この記事は、三菱自動車工業株式会社が 2026/06/25に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。
出典:三菱自動車、クロスオーバーSUV『アウトランダーPHEV』を一部改良(確認日 2026/09/24)
三菱自動車は、クロスオーバーSUV「アウトランダー」のプラグインハイブリッドEVモデルであるアウトランダーPHEVを一部改良し、6月25日から全国の系列販売会社で販売を開始すると発表しました。発表は2026年6月25日で、発表と販売開始が同じ日に置かれています。メーカー希望小売価格は5,369,100円から6,901,400円(消費税10%込)です。
発表が変更点として挙げているのは2つだけです。運転支援機能「三菱e-Assist」に先行車発進通知[LCDN]を加えたこと、そして接近時アンロックと降車時オートロックを採用したことです。外観の変更やパワートレインの刷新については書かれていません。この記事では、その2つがどんな場面で働くと書かれているのか、9通りに分かれた価格がどう並んでいるのか、そして発表が金額を示している補助金と税の記載を、発表の表記のまま整理します。書かれていない項目は、他の年式や他の車種の値で埋めずに、書かれていないことをそのまま示します。
追加された2つは、走っている最中ではなく、その前後に効く
今回挙げられている変更は、どちらも運転席で操作を増やす種類のものではありません。ひとつは停車しているときに音と表示で知らせるもの、もうひとつは乗り込む前と降りた後にドアの施錠を自動で行うものです。走行性能や燃費に関わる変更は、この発表には出てきません。
一部改良は、車の世代そのものを切り替えずに装備や仕様の一部を見直す区分です。車名はそのまま続き、発表の翌日から店頭の車が急に別物になるわけでもありません。当サイトでは、この区分の発表をマイナーチェンジ・一部改良にまとめています。
停まったままのときに、ブザーとメーター表示で知らせる
先行車発進通知[LCDN]について、発表は、信号待ちや渋滞などの停車中に先行車が発進しても自車が停止し続けた場合に、警報ブザーとメーター表示でドライバーに通知すると説明しています。知らせる先はドライバーで、伝え方は音とメーターの表示だという書き方です。
ここで読み違えたくないのは、これが通知する装備であって、車が自分で動き出す装備ではないという点です。発表には自動で発進するという記述はありません。また、先行車がどれだけ進んだら鳴るのか、どんな状況では働かないのかといった作動の条件も書かれていません。そのため当サイトでは、効き方の程度を数字や言い切りの形で書きません。運転支援に関わる発表は自動運転・ADASにも集めています。
もうひとつ押さえておきたいのが、名前の指す範囲です。発表は、この通知を「三菱e-Assist」へ追加したと書いています。三菱e-Assistは複数の運転支援機能をまとめた呼び名ですが、そこに何が含まれるのかという一覧は、この発表には載っていません。今回加わったのは先行車発進通知であって、運転支援のパッケージ全体が入れ替わったとは書かれていない、という読み方になります。
鍵を出さずに乗り降りできるようになった
もうひとつが、接近時アンロックと降車時オートロックです。発表によれば、キーレスオペレーションキーを携帯していれば、車両の約1m以内に近づくとドアが自動で解錠され、車両から約3m以上離れると自動で施錠されます。荷物や傘で両手がふさがっている場面が、この機能の使いどころとして挙げられています。
距離の条件が示されているのは、この2つの動きがどちらも「人と車の距離」で決まるからです。逆に言えば、キーを携帯した人が車から離れれば施錠へ向かうということでもあります。車内に人や物を残したまま離れたときにどう振る舞うのか、施錠を一時的に止める操作があるのかどうかは、発表には書かれていません。日常の使い方に直結する部分なので、実際の動き方は販売会社で確かめておくほうが確実です。
なお、この2つの機能がどのグレードに付くのかについても、発表には対象を絞る記載も、全グレードに付くという記載もありません。自分が検討しているグレードに付くかどうかは、見積書や注文書の装備欄で確認するのが確実です。
価格は、グレードと乗車定員で枝分かれしている
発表に載っているメーカー希望小売価格は、グレードと乗車定員の組み合わせごとに分かれています。次の表は、そこから転記したものです。
| グレード | 乗車定員 | メーカー希望小売価格(消費税10%込) |
|---|---|---|
| M | 5人乗り | 5,369,100円 |
| G | 5人乗り | 5,985,100円 |
| G | 7人乗り | 6,076,400円 |
| P | 5人乗り | 6,419,600円 |
| P | 7人乗り | 6,510,900円 |
| P Executive Package | 5人乗り | 6,700,100円 |
| P Executive Package | 7人乗り | 6,791,400円 |
| BLACK Edition | 5人乗り | 6,810,100円 |
| BLACK Edition | 7人乗り | 6,901,400円 |
縦に見ると、5人乗りだけが並んでいるのはMで、それ以外のグレードには5人乗りと7人乗りの両方があります。同じグレード名でも、乗車定員が違えば価格が違います。人から聞いた話や検索結果の見出しで「Pが」と書かれていても、それが5人乗りと7人乗りのどちらを指しているかは、定員の欄まで見ないと決められません。
グレード間の差や定員による差を知りたいときは、表から気になる2つの行を選び、その2つの数字を見比べてください。当サイトは、発表に無い数値を新しく作らないため、差額を計算した数字は書きません。
価格表の末尾にはBLACK Editionという名前も並んでいます。ただし、この発表にあるのは名称と価格だけで、いつまで注文できるのか、台数に限りがあるのかといった条件は書かれていません。標準のグレードと何が違うのかという説明も、この発表には含まれていません。気になる場合は販売会社で確かめてください。
価格表には、リサイクル料金、保険料、消費税を除く税金、登録等に伴う費用は含まれない、という注記が添えられています。つまりここに並んでいるのは車両本体ぶんの価格で、支払う総額ではありません。何がどう積み上がるのかは購入費用で確かめてください。3列目のシートを前提に選ぶ場合の考え方はファミリーカーにまとめています。
補助金と税について、発表が書いている金額
発表には、クリーンエネルギー自動車導入促進補助金の対象となり、840,000円の補助金を受けられると書かれています。あわせて、重量税免税(新車新規登録時、初回車検時100%減税)という記載もあります。
ただし、この発表に書かれているのは金額と対象になるという事実だけです。申請の手順、受付の期間、予算がなくなったときの扱いについては書かれていません。補助や減税の条件は制度の側で決まり、年度や予算の状況によって変わります。当サイトが転記しているのは発表時点の記載であって、いま同じ額を受けられることを保証するものではありません。実際に申請できるかどうかは、交付を担当する機関の案内と販売会社で確かめてください。
電気を使って走る車は、燃料代の代わりに電気代がかかり、充電の環境をどう用意するかという条件も加わります。税や維持にかかる費用の全体像はEVの維持費で整理しています。
発表に記載がない項目
今回の発表は、2つの機能の追加と価格を知らせるものです。次の項目には記載がありません。当サイトでは、記載のない項目を改良前の値や他の車種の値で埋めることはしません。
| 項目 | 発表での扱い |
|---|---|
| 燃費・電力量消費率(測定モードを含む) | 記載がありません |
| 一充電走行距離 | 記載がありません |
| 全長・全幅・全高などの寸法と重量 | 記載がありません |
| 改良前の価格との対比 | 記載がありません |
| ボディカラーの追加や変更 | 記載がありません |
| 追加された2つの機能のグレード別の適用範囲 | 記載がありません |
| 月間販売目標台数 | 記載がありません |
| 補助金の申請手続きと期限 | 金額と対象になることだけが書かれています |
燃費や一充電走行距離は、測定の条件が書かれていなければ数値も書かない、というのが当サイトの決まりです。条件の違う数字どうしを並べて比べてしまうことを避けるためで、今回はそもそも記載自体がありません。寸法や重量についても同じで、他の資料から持ち込むことはしません。
改良の前と後で価格が動いたのかどうかも、この発表からは読み取れません。改良前の価格が示されていないため、値上げや据え置きといった判断は書けません。比べたい場合は、改良前の価格表を持っている販売会社で確かめることになります。
改良の前と後は、外からは見分けにくい
今回の発表には、外観に関わる変更が挙げられていません。バンパーの色が変わった、加飾が増えたといった項目がないため、写真や外から見た印象で改良の前後を判断することはできません。手がかりになるのは、キーを持って車に近づいたときの解錠の動き、そしてメーターまわりの表示です。
発表と販売開始が同じ日に置かれている以上、販売会社にある展示車や在庫車が改良前の個体である可能性は残ります。中古車として探す場合も、年式だけでは決められません。見積もりを取る前に、その個体がどちらなのかを確かめるところから始めてください。
いま乗っている車から乗り換えるなら、新しい車の価格の幅は今回の発表で分かりました。次に確かめるのは、いま乗っている車がいくらになるかです。車検や税の時期と売却の時期がどう関係するかは売却時期で整理しています。当サイトはこのモデルに試乗していないため、乗り味や静かさといった走りの印象は書きません。三菱自動車の発表は三菱からも辿れます。
出典
この記事は、三菱自動車工業が2026年6月25日に公表したニュースリリース「三菱自動車、クロスオーバーSUV『アウトランダーPHEV』を一部改良」を一次情報にしています。価格、グレード名、乗車定員、機能の名称と説明、補助金と重量税の記載は、いずれも発表の表記のまま転記しました。要約や言い換えによって内容を変えることはしていません。確認日は2026年9月24日です。