スウェーデンのUniti社というスタートアップの小型電気自動車が、可愛らしくてスペックが凄い!

スウェーデンのUniti社というスタートアップが、3人乗りの小型電気自動車の開発を進めています。可愛らしい外観ながら、最高速度は130キロで、航続距離は、最大で300キロ。しかも、発車後4秒未満で80キロまで出せるという、凄いスペック。2019年には販売を開始し、アジア進出も視野に入れていると、CEOは語っています。

昨年末に産声を上げたばかりのスタートアップ

Uniti One – Swedish Electric Car

車の名前は「Uniti One」。100%電気で動く車であり、軽量化によって高性能が出せるとしています。 「安全でクリーンで快適な車両を、環境面や社会の持続可能性等といったニーズとバランスを取りながら、市場が望むプログレッシブなデザインと素晴らしい性能や体験をお届けしたい」と、意気込みを語っています。なお、1号車は2017年12月に同国のランズクローナという街で生産されたとのことです。 これを報じたTechAcute.comというサイト(2018年6月27日付け)によると、販売予定価格は1万4900ユーロ。日本円にして約190万円とのことですから、セカンドカーとして使うのには良いかも。なお、今後価格が変わる可能性があるとしています。 「Uniti Oneは、小さくて流線型の未来を思わせるデザインと、ユニークなハンドルが特徴だ」と、記事では解説しています。確かに、ハンドルというより、飛行機の操縦桿を想像してしまう作りですね。

大学のオープン・イノベーションから生まれたプロジェクト

サイトでは、同社CEOのルイス・ホルン氏とインタビューしています。そのホルン氏によると、元々はスウェーデン南部にあるルンド大学でのオープン・イノベーション・リサーチ・プロジェクトとして始まったのだそうです。 2016年1月には、そこから独立する形でスタートアップ企業として想像。現代の消費者が求める期待や需要、都市部での移動パターンや、社会が直面する環境面の課題を解決していく手立てとして、電気自動車を現実のものとしていきたいという思いがあると答えています。 こうした要求定義を満たそうと、コンセプトを検証し、ドライバーを中心に据えた、スケーラビリティの高い車両にしたそうです。 「今の乗用車って、混雑した都市を移動するのに、やらずもがなの害を余りにも多く引き起こしている。しかも、複雑で、重いし、高い。人による都市の交通の在り方は再考される必要があるという証拠は多々あるし、市場は新しい何かを熱望しているのだ。そこが、大学の研究プロジェクトとして開始した際の考えの原点となった。」(ホルンCEO) もっとシンプルで行こうぜ、となりましょうか。

最初のガルウィング・ドアなどから設計変更も

基本設計は、2015年に出来ていました。その時は、ドアをガルウィングにするなど、より未来を強調したデザインでした、生産実現性やエネルギー効率を考慮し、また、幅広い層にアピールさせようと、今の形に落ち着いたそうです。 ホルンCEOは、 「とかく社内外のステークホルダーの意見を聞き入れ、あれもこれも盛り込もうとする余り、自動車の設計は長くて退屈な作業となりがちだが、弊社は基本的にゼロから設計した分、自動車業界の現状を視野に入れず、一般の人々が思い描くような車にもしなかった。最大のエネルギー効率と、電気による移動技術が提供する全ての利点に重点を置いた設計にした」 と、デザインや性能面での革新性を強調しています。なお、デモ映像では銀色ですが、社として複数の色で販売していく予定だそうです。「ただし、具体的な色は決まっていない」とのことです。

まとめ:2019年には本格販売。アジアなど海外進出も視野に

Paper Plane The Hand Sky · Free photo on Pixabay (34480)

資金はクラウドファンディングで集め、次のラウンド分までは確保しています。また、今年いっぱいは試作車の準備をしますが、海外進出の計画を持っており、最初の販売は2019年後半に行いたいとしています。 社としては、当初は欧州市場(スウェーデンやノルウェー、英国やオランダなど)に力を注ぎ、提携先などについて今年後半に発表する予定。その後でアジアに矛先を向けたいとしています。 特にアジアでは、インド市場を重視するようで、5人がけの車を設計し、今年2月にデリーで行われた自動車ショーに出展しています。 少子化が進む日本で、先行的に販売して欲しいなぁと思ってしまいました。ちょっと楽しみな車ですね! 出典:
http://techacute.com/swedish-startup-uniti-one-ev/
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