この記事は、トヨタ自動車株式会社が 2026/09/16に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。
出典:ランドクルーザー“300”シリーズを一部改良(確認日 2026/09/17)
トヨタ自動車は2026年9月16日、ランドクルーザー“300”シリーズを一部改良し、あわせてハイブリッドモデルを設定したと発表しました。発売は10月1日です。発表の文章そのものは短く、「一部改良するとともに、ハイブリッドモデルを設定」「10月1日に発売します」「詳細は商品サイトのお知らせ欄をご覧ください」という三つの案内で構成されています。
一方で、発表ページには今回の改良に合わせて用意された画像と、その名称がまとまりごとに並んでいます。名称は発表側が付けたものなので、そこに挙がっている装備が今回の改良に関係していることは読み取れます。この記事は、その発表ページで確認できる範囲だけを、表記のまま整理したものです。発表に無い項目は推測で埋めず、書かれていないことをそのまま書きます。
今回の発表で新しいのは、ハイブリッドモデルが加わったこと
見出しは「一部改良」ですが、発表の一文には「一部改良するとともに、ハイブリッドモデルを設定」と書かれています。つまり、今回は装備を見直しただけではなく、シリーズの中にハイブリッドモデルという区分が加わったことになります。発表ページで名称に「ハイブリッド車」と添えられているのは、ZXとGR SPORTの二つです。
ここで先に断っておきます。ハイブリッドシステムの構成、出力、燃費、その測定モードは、この発表には書かれていません。当サイトは、測定モードの分からない燃費の数値を記事に書かないことにしています。条件の違う数値どうしを読者が比べてしまうためです。同じ理由で、発表に無い出力の数値も書きません。パワートレインの数値をどう読むかは新車のスペック表の見方で整理しています。
発表ページで名称が並んでいるまとまりは三つあります。ハイブリッドモデル(ZX、GR SPORT)、GXグレード、そしてシリーズ全体としての一部改良です。この分け方は発表側のもので、当サイトで作り替えてはいません。以下では、そのまとまりの順に見ていきます。
ハイブリッドモデルとして名前が挙がっている装備
最初のまとまりに並んでいるのは、次の名称です。読みやすさのために表にしていますが、名称そのものはカッコ書きまで発表の表記どおりに残しています。
| 発表ページに並んでいる名称 | 添えられている注記 |
|---|---|
| 電動パワーステアリング | 作動イメージ |
| フロントエアロバンパー | ハイブリッド専用/漆黒メッキ加飾付(ZX) |
| リヤエアロバンパー | ハイブリッド専用/漆黒メッキモール付(ZX) |
| 5:5分割格納サードシート | 電動[リクライニング機能・センタートレイ付] |
| フレキシブルデッキボード | サードシート格納時の使用状態と跳ね上げ状態 |
| アクセサリーコンセント | AC100V・1,500W/非常時給電システム付(センターコンソールボックス後部) |
前後のエアロバンパーには「ハイブリッド専用」と書き分けられています。ハイブリッドモデルを選んだときに外から見て分かる違いが用意されている、という読み方はできます。ただし、それがZXとGR SPORTで同じ形なのかどうかまでは、名称からは決められません。バンパーの名称に添えられているグレード名はZXだけです。
アクセサリーコンセントは、名称に「非常時給電システム付」と書かれています。これは、停電などのときに車から電気を取り出す使い方を想定した呼び名です。何時間どれだけ使えるのかという数値は発表に記載がありません。取り付け位置については、センターコンソールボックスの後部と書かれています。
サードシートの名称には、5:5分割で電動、リクライニング機能とセンタートレイが付く、という要素が含まれています。あわせてフレキシブルデッキボードが挙がっており、サードシートを格納したときに、ボードを使う状態と跳ね上げた状態の二つが示されています。荷室の使い分けに関わる装備なので、実車で確認したい部分です。
GXには、足まわりと内装の装備が並ぶ
二つ目のまとまりはGXグレードです。こちらは性格が違い、オフロードでの実用に関わる装備と、内装の仕様が並んでいます。
| 発表ページに並んでいる名称 | 添えられている注記 |
|---|---|
| 電動デフロック | フロント・リヤ |
| 265/65R18タイヤ&18×7.5Jアルミホイール | シルバー塗装 |
| アルミサイドステップ | - |
| ラジエーターグリル | ブラック[メッキ加飾付] |
| ファブリックシート表皮 | - |
| 樹脂製フロアカーペット | メーカーオプション |
デフロックは、左右の車輪の回転差を吸収する装置(デフ)の働きを止めて、両輪を同じように回す装備の呼び名です。片方の車輪が浮いたりぬかるみで空転したりする場面で使われます。今回はそれが前後とも電動で操作できるものとして挙がっています。
内装側では、ファブリックシート表皮と樹脂製フロアカーペットが並びます。このうち樹脂製フロアカーペットだけに「メーカーオプション」と明記されています。逆にいえば、他の名称については標準装備なのかオプションなのかが発表に書かれていません。写真の注記も「GX(オプション装着車)」となっているため、写っている状態がそのまま標準の状態とは限りません。
シリーズ全体の一部改良として挙がっている装備
三つ目のまとまりが、一部改良として並んでいる名称です。ここには、快適装備、視界に関わる装備、ボディカラーが混在しています。
| 発表ページに並んでいる名称 | 添えられているグレード名 |
|---|---|
| おくだけ充電® | - |
| ルーフレール(ブラック) | ZX |
| クールボックス | ZX・ハイブリッド車 |
| JBLプレミアムサウンドシステム(14スピーカー/12chオーディオアンプ) | ZX・ハイブリッド車 |
| リヤシートエンターテインメントシステム | ZX・ハイブリッド車 |
| マルチテレインモニター : バックアンダーフロアビュー&両サイドビュー | - |
| デジタルインナーミラー(デジタルミラーモード/鏡面ミラーモード) | ZX・ハイブリッド車 |
| ドライブレコーダー(前後方) | - |
| ボディカラー : ニュートラルブラック | ZX・ハイブリッド車 |
| ボディカラー : プラチナホワイトパールマイカ | ZX・ハイブリッド車・オプション装着車 |
マルチテレインモニターは、車体の下や側面の様子を画面に映す装備の呼び名で、名称にはバックアンダーフロアビューと両サイドビューが含まれています。デジタルインナーミラーは、後方のカメラ映像を映すモードと、通常の鏡として使うモードの二つが名称に書き分けられています。どちらも、車体が大きい車で足元や後方が見えにくい場面に関わる装備です。
おくだけ充電®については、発表に「株式会社NTTドコモの登録商標」という注記が添えられています。当サイトでは、こうした商標の表記も発表のまま残します。
カッコ書きのグレード名は、写真に添えられた注記
表の右側に並べたグレード名は、発表ページで名称の後ろに付いているものです。ここは読み違えやすい部分なので、はっきりさせておきます。これは「その装備がそのグレードだけに付く」という意味で書かれているとは限りません。発表側が、その画像がどのグレードを撮ったものかを示している注記です。
たとえばJBLプレミアムサウンドシステムには「ZX・ハイブリッド車」と添えられています。この表記から確実にいえるのは、写真がZXのハイブリッド車のものだということだけです。GR SPORTやGXで選べるのかどうかは、この発表からは分かりません。同じことが、ルーフレールやクールボックス、ボディカラーの名称についてもあてはまります。
この発表に記載がない項目
今回の発表は、一部改良とハイブリッドモデルの設定、そして発売日を知らせるものです。次の項目には記載がありません。当サイトでは、発表に無い項目を改良前の値や他の車種の値で埋めることはしません。
| 項目 | 発表での扱い |
|---|---|
| メーカー希望小売価格 | 記載がありません |
| グレード構成と、グレードごとの標準・オプションの別 | 記載がありません |
| ハイブリッドシステムの構成・出力 | 記載がありません |
| 燃費(測定モードを含む) | 記載がありません |
| ハイブリッド以外のパワートレインの扱い | 記載がありません |
| 全長・全幅・全高などの寸法、乗車定員 | 記載がありません |
| 改良前からの変更点の対比 | 記載がありません |
| 受注開始日 | 記載がありません |
とくに価格は、検討している人がいちばん知りたい項目です。しかし今回の発表には載っておらず、案内されているのは商品サイトのお知らせ欄です。当サイトは、発表と商品サイトを別の資料として扱い、商品サイト側の数値をこの発表の数値として書くことはしません。数値の出どころを混ぜると、あとから何を根拠に書いたのかを追えなくなるためです。価格表そのものの読み方は新車の価格表の見方にまとめています。
また、ハイブリッドモデルが加わったことによって、これまでのパワートレインの扱いがどうなるのかも、この発表には書かれていません。報道の中には触れているものもありますが、当サイトは公式発表で確認できないことを事実として書きません。
発売までに確かめておくこと
発表から発売までには日があります。この期間は、改良前の個体と改良後の車が同時に案内される時期にあたります。展示車や試乗車が改良前のものである可能性があるため、いま店頭にある車がどちらなのかを確かめるところから始めるのが確実です。
そのうえで、見積書や注文書に書かれる仕様が、今回名前の挙がっている装備を含んでいるかどうかを、機能の呼び名ではなく装備欄で確認します。今回のように発表の本文が短い場合、「改良後だから付いているはず」という思い込みが起きやすくなります。名称が挙がっていることと、自分が選ぶグレードに付くことは別の話です。
ハイブリッドモデルを選ぶかどうかは、公表されている数値が出そろってから判断できる部分と、それを待たずに決められる部分があります。エアロバンパーやサードシート、アクセサリーコンセントのように、名称から用途が分かる装備は先に検討できます。一方で、走りや燃費に関わる判断は、商品サイトで数値と測定モードを確認してからになります。車両価格のほかに登録や税などの費用がかかる点は改良の前後で変わらないため、支払いの全体像を先に知りたい場合は購入費用を確かめてください。
いまランドクルーザーに乗っている人への影響
今回は世代が変わったわけではなく、一部の改良にあたります。当サイトは試乗していない車の乗り味を書きませんし、改良によって中古車の価格がどう動くかを予想することもしません。判断の材料になるのは、発表に書かれた事実だけです。
売却や乗り換えを考えている場合でも、この発表から読み取れるのは、10月1日から一部改良後の車が発売されること、そしてハイブリッドモデルという選択肢が加わったことの二つです。それ以上のことを、この発表から導くことはできません。同じ区分の発表はマイナーチェンジ・一部改良にまとめており、トヨタの発表はトヨタのニュースから辿れます。他のSUVと横に並べて価格と出典を見たい場合はSUVの現行車種一覧を使ってください。
出典と確認日
この記事は、トヨタ自動車が2026年9月16日に公表した「ランドクルーザー“300”シリーズを一部改良」を一次情報にしています。装備の名称、グレード名の注記、発売の時期は発表の表記のままとし、要約や言い換えによって内容を変えていません。発表が案内している商品サイトの数値は、この記事では扱っていません。確認日は2026年9月17日です。発表の内容は変更されることがあるため、購入の判断に使う前にリンク先の原文を確認してください。