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スズキ インドで3か所目のバイオガス・プラント開所式を開催

スズキがインド・グジャラート州で3か所目となるバイオガス・プラントの開所式を開催しました。生産量や牛糞の取扱量、9か所の建設合意との関係を公式発表の範囲で整理します。

スズキ インドで3か所目のバイオガス・プラント開所式を開催 - チビカのニュースカード

この記事は、スズキ株式会社が 2026/08/26に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。

出典:スズキ、インドで3か所目となるバイオガス・プラントの開所式を開催(確認日 2026/08/31)

スズキは2026年8月26日、インドのグジャラート州バナスカンタ地域ビンチバディに建設したバイオガス・プラント「BANAS SUZUKI BIOGAS PLANT」の開所式を開催したと発表しました。実施したのはスズキと、インドにおける100%子会社であるSuzuki R&D Center India Private Limited(SRDI)です。

どういう施設か

このプラントで生産・販売するのは、CNG車の燃料用バイオガス(CBG)と有機肥料の2つであると記載されています。自動車メーカーが車両そのものではなく、その車が使う燃料をつくる側の設備に関わる発表という位置づけです。

発表に添えられた概要は次のとおりです。所在地はグジャラート州バナスカンタ地域ビンチバディ、面積は34,000m2、牛糞取扱量は最大約100トン/日、バイオガス生産量は約1.5トン/日とされています。

項目 発表の記載
所在地 グジャラート州バナスカンタ地域ビンチバディ
面積 34,000m2
牛糞取扱量 最大約100トン/日
バイオガス生産量 約1.5トン/日

生産量については注記が付いており、約1.5トン/日は「CNG車約850台が1日に走行するために必要な燃料の量に相当」すると記載されています。この換算にあたっては、CNG車の燃費を33.47km/kg(ワゴンR CNG車のカタログ値)、1日の走行距離は60kmと想定した、という前提も示されています。台数はこの前提を置いたうえでの相当量であって、実際に給油される台数を数えた値ではありません。

3か所目という位置づけ

今回のビンチバディは、スズキがインドで開所式を行ったバイオガス・プラントとして3か所目です。発表によれば、1か所目のアグサラは2025年12月、2か所目のブカラは2026年1月に開所式を行っています。

スズキはSRDIを通じて、2023年9月にNational Dairy Development Board(全国酪農開発機構、NDDB)および乳業組合Banas Dairyとともに、グジャラート州で9つのバイオガス・プラントの建設に合意しています。すでに稼働しているアグサラ、ブカラと、今回のビンチバディは、いずれもこの合意に含まれるものです。

なぜCNGとバイオガスなのか

発表では、カーボンニュートラル燃料であるバイオガスは、インド乗用車市場の約2割を占めるCNG車の燃料として使用でき、温室効果ガスの排出削減に貢献するとしています。あわせて、バイオガス・プラントの普及はエネルギー自給率の向上に加え、雇用創出や、牛糞などのバイオマス資源の活用を通じた農村所得の向上への貢献が期待されている、と記されています。

また、社長コメントの中で、この事業は日本政府とインド政府が2026年7月に合意した「日印CBG(Cooperative Biogas for Growth)イニシアティブ」に基づく取り組みの一環である、と説明されています。

この発表に書かれていないこと

プラントの投資額、雇用の規模、CBGの販売価格、有機肥料の生産量は、この発表には記載がありません。まだ開所式を行っていないプラントの建設スケジュールや稼働時期についても記載がなく、合意した総数が9つであることと、開所式を終えた3か所の名前だけが示されています。

日本国内で販売される車種への影響についても、この発表には記載がありません。CNG車はインドの市場を前提にした話であり、国内のラインアップや価格に結び付く記述は含まれていません。当サイトは、発表に無い内容を他の資料や推測で補うことはしません。

スズキの発表を続けて追う場合はスズキ、生産体制や提携など車種以外の企業発表は自動車業界・企業、燃料と電動化に関する発表はEV・電動化にまとめています。

出典

この記事は、スズキが2026年8月26日に公表した「スズキ、インドで3か所目となるバイオガス・プラントの開所式を開催」を一次情報にしています。施設の概要、生産量とその換算前提、合意の内容の表記は発表のままです。