2019年3月11日 更新

日本が誇る渾身のFFリアルスポーツカー、それが「ホンダの顔」シビック・タイプR です!

「FFのスーパーカー」と言えばやっぱりシビック・タイプR!これほどの高性能でありながら普通に買える価格帯です!妥協のないその内容を再検証します!

日本が誇る渾身のFFリアルスポーツカー、それが「ホンダの顔」シビック・タイプR  です!

シビック・タイプRの概要

シビック・タイプR 正面

シビック・タイプR 正面

シビックそのものは、ホンダのCセグメントの乗用車であり、その点ではけっしてスポーツカーということではありませんが、シビック・タイプRは別物なのです。「タイプR」という名称は、ホンダのスポーツグレードにつけられる名称です。

ホンダの車種に設定されるスポーツモデルの最上位グレードであり、ホンダのスポーツ車全体の代名詞でもあります。過去では、NSX、インテグラ、アコードなどでタイプRがラインアップされています。

さて、シビック・タイプRです。先代では限定750台の販売でしたが、現行車はカタログモデルになっているので、いつでも購入できます。ニュルブルクリンクの北コースを7分43秒80で駆け抜けるシビック・タイプRの圧倒的な速さは、もはやFFのスーパーカーと呼んで差支えないと思います。
シビック・タイプR 横

シビック・タイプR 横

先代の欧州タイプRの時からボディはやや大型化して、2リッターエンジン、ターボ化で大幅なパワーアップを果たしています。

新型プラットフォームの5ドアボディは、全長が17cmも大きくなっていますが、ドア回りの開口部の接着方式を採用、捻り剛性は先代より38%も引き上げ、車重は逆に16kgも軽くなっています。これぞ進化ですね。

FFのハンドリングカーということで、リアの接地安定性に着目。リアサスをマルチリンク化、トレッドも先代比で65mm拡大し、リアタイヤの接地性を高めています。

ニュルブルクリンクで速くなったということで、どれだけ硬派になったのだろうか?と思うかもしれませんが、そういう点では裏切られます。走行品質は普段使いでのマナーが洗練されており、かなり上品なのです。足まわりはアダプティブダンパーを備えているので当然ながらスポーティーに硬いのですが、荒くなく、乗り心地はフラットに仕上がっています。

昔のスポーツカーと違ってクラッチも重くありません。このあたりはさすがに新時代のスポーツカーになっているのです。

エクステリア

エクステリア

エクステリア

シビック・タイプRのエクステリアは鮮烈な印象を与えています。しかし、このデザインは見た目を狙ったものではなく、先進のエアロダイナミクスに裏打ちされたものなのです。

超高速域までしっかりダウンフォースを獲得するために、CFD(流体解析)、風洞実験を繰り返して、ニュルブルクリンク、アウトバーンなどでの実地走行を行いながらエアロパーツは検証されています。
エクステリア

エクステリア

リアスポイラーのウイングは2ピース構造で従来よりも薄型になっています。

ルーフ後端のボルテックスジェネレーターは、後方に流れる空気の剥離を抑えてリアスポイラー効果を高めます。

3本出しのエキゾーストシステムも個性的です。左右パイプがメインで、中央は低回転域で音圧の向上に貢献します。高回転域では負圧の効果でこもり音の低減に役立つそうです。

インテリア

インパネ

インパネ

タイプRは、赤を効かせたエネルギッシュな黒と赤のコントラストが鮮やかなインテリアデザインになっています。スポーティーさを強調した室内です。

インパネはアルマイト調の赤ストライプを加えたカーボン調パネルです。操舵感にこだわったという下端を水平にカットしたDカットタイプの本革巻ステアリングホイール。ストップウォッチやレブインジケーターなど独自のコンテンツを盛り込んでいる専用メーター、という内容です。

カーボン調パネルとメタリックな赤輝き、コクピットはスポーティーな演出でいっぱいです。フロントシート位置は低く設定され、車両と一体感のあるスポーティーなドライビングポジションを実現しています。
シート

シート

また、強力なコーナリングGやブレーキGまでドライバーの操縦姿勢をしっかり保持するシートはTYPE R専用タイプを採用しています。

専用設計となるTYPE Rシートは、胸郭や大腿部をサポートするワイヤが設けられており、大きな「面」を作り出すことで高速旋回での強い横Gや制動時前Gからもドライバーを効果的にサポートします。

メカニズム

エンジン

エンジン

シビックタイプRには、高出力&高レスポンスの2L VTEC TURBOエンジンが搭載されています。

従来より10psパワーアップした320psのエンジンには、低慣性モノスクロール・ターボチャージャー、多段噴射インジェクターによる直噴システム、新たに軽量フライホイールも組み込まれ、過給レスポンスを高める電動ウエイストゲートも付いています。

アクセルを踏んだ瞬間からシートに背中を押しつけられるほどの加速Gが立ち上がります。パワーは低回転からピークまでそれこそ胸のすくような吹け上がりで、驚くべき高性能を発揮します。320PS、40.8kgf・m。ことエンジンパワーに関しては全く不満はないはずです。
ドライブモード

ドライブモード

ドライブモード機構も付いており、エンジン、ダンパー、ステアリング、レブマッチシステムなどのレベル(硬軟)を「コンフォート」から「+Rモード」まで3段階変えられます。デフォルトは「スポーツ」で、それは「NSX」と同じです。

そして新機軸となるのはレブマッチシステムです。これは「ヒール&トーを不要にする」と謳っている回転合わせのメカニズムです。シフトダウンでわざとガクンとさせようとしてもできません。スムーズになるのです。もちろん自分で回転合わせをやっても邪魔にはなりませんから、非常に役に立つ装備だと思います。設定でオフにすることもできます。

6速マニュアルトランスミッションは、エンジンポテンシャルを活かし切るために、1〜6速で専用クロスレシオを設定しています。ファイナルギア比はローレシオ化、全域で気持ちよく加速性能を引き出します。シフトストロークは40mmで、シフトチェンジが小気味よく決まる滑らかな操作感です。

★基本スペック
ボディサイズ:4,560×1,875×1,435mm(ホイールベース:2,700mm)
車両重量:1,390kg
燃費:JC08モード:12.8km/L
最高出力:235kW(320PS) /6,500rpm
最大トルク:400N·m (40.8kgf·m) /2,500-4,500 rpm
駆動方式:FF、トランスミッション:6速マニュアル

まさに最強のFFスポーツ

安全装備・運転支援機能

安全装備・運転支援機能

英国製で「欧州仕込み」を感じさせるシビックタイプR。もちろん安全装備や運転支援機能も万全です。

その上で驚愕の旋回能力を発揮する鮮烈な走りを実現しているわけで、これこそFF最強です!!

明らかに違う次元の走りを堪能できるクルマ。お値段はややプレミアムにはなりますが、それだけの価値は間違いなくあると思います。ぜひ、試乗して体感してもらいたいものです!
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