特別仕様車・限定車

レクサスISに特別仕様車“F SPORT Mode Black Ⅵ”、全車寒冷地仕様に

LEXUSが2026年9月17日に発表したISの特別仕様車“F SPORT Mode Black Ⅵ”と一部改良を、特別装備3点の中身、注記の意味、4つの価格、雪の多い地域で確かめたい点に分けて、発表の表記のまま整理します。

レクサスISに特別仕様車“F SPORT Mode Black Ⅵ”、全車寒冷地仕様に - チビカのニュースカード

この記事は、トヨタ自動車株式会社が 2026/09/17に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。

出典:LEXUS、ISに特別仕様車“F SPORT Mode Black Ⅵ”を設定するとともに、一部改良を実施(確認日 2026/09/23)

LEXUSは2026年9月17日、セダンのIS300hに特別仕様車“F SPORT Mode Black Ⅵ”を設定し、あわせて一部改良を行うと発表しました。どちらも全国のレクサス店を通じて10月1日に発売されます。特別仕様車は“F SPORT”をベースに、BBS製でブラック塗装の19インチ鍛造アルミホイールなどを備えたモデルです。一部改良の中身は、寒冷地仕様を全車に標準装備したことです。

一つの発表に、特別仕様車の話と、全車に関わる改良の話が同居しています。前者は特別仕様車を選んだ人だけに関係し、後者はどのグレードを選んでも関係します。この記事では、発表本文と注記に書かれている範囲だけを、二つを分けて整理します。発表に書かれていない装備や数値は、他の資料から持ち込んで埋めません。

LEXUSのニュースリリース「LEXUS、ISに特別仕様車“F SPORT Mode Black Ⅵ”を設定するとともに、一部改良を実施」のページ冒頭
この記事が一次情報にしている発表ページの引用キャプチャです。 ページの冒頭だけを引用しています。グレード名・価格・発売日・特別装備・注記は、このページの表記から転記しました。 確認日:2026-09-23。 出典:LEXUS「LEXUS、ISに特別仕様車“F SPORT Mode Black Ⅵ”を設定するとともに、一部改良を実施」

対象が違う二つの変更を、分けて読む

発表の見出しは「特別仕様車を設定するとともに、一部改良を実施」です。並べて書かれていますが、効いてくる範囲はまったく違います。特別仕様車の装備は、その特別仕様車を買った場合にだけ付くものです。一方、寒冷地仕様の標準装備は、発表の言葉を借りれば「全車」が対象です。

レクサスISの発表を、F SPORTをベースにした特別仕様車の設定と、全車に寒冷地仕様を標準装備した一部改良の二つに分けた図
左は特別仕様車を選んだ人だけ、右はどのグレードを選んだ人にも関係します。 二つに分けた整理は読みやすさのために当サイトが付けたもので、発表の構成そのものではありません。出典:LEXUS「LEXUS、ISに特別仕様車“F SPORT Mode Black Ⅵ”を設定するとともに、一部改良を実施」。確認日2026-09-23。

この区別は、見積もりを取るときに効いてきます。たとえば“version L”を検討している人にとって、特別仕様車のホイールやシートは関係ありません。けれども寒冷地仕様が標準になったことは、“version L”にも当てはまります。自分が選ぶグレードにどちらの変更が届くのかを、最初に切り分けておくと話が早く進みます。

特別仕様車“F SPORT Mode Black Ⅵ”の特別装備

発表は、この特別仕様車を“F SPORT Mode Black”シリーズの第6弾と位置づけています。ベースは“F SPORT”で、新開発のブラック塗装を施したBBS製19インチ鍛造アルミホイールを採用し、ISの特長である精悍なスタイリングにさらに磨きをかけた、と説明されています。特別装備として挙げられているのは次の3点です。

特別装備(発表の表記) 付いている注記
19インチ鍛造アルミホイール(BBS製ブラック塗装) タイヤチェーンを装着することはできません
ウルトラスエード®(ブラック)/L tex スポーツシート(運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ベンチレーション機能付) ウルトラスエード®は東レ株式会社の登録商標/L texは合成皮革
ウルトラスエード®(ドアトリムアームレスト/フロントコンソール上部) ウルトラスエード®は東レ株式会社の登録商標

3点のうち2点は室内の素材です。シートは、ウルトラスエードのブラックと、L texを組み合わせたスポーツシートとされています。L tex(エルテックス)について、発表の注記は、本革に近い風合いと手触りを追求した合成皮革だと説明しています。つまり、このシートは本革シートではありません。本革を条件に探している人は、ここを読み違えないようにしてください。

シートには、運転席のポジションメモリーと、運転席・助手席のベンチレーション機能が付くと書かれています。ベンチレーションは、座面や背もたれから空気を通して蒸れを抑える機能を指す言葉です。これらの機能が“F SPORT”にもともと備わっているのかどうかは、この発表からは読み取れません。発表は特別装備を並べているだけで、ベース車との差を一覧にしてはいないためです。

もう1点のウルトラスエードは、ドアトリムのアームレストと、フロントコンソールの上部に使われています。腕を置く場所、手が触れる場所に素材を合わせた形です。

ボディカラーについては、発表に掲載された写真の説明にチタニウムカーバイトグレーという色名が添えられています。ただし、特別仕様車で選べるボディカラーや内装色の一覧は、発表には載っていません。どの色を選べるかは、レクサス店かLEXUSの車種ページで確かめる必要があります。

ホイールの注記「タイヤチェーンを装着できない」の意味

特別装備の19インチ鍛造アルミホイールには、タイヤチェーンを装着することはできない、という注記が付いています。小さな文字の注記ですが、雪の降る地域で使う人にとっては、装備の一覧の中でいちばん重い一文かもしれません。

今回の一部改良で、寒冷地仕様は全車に標準装備されました。寒い地域で使う人に向けた改良と、チェーンを装着できないという注記が、同じ発表に並んでいることになります。冬にどう履き替えるのか、チェーン規制のかかる区間を通る予定があるならどう備えるのかは、発表からは答えが出ません。雪道を走る機会がある人は、契約の前にレクサス店で具体的に相談しておくのが確実です。

一部改良は「寒冷地仕様を全車標準装備」の一点

一部改良について、発表が挙げているのは、寒冷地仕様を全車標準装備としたことだけです。見出しは「一部改良」ですが、外装やパワートレーンの変更は挙げられていません。

寒冷地仕様に具体的にどの装備が含まれるのかは、発表に記載がありません。改良の前に寒冷地仕様がどう扱われていたのか、つまりオプションだったのか、地域によって扱いが違ったのかも、この発表には書かれていません。そのため当サイトでは、「改良前は何々だったものが標準になった」という比較は書きません。中身を知りたい場合は、LEXUSの車種ページか販売店の装備一覧で確認してください。

雪の降る地域でISの特別仕様車を検討するときに、チェーンを装着できないという注記、寒冷地仕様の中身、冬用タイヤの手配、ボディカラーと内装の組み合わせ、見積書の費用の五つを確かめるチェックリスト
どの項目も、発表を読むだけでは答えが出ないものです。 項目の選び方と順番は当サイトが整理したもので、発表に書かれている手順ではありません。出典:LEXUS「LEXUS、ISに特別仕様車“F SPORT Mode Black Ⅵ”を設定するとともに、一部改良を実施」の本文と注記。確認日2026-09-23。

価格は4つ、エンジンと駆動はすべて共通

発表に載っているメーカー希望小売価格は次のとおりです。どのグレードもエンジンは2AR-FSE(2.5L 直列4気筒)、駆動は2WD(FR)で、違いはグレードと装備にあります。価格は消費税10%込みで、グレード名と価格の表記は発表のとおりです。並び順は、読みやすさのために当サイトが価格の低い順に並べ替えました。

グレード エンジン 駆動 価格(10%消費税込み)
IS300h 2AR-FSE(2.5L 直列4気筒) 2WD(FR) 5,900,000円
IS300h“version L” 2AR-FSE(2.5L 直列4気筒) 2WD(FR) 6,200,000円
IS300h“F SPORT” 2AR-FSE(2.5L 直列4気筒) 2WD(FR) 6,450,000円
IS300h 特別仕様車“F SPORT Mode Black Ⅵ” 2AR-FSE(2.5L 直列4気筒) 2WD(FR) 6,950,000円

特別仕様車とベースの“F SPORT”の価格の開きは、表の2つの数字、6,950,000円と6,450,000円を見比べてください。当サイトでは差額を計算して新しい数字として出しません。発表に無い数字が独り歩きするのを避けるためです。

発表には、リサイクル料金は含まれない、という注記があります。表の数字は車両本体の価格で、登録にかかる費用や保険料は別に必要です。改良前の価格や、今回の改良で価格が変わったかどうかは、発表に記載がありません。燃費、寸法、車両重量、納期や受注の状況も、この発表には書かれていません。価格表と支払総額の関係は、新型車の価格表の見方で整理しています。

特別仕様車に販売期間や台数の限定があるかどうかも、発表本文には書かれていません。いつまで注文できるのかが気になる場合は、レクサス店で確かめてください。

発表が書いているISの歩み

発表は、ISを1999年に初代モデルが誕生して以来、コンパクトFRスポーツセダンとして「クルマを操る楽しさ」を追求してきた車種だと紹介しています。販売の実績については、25年以上に渡ってグローバル約40か国で累計約130万台を販売してきた、と書かれています。

この記述は、特別仕様車の設定を説明する前置きとして置かれているものです。今回の発表そのものは、パワートレーンや車体に手を入れた内容ではありません。走りに関わる変更を期待して発表を読むと、書かれている内容との間に開きを感じるかもしれません。書かれているのは、ホイールと室内の素材、そして寒冷地仕様の標準化です。

いまISに乗っている人、これから中古で探す人へ

一部改良が行われると、改良前と改良後の車が中古車市場に並ぶようになります。今回の改良は寒冷地仕様の標準化で、外から見て分かる変更は発表に挙げられていません。そのため、中古車を写真や年式だけで見分けるのは難しいと考えておくのが無難です。寒冷地仕様が付いているかどうかは、個々の車の装備を販売店で確かめるのが確実です。

特別仕様車のほうは、専用のホイールとシート表皮という、目で見て確かめられる装備を持っています。“Mode Black”を名乗る特別仕様車はこれまでにも設定されてきたと発表から読み取れますが、第何弾がどの時期に売られたのかという一覧は、この発表には載っていません。中古で探すときは、車検証の情報をもとに販売店へ確認してください。

乗り換えを考えているなら、新しい車の価格は今回の発表で分かりました。次に確かめるのは、いま乗っている車がいくらになるかです。売却の時期の考え方は売却の時期で扱っています。今回の発表が中古車の相場をどう動かすかを示す資料はなく、当サイトでは断定しません。

ほかの特別仕様車の発表は特別仕様車・限定車に、LEXUSのほかの車種の動きはレクサスに、一部改良の記録はマイナーチェンジ・一部改良に集めています。

出典

この記事は、LEXUSが2026年9月17日に公表したニュースリリース「LEXUS、ISに特別仕様車“F SPORT Mode Black Ⅵ”を設定するとともに、一部改良を実施」を一次情報にしています。グレード名、エンジン、駆動、価格、発売日、特別装備、注記は、いずれも発表の表記のまま転記しました。この出来事は自動車メディアの配信でも取り上げられていますが、媒体は出来事を知るための発見元としてだけ使い、記事の中身は発表本文で確かめた範囲で構成しています。