-Four」を採用。モーターで駆動する後輪のトルクを、1.3倍に増加、適切に後輪にトルクを配分する新制御を採り入れています。さらに、「トレイルモード」を採用し、スロットル制御や変速パターンが最適な設定になります。
そして、第2世代の予防安全パッケージ、「トヨタセーフティセンス」には、歩行者検知(昼間・夜間)と自転車検知(昼間)を行い、衝突回避支援または被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」が導入されています。
また、前方車両の追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール」、「レーントレーシングアシスト」、そして「レーンディパーチャーアラート」を採用。さらに夜間の前方視界確保を支援する「オートマチックハイビーム」、「ロードサインアシスト」などが用意されます。
さらに、高精細カメラが撮影したリアルタイム映像がコクピットに表示されるトヨタブランド初の「デジタルリアビューミラー」が設定される予定です。これにより、荷物スペースの大きな荷物や背の高い後席乗員が乗っていても、ドライバーの後方視界が確保されたとしている。
新型「カローラ・ツーリングスポーツ」 大きくなったワゴンバージョン
今回、ワールドプレミアとなった新型「カローラ・ツーリングスポーツ」は、欧州市場では「オーリス・ツーリングスポーツ」の後継モデルになり、ハッチバックとともに「カローラ」に統一され、オーリスの名称は消滅したことになります。
また6月に日本で発表された「カローラスポーツ」に次ぐ、新世代カローラシリーズののワゴン版であり、「カローラフイルダー」の後継モデルと見られ、あと残るは4ドアセダンのみです。
小さなシューティングブレイク
欧州のデザインセンターが担当したとされる新型「カローラ・ツーリングスポーツ」のデザインは、フロントマスクこそ「カローラスポーツ」と同様のデザインですが、伸びやかなワゴンフォルムで人気のシューティングブレークのようなルーフラインが特徴となります。
ホイールベースも「カローラスポーツ」より60mm長くったことで、後席足元の空間はクラスで最高レベルとなり、通常の状態で、598L(VDA計測法)という荷室容量を確保しています。
初搭載2.0Lハイブリッド 欧州仕様では、パワートレインにカローラ スポーツにも搭載されるダウンサイジングの1.2L直列4気筒ガソリンエンジンも用意されますが、1.8Lと2.0Lという2種類のハイブリッドも設定されます。1.8Lのハイブリッドはこれまでの改良を実施され、小型軽量化とリチウムイオンバッテリーの採用により、燃費の向上が見込まれます。 2.0Lのハイブリッドは、最大出力180hp、最大トルク19.6kgmのエンジンに、モーターを組み合わせ、ニッケル水素バッテリーを採用します。このパワーユニットは欧州のユーザーの要望に応えた仕様ですが、「スポーツ」より重量のあるボディである「ツーリングスポーツ」用には最適かも知れません。 また、世界初の3Dドライバーメーター、プレミアムヘッドアップディスプレイ、JBLグリーンエッジプレミアムサウンドシステム、スマートフォンのワイヤレス充電、タッチ方式のマルチメディアシステムなど、最新の車載コネクティビティを搭載しています。
初搭載2.0Lハイブリッド 欧州仕様では、パワートレインにカローラ スポーツにも搭載されるダウンサイジングの1.2L直列4気筒ガソリンエンジンも用意されますが、1.8Lと2.0Lという2種類のハイブリッドも設定されます。1.8Lのハイブリッドはこれまでの改良を実施され、小型軽量化とリチウムイオンバッテリーの採用により、燃費の向上が見込まれます。 2.0Lのハイブリッドは、最大出力180hp、最大トルク19.6kgmのエンジンに、モーターを組み合わせ、ニッケル水素バッテリーを採用します。このパワーユニットは欧州のユーザーの要望に応えた仕様ですが、「スポーツ」より重量のあるボディである「ツーリングスポーツ」用には最適かも知れません。 また、世界初の3Dドライバーメーター、プレミアムヘッドアップディスプレイ、JBLグリーンエッジプレミアムサウンドシステム、スマートフォンのワイヤレス充電、タッチ方式のマルチメディアシステムなど、最新の車載コネクティビティを搭載しています。
まとめ
トヨタの欧州部門トヨタモーターヨーロッパが、パリモーターショー2018において初公開した、新型「RAV4」「カローラツーリングスポーツ」はあくまで欧州仕様車です。
これがそのまま日本国内で販売されるわけではありませんが、人気の出そうな新型「RAV4」とスポーツ以上に需要がありそうな「カローラツーリングスポーツ」は、閉塞感のあるトヨタのラインナップにもっとも必要なモデルとなるでしょう。
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