トヨタの軽商用車であるピクシス バンが一部改良され、MT車にも先進安全機能を搭載したものを今月発売しました。ピクシス バンにどのような先進安全機能が搭載されたのか紹介していきます。
ピクシス バンの概要
via toyota.jp
ピクシス バンは、トヨタが2011年から販売している軽商用車であり、現行モデルが初代モデルになります。このモデルは、ダイハツのハイゼットカーゴのOEM車であり、製造はダイハツが行っています。スバルのサンバーバンもダイハツのハイゼットカーゴのOEM車のため、この3車種は兄弟車となっています。一部改良が繰り返され、マイナーチェンジも2017年に一度行っています。
外観は一般的な軽商用車のデザインになっており、どんな業種の方にも愛されるデザインになっています。室内は全長と全高を生かした広い室内になっており、仕事に必要な様々な道具をたくさん積むことができます。
今回の一部改良では、MT車のグレードであるスペシャル"SAⅢ"(ハイルーフ2WD・5MT)に先進安全機能のスマートアシストⅢが搭載されました。スマートアシストはダイハツが開発した予防安全機能の総称であり、様々な先進安全機能を搭載しています。そのスマートアシストⅢの機能を以下に紹介します。
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スマートアシストⅢ
衝突警報機能・衝突回避支援ブレーキ機能
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スマートアシストⅢの衝突警報機能・衝突回避支援ブレーキ機能は、対車両だけでなく対歩行者にも対応しています。衝突の危険が迫るとまず警報機能によりドライバーに注意喚起します。その後さらに危険が迫った時は、緊急ブレーキが作動し、衝突被害を回避または衝突時の被害軽減に寄与してくれます。
車線逸脱警報機能
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約60km/h以上で走行中にステレオカメラが車線を検知している場合は、道路上の車線から逸脱しそうになると、ドライバーへ警報し、逸脱回避操作を促します。この機能があれば、走行中に万が一車線を逸脱してしまってもすぐに知らせてくれるので安全な走行を心がけることができます。
誤発進抑制制御機能
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アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を防止してくれます。約10km/h以下で障害物を認識後、踏み間違い(アクセルペダルを強く踏み込んだ場合)を判定して、エンジン出力を抑制し、ブザー音とメーター内表示で知らせてくれます。間違って踏んでしまって店に突っ込んだり、立体駐車場から転落したりという大きな事故を未然に防いでくれるので、この機能があればいざという時は安心ですね。
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先行車発進お知らせ機能
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信号待ちで青に変わった時など、先行車が発進した時に発進を促すように知らせてくれる機能です。ついうっかり発進し忘れた時に後ろの車からクラクションを鳴らされるシーンはよく遭遇しますが、この機能があればブザー音とメーター内表示で知らせてくれるので、発進忘れを防止してくれます。
オートハイビーム
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対向車のヘッドランプなどで前方の明るさを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれます。先行車と対向車がいる場合は自動でロービームに切り替わり、他の車両に迷惑をかけることがありません。そして先行車と対向車がいない場合は自動でハイビームに切り替わり、夜の視界の確保をしっかりとしてくれます。この機能があれば切り替え忘れがなくなるので、より周りを考えた運転を実現できます。
コーナーセンサー
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車庫入れや縦列駐車時に役に立つ機能です。死角になりやすい左右後方の障害物をブザー音で知らせてくれるので、駐車が苦手な方にはとても助かる機能になっています。
まとめ
今回はトヨタのピクシス バンの一部改良による、MT車へのスマートアシストⅢ機能追加の詳細を紹介してきました。これだけの安全機能が備わっているので、仕事で頻繁に運転する中での万が一の場合でも危険をしっかりと回避してくれます。運転初心者の仕事人にはうってつけの車ですね。
気になられた方は是非一度試乗してみてはいかがでしょうか?
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気になられた方は是非一度試乗してみてはいかがでしょうか?