パリで来月ガソリン価格高騰に業を煮やしたドライバーの抗議活動が計画中

フランスでは、年初からガソリン価格が高騰中。おまけに、ガソリン税もバカ高。これに業を煮やしたドライバーが、来月パリで環状道路で抗議活動を計画中なのだそうです。ソーシャル・メディアなどでの呼びかけに賛同者が続出しているとのことですから、旅行や出張を計画している人は要注意かもしれませんね。

1月から上昇止まらず。怒りに燃えた女性が「抗議しよう」

Change.orgのHPより

Change.orgのHPより

ザ・コネクションというフランスに関するニュース情報を配信しているサイトの記事を紹介してみましょう(2018年10月26日付け)。 フランスでは、今年になってガソリン価格の上昇が止まらないままでして、業を煮やしたパリ郊外のセーヌ=エ=マルヌ県に住むプリシラ・ルドスキーという女性が、オンライン署名活動サイトであるChange.orgで「11月17日に抗議活動しましょうよ」と呼びかけました。 すると、賛同者が続出。記事の書かれた時点で30万人が署名しています。で、先ほど覗いて見たら40万人を超していました。目標が50万人だそうですから、達成間近なのかもしれません。 Change.orgの請願文(グーグルの自動翻訳でフランス語から英語にしたもの)を読んだ限りでは、そら怒るわと言いたくなるような内容でした。まず、フランスが原油輸出国と揉めており、輸入価格が2年間で174%も上がっているのだそうです。その上、CLCVという消費者保護団体の調査を引用しながら、ガソリンスタンドで払うマージンまで上昇。トドメはガソリン税が60%なんですって。これで怒らなかったら、イエス様かお釈迦様ってところですよね。コメントの中には「遂に革命の時が来た。対象は、ガソリンだけではない」というのもありました。さすが、フランス革命の国ですねと、思わず棒読み。 サイトの取材に対し、「パリ郊外に住んでいる人は、車を日常的に使っている。だから、こんな価格は耐えられない。皆が怒っていても驚きません」と、憤懣やるかたなし。もっとも、署名を集め出した頃は、賛同者がいるかどうか自信がなかったようで、蓋を開けたら洪水のような状態になったことにビックリなさっています。 ちなみに、フランスではマクロン大統領が、排出ガス抑制へディーゼル車抑制策を打ち出しています。署名では、環境保護の大切さは認めつつも「だったら電気自動車の価格を安くしなさい」と釘を刺しています。「高いから買い換えられないのに、ガソリン税まで高いままなら、今の車すら乗れないじゃない」というわけなのです。

Xデーは11月17日。場所はブルヴァール・ペリフェリック

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さて、抗議運動の日取りですが、11月17日と決定。場所は、パリのブルヴァール・ペリフェリック。東京の環七みたいなところです。フェイスブックでも専用ページを開設していますが、参加に興味を示している人は22万8000人に昇っているとのことですから、半分が行ったとしても渋滞が予測されそう。 しかも、フランス当局にとって頭が痛いのは、どうもパリだけで済みそうにもないこと。他の地域でも「こっちでもやろうよ」との声が上がっているからです。 その一人がセルジュ・ボニー氏。オート=ヴィエンヌ県(自転車レースで有名なトゥールーズとパリの間にある県だそうです)のリモージュで、抗議活動計画に参加中。「家に車は3台あり、1台を仕事に使っている。1週間で2000キロ走るけど、こう高いと仕事にならない」と怒り心頭。他にも、「家計の出費で一番大きいのがガソリン代。だから絶対に参加する」との女性もいました。 この他、パリ南西のサントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏のロワールに住む失業中の住民は「3人の子供の内、2人が障害者で、40キロ離れた養護学校に車を使って通わせている。1日2往復するので、こんな価格では車上生活しかない」と、悲痛な決心で参加の意志を表明しています。

まとめ:パリ以外の抗議スケジュールが分からない不気味

何とも不穏な感じですが、救いとなるのは、参加する若者の中に「全てを破壊することが目的では無い。我々有権者が選んだ政治家に、考えを促したい」(トニー・シャロン氏)との声があることでしょう。こういった場合、若い人ほどブレーキが利かないもんですからね。 ともあれ、パリ以外での抗議スケジュールが記事にないのが気になります。フランス各地の日本領事館に電話して置いた方が良いかもしれませんね。帰国の空の便に乗り遅れたら、一大事ですし。
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