2018年上半期(1〜6月)の車名別新車販売台数でも「N-BOX」がトップ

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、6月および2018年上半期(1〜6月)の車名別新車販売台数を発表。それによると、「N-BOX」が6月度、2018年上半期 ともに登録車を含む第1位、登録車では日産の「ノート」が第1位を獲得しました。

ベスト3はすべて軽自動車

2位のスズキスペーシア

2位のスズキスペーシア

2018年上半期(1月~6月)における販売台数は、127,548台の「N-BOX」が登録車を含む新車販売台数において第1位。2位のスズキの「スペーシア」も「N-BOX」と同じく、人気の軽トールワゴンですがその差は約4万7千台と大きく、さらに前年比も大きく上回る快進撃を続けています。 また、ベスト3はすべて軽自動車、ベスト10には軽乗用車が6台入るという結果となっています。そしてベスト3の軽乗用車は前年比を上回り、登録車はトップの「ノート」や上位の「プリウス」も前年比を下回っています。

2018年上半期の新車乗用車販売台数ランキングベスト10

()内は前年比 1位 ホンダ N-BOX 127,548台(120.1%) 
2位 スズキ スペーシア 79,718台(138.0%)
3位 ダイハツ ムーヴ  74,109台(102.7%)
4位 日産 ノート 73,380台(87.1%) 
5位 ダイハツ タント 71,809台(89.1%) 
6位 日産 デイズ 71,778台(93.6%) 
7位 トヨタ  アクア 66,144台(103.1%) 
8位 トヨタ  プリウス 64,019台(70.2%) 
9位 スズキ ワゴンR 61,987台(108.4%)  
10位 日産 セレナ 56,095台(103.2%)

登録車は、日産『ノート』が7万3380台で初の一位

ノート e-POWER4WD

ノート e-POWER4WD

また、登録車では、日産『ノート』が7万3380台で初の一位を獲得。日産車としては48年ぶりの国内登録車トップとなりました。6月単月ではトヨタの「アクア」に首位を譲って入るものの、「ノート e-POWER」に4WDを追加するとともに仕様を向上して5日より発売しており、下半期に向けてもより販売を加速することとなりそうです。 さらに日産車では、セレナがトヨタの「ヴォクシー」に約8千台もの差をつけミニバンクラストップとなっています。

2018年上半期の登録乗用車販売台数ランキングベスト10

()内は前年比 1位 日産 ノート 73,380台(87.1%)
2位 トヨタ アクア 66,144台(103.1%)
3位 トヨタ プリウス 64,019台(70.2%)
4位 日産 セレナ 56,095台(103.2%)
5位 ホンダ フィット 47,962台(103.9%)
6位 トヨタ ヴォクシー 47,702台(107.8%)
7位 トヨタ シエンタ 45,417台(84.1%)
8位 トヨタ ルーミー 44,923台(114.9%)
9位 ホンダ フリード 43,984台(72.0%)
10位 トヨタ ヴィッツ 42,529台(82.4%)

その他の車種の結果

厳しい状況のトヨタC-HR

厳しい状況のトヨタC-HR

登録乗用車の、ベスト10以外で目立つのは、 ステップワゴンやリーフ といった前年比を大きく上回る車種がある一方、プリウスの70.2%、C-HRの51.7%といったように、前年比を大きく下回る車種が見られることです。6月単月を見ても、プリウスは前年比55.5%、人気のあるSUVでは2017年度トップであったC-HRにいたっては、前年比47.6%と深刻な状況です。 11位 トヨタ C-HR 40,998台 (51.7%)
15位 ホンダ ステップワゴン 31,436台(144.5%)
32位 日産 リーフ14,586台(203.5%)

まとめ

N-BOX については、Nシリーズが2018年6月末時点で200万台を突破するなど、勢いは止まらず、さらに今夏には新たなモデルとして、「N-VAN(エヌ バン)」の発売を予定していることもあり、下半期もN-BOXだけは別格の状況が続きそうです。 「ノート」は今年度にはいってから、「アクア」の後塵を期すことが多く、前年度も割る月が多いのですが、「e-POWER」に4WDを追加するなどのテコ入れがどこまで効果を発揮するかが注目されます。
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