この記事は、日産自動車株式会社が 2026/09/03に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。
出典:「エクストレイル」を一部仕様変更(確認日 2026/09/03)
日産自動車は2026年9月3日、SUV「エクストレイル」を一部仕様変更し、同日から発売しました。変わったのは主にGグレードの足元とルーフまわりの黒の使い方、Xグレードの装備、NISMOのインフォテインメントで、ベース車の全国希望小売価格(消費税込み)は4,092,000円から4,950,000円、NISMOは5,754,100円と5,962,000円と発表されています。同じ日に、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)もカスタムカーの「AUTECH」シリーズ、「ROCK CREEK」、車中泊仕様車の「マルチベッド」を一部仕様変更しました。この記事では、発表に書かれていることをグレードごとに分け、発表に書かれていない項目はそのまま「記載がありません」と示します。
今回は「一部仕様変更」で、車の骨格は変わっていない
発表の区分は「一部仕様変更」です。発表は、エクストレイルを第2世代「e-POWER」と可変圧縮比エンジン「VCターボ」、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載した本格SUVと紹介し、Google搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムをはじめとするコネクテッド技術や先進安全装備を採用していると説明しています。これらは今回新しく加わったものではなく、車の特徴として改めて挙げられているものです。
そのうえで、今回の変更点として書かれているのは次の四つです。一つ目は、最新の法規に適合したこと。二つ目はGグレードの外観、三つ目はXグレードの外観と装備、四つ目はNISMO e-4ORCEの装備です。パワートレインの出力や燃費、ボディの寸法が変わったという記載はありません。試乗していない車の走りや乗り心地について、当サイトは書きません。
「最新の法規に適合した」とありますが、どの法規に、どのような形で適合させたのかは書かれていません。この点を推測で補うことはせず、気になる場合は販売会社で確かめる項目として残しておきます。
Gグレードは19インチのホイールを標準装備し、ルーフレールとドアミラーを黒に
Gグレードでは、19インチのアルミホイールが標準装備になりました。発表はこのホイールを、幾何学的な力強い切削パターンによって、タフで実寸よりも大きく見えるデザインだと説明しています。あわせて、ルーフレールとドアミラーを黒色化し、精悍で存在感のあるスタイリングにしたと書いています。
変更前のGグレードが何インチのホイールを履いていたのかは、この発表には書かれていません。そのため「何インチから大きくなった」という比べ方はここではしません。タイヤのサイズやホイールの幅も記載がありません。ホイールの径はタイヤの交換費用やスタッドレスタイヤの準備に関わるため、購入前に見積もりの段階で確かめておきたい項目です。
Xグレードは黒の部品を増やし、リモコンオートバックドアを標準装備に
Xグレードでは、リヤのサイドスポイラーと18インチアルミホイールを黒色化しました。発表の言い方では、これによってSUVらしいタフな印象を強調しています。
続けて発表は、リモコンオートバックドアを標準装備とし、利便性を向上させたと書いています。この一文はXグレードの説明に続けて置かれています。リモコンオートバックドアは、荷室の扉を手で持ち上げずに開け閉めできる装備です。どの操作で開閉できるのか、足の動きで開ける機能を含むのかといった仕様は、発表には書かれていません。
GとXで変更の方向がそろっていることも、発表から読み取れます。どちらも黒の部品を増やして外観を引き締める変更で、Gはホイールの意匠とルーフまわり、Xは後ろの部品とホイールの色に手が入っています。
NISMO e-4ORCEはNissan Connectインフォテインメントシステムが標準装備に
NISMO e-4ORCEでは、お客さまから好評のNissan Connectインフォテインメントシステムを標準装備にし、利便性を向上させたと書かれています。発表の冒頭でも、Google搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムがエクストレイルの特徴として挙げられています。
NISMOについては、価格表の下に持込み登録車で、日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(NMC)の取り扱いになるという注記があります。発表は取り扱いの会社を示すところまでで、納期や注文の窓口の違いには触れていません。ベース車と注文の流れが同じかどうかは、販売会社で確かめてください。
ベース車とNISMOの価格
ベース車の全国希望小売価格(消費税込み)は次のとおりです。エンジンの欄はKR15DDTで、モーターの欄は2WDがBM46、4WD(e-4ORCE)がBM46-MM48と書かれています。
| 駆動 | エンジン(モーター) | シート | グレード | 価格(円・消費税込み) |
|---|---|---|---|---|
| 2WD | KR15DDT(BM46) | 2列 | X | 4,092,000 |
| 2WD | KR15DDT(BM46) | 2列 | G | 4,653,000 |
| 4WD(e-4ORCE) | KR15DDT(BM46-MM48) | 2列 | X e-4ORCE | 4,389,000 |
| 4WD(e-4ORCE) | KR15DDT(BM46-MM48) | 2列 | G e-4ORCE | 4,950,000 |
| 4WD(e-4ORCE) | KR15DDT(BM46-MM48) | 3列 | X e-4ORCE | 4,521,000 |
ベース車の価格表では、3列シートはX e-4ORCEにだけ設定されています。2WDのXとGは2列だけです。3列のときに何人乗りになるのかは、この価格表には書かれていません。
NISMOの全国希望小売価格(消費税込み)は次のとおりです。どちらも4WD(e-4ORCE)で、2列シートです。
| 駆動 | エンジン(モーター) | シート | グレード | 価格(円・消費税込み) |
|---|---|---|---|---|
| 4WD(e-4ORCE) | KR15DDT(BM46-MM48) | 2列 | NISMO e-4ORCE | 5,754,100 |
| 4WD(e-4ORCE) | KR15DDT(BM46-MM48) | 2列 | NISMO Advanced Package e-4ORCE | 5,962,000 |
当サイトでは、グレードどうしの差額や、変更前との値上げ幅のように、自分で計算した数字は書きません。変更前の価格はこの発表に載っていないため、今回の価格が変更前より上がったのか下がったのかも、この発表だけでは判断できません。見比べる場合は、表の数字をそのまま並べてください。価格に何が含まれていないかという注記も、この発表の価格表には書かれていません。実際に支払う総額の組み立て方は購入費用で整理しています。
同じ日にAUTECHシリーズ、ROCK CREEK、マルチベッドも改良
発表の後半は、NMCによるカスタムカーの一部仕様変更です。NMCは、エクストレイルの一部仕様変更にあわせて、「AUTECH」シリーズ、「ROCK CREEK」、車中泊仕様車の「マルチベッド」を一部仕様変更し、日産の販売会社を通じて同日から発売したと書かれています。
三つのモデルの性格は、発表では次のように説明されています。AUTECHは、スポーティでありながら高級感漂うスタイリングを伸長させたカスタムカーブランドで、プレミアムスポーティをコンセプトにしています。ROCK CREEKは、アウトドアを好む人に向けて専用の内外装パーツや防水シートを装備し、初代モデルからのDNAである「タフギア」のイメージを高めたモデルです。マルチベッドは、セカンドシートの位置から荷室スペース全体にわたって展開できるベッドシステムと、硬質のフロアパネルを荷室に装備したモデルです。
AUTECHシリーズとROCK CREEKはどちらも、後席ヒーター付シート、ステアリングヒーター、リモコンオートバックドアなどを標準装備していると書かれています。
今回の変更点としては、ベース車と同じく最新の法規に適合したことに加えて、AUTECH e-4ORCEにNissan Connectインフォテインメントシステムを標準装備したこと、そしてマルチベッドに、これまでのROCK CREEKベースに加えてG e-4ORCEをベースにしたグレードを追加設定したことが挙げられています。
カスタムカーの価格とベース車グレード
NMCのモデルの全国希望小売価格(消費税込み)は次のとおりです。ベース車グレードの欄は、発表の価格表の表記のままです。
| 車種 | 駆動 | シート | ベース車グレード | 価格(円・消費税込み) |
|---|---|---|---|---|
| AUTECH Advanced Package | 2WD | 2列 | G | 5,365,800 |
| AUTECH e-4ORCE | 4WD(e-4ORCE) | 2列 | X e-4ORCE | 5,480,200 |
| AUTECH Advanced Package e-4ORCE | 4WD(e-4ORCE) | 2列 | G e-4ORCE | 5,662,800 |
| AUTECH SPORTS SPEC e-4ORCE | 4WD(e-4ORCE) | 2列 | G e-4ORCE | 5,904,800 |
| AUTECH e-4ORCE | 4WD(e-4ORCE) | 3列 | X e-4ORCE | 5,559,400 |
| ROCK CREEK e-4ORCE | 4WD(e-4ORCE) | 2列 | X e-4ORCE | 4,757,500 |
| ROCK CREEK e-4ORCE | 4WD(e-4ORCE) | 3列 | X e-4ORCE | 4,889,500 |
| ROCK CREEK マルチベッド | 4WD(e-4ORCE) | 2列 | X e-4ORCE | 5,362,500 |
| G e-4ORCE マルチベッド | 4WD(e-4ORCE) | 2列 | G e-4ORCE | 5,635,300 |
2WDで選べるカスタムカーは、Gをベースにした「AUTECH Advanced Package」だけです。3列シートを選べるのは、X e-4ORCEをベースにしたAUTECH e-4ORCEとROCK CREEK e-4ORCEです。マルチベッドはどちらも2列です。
ベース車でGとXの外観が変わったことが、それぞれのカスタムカーの見た目にどう反映されたのかは、発表には書かれていません。カスタムカーは専用の部品を持つため、ベース車の変更がそのまま当てはまるとは限りません。詳しい装備は、発表で案内されているAUTECHシリーズ、ROCK CREEK、マルチベッドそれぞれのWEBカタログで確かめてください。
発表に記載がない項目
今回の発表は、変更点と価格が中心です。次の項目は書かれていません。変更前の値や、ほかの車種の値で埋めることはしません。
| 項目 | 発表での扱い |
|---|---|
| 燃費(測定モードを含む) | 記載がありません |
| 全長・全幅・全高などの寸法 | 記載がありません |
| 乗車定員(2列・3列それぞれ) | 記載がありません |
| 変更前の価格 | 記載がありません |
| 適合させた法規の名称と内容 | 記載がありません |
| ボディカラー | 記載がありません |
| タイヤサイズ | 記載がありません |
| 価格に含まれない費用の注記 | 記載がありません |
燃費と乗車定員は、SUVを選ぶときに比べることの多い項目です。今回の発表には含まれていないため、発表で案内されているエクストレイルのWEBカタログの主要諸元で確かめてください。
いまエクストレイルを検討している人・乗っている人が確かめること
これから買う人にとっての判断材料は、GとXで外観の黒の部品が増えたこと、Gに19インチのホイールが標準で付くこと、Xのリモコンオートバックドアが標準になったこと、NISMOとAUTECH e-4ORCEでNissan Connectインフォテインメントシステムが標準になったこと、そしてマルチベッドにG e-4ORCEベースが加わったことです。車中泊を目的に選ぶ場合、マルチベッドのベースをXとGのどちらにするかという選択肢が、今回から生まれています。
すでにエクストレイルに乗っている人にとっては、一部仕様変更なので、車の世代が変わったわけではありません。発表に書かれている変更は外観の部品と装備の設定で、パワートレインや寸法の変更は書かれていません。乗り換えや売却を考える場合は、今回変わった装備が自分の使い方にとって必要かどうかを先に整理すると、判断がしやすくなります。売却の進め方は車売却・買取で扱っています。
SUVの価格と出典はSUVの車種一覧で確かめられます。日産のほかの改良発表としては、ノートとノート オーラの一部仕様変更やフェアレディZのマイナーチェンジがあります。ほかのメーカーの改良もマイナーチェンジ・一部改良にまとめています。
出典
この記事は、日産自動車が2026年9月3日に公表した「「エクストレイル」を一部仕様変更」を一次情報にしています。グレード名、車種名、ベース車グレード、価格、機能名は発表の表記のままとし、要約や言い換えによって数値を変えることはしていません。確認日は2026年9月19日です。日産の発表はメーカー別ニュースからも辿れます。