マイナーチェンジ・一部改良

SUBARU インプレッサを改良、標準装備とオプションの境目が動いた

SUBARUが2026年9月17日に発表したインプレッサ改良モデルについて、ナビゲーションの全車標準化、ヘッドランプやパワーシートのオプション化、FWDだけに書かれた3項目、2つの価格を公式発表の記載だけで整理します。

SUBARU インプレッサを改良、標準装備とオプションの境目が動いた - チビカのニュースカード

この記事は、株式会社SUBARUが 2026/09/17に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。

出典:SUBARU インプレッサ改良モデルを発表(確認日 2026/09/18)

SUBARUは2026年9月17日、インプレッサの改良モデルを発表しました。発表の「装備」の欄には、ナビゲーション機能を全車に標準装備にしたという一行と、ヘッドランプやパワーシートなど九つの装備をメーカー装着オプションへ移したという一行が並んでいます。今回の改良でいちばん動いたのは、車両価格に何が含まれているかという境目です。この記事では発表に書かれている内容だけを取り出し、見積もりを出す前に確かめる箇所として整理します。書かれていない項目は、書かれていないことをそのまま示します。

SUBARUの公式ニュースリリース「SUBARU インプレッサ改良モデルを発表」のページ
公式発表の引用キャプチャ。 この記事が一次情報にしているSUBARUの発表ページの冒頭を引用しています。掲載内容は変更されることがあります。最新の内容はリンク先の原文を確認してください。 確認日:2026-09-18。 出典:SUBARU インプレッサ改良モデルを発表

発表が挙げている改良点は三つの区分だけ

発表はインプレッサを「スポーティかつカジュアルなデザイン、運転する愉しさを実現する優れた運動性能、安心感を提供する先進安全装備、とことん使えるユーティリティ性を兼ね備えたSUBARUラインアップのスタンダードモデル」と説明しています。そのうえで主な改良点として挙げているのは、ラインアップ、装備、ボディカラーの三つの区分です。走行性能や安全装備そのものの変更は、今回の改良点として挙げられていません。

ラインアップの項に書かれているのは、ラインアップを見直し、2.0Lガソリンエンジンを搭載した「Smart Edition」を展開するという一行です。発表の価格表に並ぶのもこのSmart Editionで、駆動方式の違いによる二行だけが載っています。ほかのグレード名は価格表に出てきません。

ただし発表には、改良前にどのグレードが設定されていたのか、今回どれが価格表から外れたのかについての記載はありません。当サイトでは、発表に無い内容を改良前のカタログや他の車種の資料で補って書くことはしません。以前のグレードと突き合わせたい場合は、商品サイトの装備表と販売店の資料で確かめてください。

「全車に標準装備」と「オプション化」が同時に起きている

装備の区分は、読み方に注意が必要です。一行目には、ナビゲーション機能を全車に標準装備にしたと書かれています。装備が車両価格の側へ寄ってくる動きです。ところが二行目は逆で、フルLEDハイ&ロービームランプ、ステアリング連動ヘッドランプ、アレイ式アダプティブドライビングビーム、コーナリングランプ、運転席10ウェイパワーシート&助手席8ウェイパワーシート、運転席シートポジションメモリー、リバース連動ドアミラー、ドアミラーメモリー&オート格納機能、運転席シート自動後退機能をメーカー装着オプション化したと書かれています。装備が車両価格の外側へ出ていく動きです。

インプレッサ改良モデルで、全車標準装備になったナビゲーション機能と、メーカー装着オプションへ移った九つの装備を左右に分けた図
発表の「装備」欄に書かれている二つの方向を、装備名の表記のまま左右に分けました。オプションの価格や設定できる条件は発表に書かれていません。 出典:SUBARU「SUBARU インプレッサ改良モデルを発表」(確認日 2026-09-18)

オプション化された側には、灯火類と運転席まわりの快適装備が混ざっています。夜間の見え方に関わるものと、座る位置の合わせ方に関わるものが同じ一行に並んでいる形です。どの装備がどちらの性質かは名前だけでは判断しにくいため、図では発表の表記をそのまま残しました。

なお、この二つの動きが全体としてどちらに振れたのかは、発表からは分かりません。それぞれのオプションがいくらなのかが示されていないためです。当サイトでは、示されていない金額を推定して合計することはしません。

メーカー装着オプションは、注文書を出す前に決める装備

メーカー装着オプションは、工場で車体を組み立てる段階で組み込む装備です。販売店で後から取り付けるディーラーオプションとは性質が違い、契約のときに決めておかないと同じ仕様にはできません。ヘッドランプやパワーシートは、あとから足すことを前提にできない部分です。

ここで起きやすい食い違いが二つあります。一つは、以前のカタログや中古車の装備表を見て「このグレードなら付いている」と考えてしまうことです。同じ車名でも、今回の改良で車両価格に含まれる装備が入れ替わっています。もう一つは、新車の紹介記事や動画で説明されている装備を、そのまま標準装備だと受け取ってしまうことです。装備の名前ではなく、注文書と見積書の装備欄で確かめてください。装備表そのものの読み方は新車のスペック表の見方で整理しています。

駆動方式で書き分けられている3項目

装備の三行目には、駆動方式による書き分けがあります。FWDモデルについて、LEDリヤフォグランプ、ステアリングヒーター、フロントシートヒーターをメーカー装着オプション化したと書かれています。ステアリングヒーターとフロントシートヒーターは、寒い時期の使い勝手に直結する装備です。

インプレッサ改良モデルのFWDモデルとAWDモデルを並べ、メーカー希望小売価格と、FWDモデルだけに書かれているメーカー装着オプション化の3項目を示した図
価格と、駆動方式で書き分けられている3項目を並べました。AWDモデルについてこの3項目の記載はないため、当サイトでは空欄にせず「記載がありません」と示しています。 出典:SUBARU「SUBARU インプレッサ改良モデルを発表」(確認日 2026-09-18)

発表は、この3項目について「FWDモデルは」と限定して書いています。AWDモデルでの扱いには触れていません。当サイトでは、書かれていない側を「標準装備のまま」とも「装備されない」とも推測しません。駆動方式を先に決めてから装備を選ぶ場合、この3項目が選択制になるかどうかは販売店で確かめる項目になります。

つまり駆動方式の選択は、価格と走りだけの問題ではなく、どの装備が選択制になるかにも関わります。二つの駆動方式を比べるときは、価格の行だけでなく、この書き分けも並べて見てください。

価格

メーカー希望小売価格(消費税10%込)は次のとおりです。

車種 グレード エンジン 変速機 駆動方式 メーカー希望小売価格
インプレッサ Smart Edition 水平対向4気筒 2.0L DOHC 直噴 CVT FWD 2,865,500円
インプレッサ Smart Edition 水平対向4気筒 2.0L DOHC 直噴 CVT AWD 3,135,000円

グレード名は同じで、違うのは駆動方式です。二つを比べたい場合は、表に並んだそれぞれの数字を直接見比べてください。当サイトでは、差額のように自分で計算した数字を記事に書きません。読者が発表の価格表を開いたときに、記事と同じ数字だけが並んでいる状態にするためです。価格表そのものの読み方は新車の価格表の見方で整理しています。

ここに並んでいるのはメーカー希望小売価格です。実際に支払う金額には、税金や登録などの諸費用と、選んだメーカー装着オプションの代金が別に必要になります。何にいくらかかるのかは購入費用で整理しています。

ボディカラーは加算が二段階

ボディカラーの区分に書かれているのは、イグニッションレッドを新たに採用したという一行です。価格表の注記には、色による加算が二段階で示されています。

ボディカラー 発表の注記に示されている加算
クリスタルホワイト・パール 33,000円高(消費税10%込)
シトロンイエロー・パール 33,000円高(消費税10%込)
イグニッションレッド 55,000円高(消費税10%込)
アイスシルバー・メタリック 加算の注記なし
マグネタイトグレー・メタリック 加算の注記なし
クリスタルブラック・シリカ 加算の注記なし
サファイアブルー・パール 加算の注記なし

新しく入ったイグニッションレッドは、加算が大きい側の注記が付いた色です。色の選択は見た目だけの話ではなく、支払う金額に直接効いてきます。見積もりを取る前に決めておくほうが確実です。

なお、色の選択によって装備が変わるという記載は、今回の発表にはありません。

販売計画は計画値であって実績ではない

発表には販売計画として520台/月という数字が示されています。これはメーカーが立てた計画の値で、売れた台数ではありません。人気の度合いを示す数字としては読めないため、当サイトでは販売実績と並べて扱いません。

発表に記載がない項目

今回の発表は改良点と価格が中心で、次の項目には記載がありません。発表に無い項目を、改良前の値や他の車種の値で埋めることはしません。

項目 発表での扱い
燃費(測定モードを含む) 記載がありません
全長・全幅・全高などの寸法 記載がありません
乗車定員 記載がありません
発売日・受注開始日 記載がありません
改良前からの価格の変化 記載がありません
メーカー装着オプションの価格 記載がありません
AWDモデルでのフォグランプ・ヒーターの扱い 記載がありません

いつ注文できるのか、納車までどのくらいかかるのかは、発表からは分かりません。店頭で案内される納期は、発表の内容とは別のものとして扱ってください。

いまインプレッサを検討している人が見る点

今回は一部の改良で、世代が変わったわけではありません。検討の材料になるのは、価格表がSmart Editionの二行になったこと、ナビゲーション機能が全車で標準装備になったこと、そして九つの装備と、FWDモデルの3項目がメーカー装着オプションになったことです。いずれも契約の前に決めておく部分で、納車されてから選び直すことはできません。

走行性能や室内の使い勝手については、今回の発表に変更の記載がありません。乗り味が変わったかどうかは発表から読み取れないため、当サイトでは試乗していない車の乗り味を書きません。同じ日にはクロストレックの改良モデルも発表されており、当サイトではクロストレック改良モデルの発表として別に記録しています。同じ規格の車を横に並べて検討したい場合はコンパクトカーの現行車種一覧で価格と出典を確かめられます。ほかの車種の改良発表はマイナーチェンジ・一部改良にまとめています。

出典

この記事は、SUBARUが2026年9月17日に公表した「SUBARU インプレッサ改良モデルを発表」を一次情報にしています。価格、装備名、ボディカラー名、販売計画の表記は発表のままとし、要約や言い換えによって数値を変えることはしていません。確認日は2026年9月18日です。SUBARUの発表一覧はメーカー別ニュースからも辿れます。