マイナーチェンジ・一部改良

日産「アトラス」普通免許対応モデルに4WDを追加、一部仕様変更も同時実施

日産が2026年8月28日、小型トラック「アトラス」の普通免許対応モデルに4WDモデルを追加し、あわせて一部仕様変更を行いました。追加された4WDの価格と最大積載量、特装車の変更点を公式発表の記載だけで整理します。

日産「アトラス」普通免許対応モデルに4WDを追加、一部仕様変更も同時実施 - チビカのニュースカード

この記事は、日産自動車株式会社が 2026/08/28に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。

出典:「アトラス」普通免許対応モデルに4WDモデルを追加(確認日 2026/09/04)

日産自動車は2026年8月28日、小型トラック「アトラス」の普通免許対応モデルを一部仕様変更するとともに、4WDモデルを追加設定し、同日から発売したと発表しました。同じ発表の中で、日産モータースポーツ&カスタマイズ(以下NMC)が扱う商用特装車「ワークユースビークル」シリーズの普通免許対応モデルについても、ベース車と同じ内容の一部仕様変更と4WDの追加設定が示されています。

この記事は、その発表に書かれている範囲だけを整理したものです。書かれていない項目は推測で埋めず、記載がないことをそのまま書いています。価格と仕様の表記も、発表の表に載っているとおりに引いています。

何が発表されたか

発表の見出しは「「アトラス」普通免許対応モデルに4WDモデルを追加」です。本文では、2WDモデルに対する一部仕様変更と、4WDモデルの新規設定という2つの内容が並んでいます。発売は発表と同じ2026年8月28日で、日産の販売会社を通じて売られます。

アトラスそのものについては、発表が「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「ビークルダイナミクスコントロール(VDC)」「車線逸脱警報(LDW)」などの先進安全技術を全車標準搭載した商用車だと説明しています。今回の変更は、この装備を備えたモデルに対して加えられたものとして書かれています。

商用車の一部仕様変更は、乗用車のように色や内装の話が中心になるとは限りません。今回も、荷役の条件に関わる駆動方式の追加と、日常の作業で触れる部分の変更が並んでいます。

一部仕様変更として挙げられている内容

2WDモデルについて、発表は法規対応を行ったと記しています。あわせて「プリクラッシュブレーキ(PBC)右左折時」の作動範囲が対向車も対象になり、交差点での事故リスクを低減すると説明しています。作動範囲が広がった機能の名称と対象が、発表の文言で明示されている点が要点です。

このほかに挙げられているのは、電子インナーミラーの高画質化と、アワーメーターおよびインストルメントパネルのUSBソケットの標準化です。発表はこれらを使い勝手の向上と位置づけています。アワーメーターは稼働時間を数える計器で、標準化されたことで仕様として全車に備わる形になります。

発表が挙げている変更はこの範囲です。エンジンやミッションの変更、寸法や車両重量の変更については、発表に記載がありません。

普通免許対応モデルの価格

発表には、普通免許対応モデルの全国希望小売価格(消費税込み)が表で載っています。表は、荷台形状が平ボデー、エンジンがRZ4E、キャブが標準キャブ、荷台アオリ材質が竹製、乗車定員が3人、荷台長さが標準、グレードがDXという条件で並んでいます。

駆動 最大積載量 荷台高さ ミッション 希望小売価格(円)
2WD 1.3t フラットロー 6AT 4,525,400
4WD 1.0t フルフラットローシングルタイヤ 6AT 5,051,200

今回追加された4WDは、同じ平ボデーの標準キャブでも、最大積載量と荷台高さの記載が2WDと違います。2WDが1.3tでフラットロー、4WDが1.0tでフルフラットローシングルタイヤです。駆動方式の選択が、積める重さと荷台の高さの両方に結び付いていることになります。

2つの価格や積載量の差は、発表には書かれていません。当サイトでは自分で計算した数字を新しい値として出さないため、差額は示していません。比べるときは、表に並んでいる2つの数字をそのまま見比べてください。

5t限定準中型免許対応モデルの価格も同じ発表にある

同じ発表には、「アトラス」5t限定準中型免許対応モデルの全国希望小売価格も1件掲載されています。こちらは平ボデー、RZ4E、標準キャブ、竹製、乗車定員3人、荷台長さ標準、グレードDXという条件です。

駆動 最大積載量 荷台高さ ミッション 希望小売価格(円)
4WD 1.5t フラットロー 6AT 5,262,400

免許の区分ごとに価格表が分かれているため、車両を選ぶ前に、運転する人が持っている免許でどの区分まで運転できるかを確かめておく必要があります。発表は区分の名称と価格を示すだけで、免許制度の説明はしていません。どの免許でどこまで運転できるかは、警察庁や各都道府県警察の案内で確認してください。

特装車「ワークユースビークル」も同じ日に変更

NMCは28日、アトラスの商用特装車「ワークユースビークル」シリーズの普通免許対応モデルを一部仕様変更するとともに、4WDモデルを追加設定し、日産の販売会社を通じて同日から発売しました。変更の中身はベース車と同じで、2WDモデルの法規対応、プリクラッシュブレーキ右左折時の作動範囲の拡大、電子インナーミラーの高画質化、アワーメーターとUSBソケットの標準化が挙げられています。

シリーズの内訳は発表に説明があります。リヤゲートリフター付トラックは荷台の後部にリフターを備えた車両で、重量物の荷役を安全かつ迅速に行えると書かれています。横揺れが少なく安定感のある垂直式と、より幅の広い積荷もスムースに昇降できるアーム式の2タイプがあり、今回は4WDに加えて、乗員をともなう作業用途のダブルキャブ仕様車が追加設定されました。

ドライバンは箱型の荷室を備える車両です。幌がけやロープがけの手間を省け、密閉構造によって積荷を雨や風、ほこり、直射日光から保護できると説明されています。こちらも今回4WDが追加されました。

保冷車は、荷室の全面に断熱材を採用し、庫内の大きな温度変化を防ぐ車両です。冷蔵車と冷凍車は、断熱材に加えて冷凍装置を備え、積荷の輸送適温に合わせて冷蔵と冷凍の2タイプから選べます。今回は、従来の普通貨物の車両に加えて、小口配送に適した小型貨物の車両が追加設定されました。

日産自動車の公式ニュースリリース「「アトラス」普通免許対応モデルに4WDモデルを追加」のページ
公式発表の引用キャプチャ。 この記事が一次情報にしている日産自動車の発表ページの冒頭を引用しています。掲載内容は変更されることがあります。最新の内容はリンク先の原文を確認してください。 確認日:2026-09-04。 出典:「アトラス」普通免許対応モデルに4WDモデルを追加

特装車の価格は「一例」として示されている

ワークユースビークルの価格について、発表は「全国希望小売価格の一例」と断ったうえで表を載せています。全仕様の価格表ではありませんので、検討している仕様がこの表に無い場合があります。以下は、その表に載っている組み合わせのうち、駆動方式とキャブ、最大積載量、乗車定員が読み取れるものです。いずれもエンジンはRZ4E、ミッションは6AT、荷台長さは標準と記載されています。

車種 駆動 キャブ 最大積載量 乗車定員 価格(円)
リヤゲートリフター付トラック 垂直式600kg 2WD 標準キャブ 1,100kg 3人 5,344,900
リヤゲートリフター付トラック 垂直式600kg 2WD ダブルキャブ 800kg 6人 5,555,000
リヤゲートリフター付トラック 垂直式600kg 4WD 標準キャブ 800kg 3人 5,887,200
リヤゲートリフター付トラック 垂直式600kg 4WD ダブルキャブ 550kg 6人 6,081,900
リヤゲートリフター付トラック アーム式600kg 2WD 標準キャブ 1,050kg 3人 5,241,500
リヤゲートリフター付トラック アーム式600kg 4WD 標準キャブ 800kg 3人 5,783,800
ドライバン 2WD 標準キャブ 1,050kg 3人 5,318,500
ドライバン 4WD 標準キャブ 850kg 2人 5,844,300
保冷車(小型) 2WD 標準キャブ 1,200kg 2人 5,973,000
冷蔵車(小型) 2WD 標準キャブ 1,150kg 2人 6,986,100
冷凍車(小型) 2WD 標準キャブ 1,100kg 2人 7,364,500

同じ車種でも、キャブの形と駆動方式が変わると最大積載量と乗車定員の記載が変わります。人を多く乗せる仕様ほど積める重さの記載が小さくなる並びになっており、乗せる人数と積む重さのどちらを優先するかで、見る行が変わります。表に無い仕様の価格は、発表からは分かりません。

発表に記載がないこと

燃費、寸法、車両重量、車両総重量、装備の詳細な一覧、月販計画、納期については、この発表に記載がありません。ボディカラーの設定についても書かれていません。当サイトでは、これらを他の年式や他のモデルの値で補うことはしません。

発表は、普通免許対応モデルとワークユースビークルシリーズのWEBカタログのURLを案内しています。仕様を細かく確認したい場合は、そちらの資料か、販売会社での確認が必要です。

検討するときに確認しておく項目

まず、免許の区分です。今回の発表は普通免許対応モデルと5t限定準中型免許対応モデルで価格表が分かれています。運転する人の免許で扱える範囲を先に決めないと、見るべき表そのものが変わります。

次に、乗車定員と最大積載量の組み合わせです。表の中では乗車定員が3人、6人、2人と仕様によって変わり、それにともなって最大積載量の記載も変わります。作業に何人で向かうのかが決まっていないと、候補を1つに絞れません。

そして、荷台高さの表記です。今回追加された4WDには、フルフラットローシングルタイヤという記載が付いています。荷役の高さは毎日の作業効率に直結する部分なので、現車で確かめるか、資料で高さの数値を確認してから決めるのが確実です。数値そのものは今回の発表には載っていません。

いま使っている車両からの入れ替えを考える場合は、今回の変更が装備と駆動方式の追加にとどまることを前提に比べられます。日産の発表を続けて追う場合は日産、他の車種の一部改良やマイナーチェンジを見る場合はマイナーチェンジ・一部改良から辿れます。安全装備の話題は新技術・安全技術にまとめています。

出典

この記事は、日産自動車が2026年8月28日に公表した「「アトラス」普通免許対応モデルに4WDモデルを追加」を一次情報にしています(確認日 2026年9月4日)。価格、最大積載量、乗車定員、キャブや荷台に関する表記は、いずれも発表の表と本文の記載のままです。