仰天! アメリカに自動車の自販機が

激烈なビジネスの世界で生き残るには、いかにして宣伝費をかけずに世の人々の注目を集めるかがカギ。その点で、凄いアイディアとなりましょうか。アメリカ・フィラデルフィア州のフィッシュタウンに、何と自動車の自動販売機(と言って良いのかというぐらいの大きさです)が出現し、地元メディアが早速取材しています。

「ごめんなさい。今のところ、アメリカだけの対応です」

同社のHPより

同社のHPより

驚くべきサービスを展開しているのは、Carvanaという中古車販売業者。オンラインでの販売に力を入れている企業として、向こうでは知られています。 そんな同社がHPで堂々と?謳い上げているのが、この自動販売機。「ごめんなさい。可能な限り、世界の自動車購入のお助けがしたいんですけど、今のところはアメリカだけの対応です」と誇らしげ(だと思う)。 そんな同社が手掛けたのが、この自動販売機。フィッシュタウンのノース・フロント・ストリートに9階建ての規模のマシンとして設置しましたが…竣工と言い換えるべきなのでしょうか? 地元の6ABCというテレビ局では「クールに見えるし、絶対に面白い」と好意的。目を引くのは確かですよね。 ジュースの自販機と違う点は、幾つかあります。現金を入れたら、好みの車が出て来るというわけではありません。同社のオンラインサイト(Carvana.com)にアクセスし、そこで購入手続きを済ませ、自販機まで行って受け取るというのが流れ。宅配という別オプションもあります。 「オンライン・ショッピングなので、時間と金を節約できるし、ディーラーに行く必要がない」と、同社のコミュニケーション担当ディレクターを務めるエイミー・オハラ氏。自販機で購入するにあたっては、大きめの専用コインを渡され、投入します。そして、車が出てきたら関連書類にサインして、後は自分のものとなります。遊び心がありますね。 なお、もう1つの違いは、24時間対応ではないこと。月曜から土曜の午前9時から午後7時までしか稼働していないのです。自販機っぽい受取場となりましょうか。

「昔ながらの販売手法を全て除去」した上での自販機設置

同社の公式チャンネルでのプロモーション映像では、最後の方で少し出てくるだけというのが、何とも惜しい。 チャンネルでは、既存のディーラーの販売員の執拗な売り込みにウンザリする人の映像が流れ「昔ながらの販売手法は全て除去した」と、違いを強調しています。パソコンやスマートフォンで車の状況をブラウジング出来るようにし、必要ならオペレーターが対応。お値段が1500ドル弱とのことですから、アメリカ人にしたら値頃感があるのかもしれません。 そして、最後の受け取り手段の1つが、自販機。面白がって買う人がいるのは、容易に想像がつくというものです。

まとめ:実は最初じゃない。2年前に優秀デザイン賞受賞

なお、この自動販売機は、フィッシュタウンが初ではありません。設置場所こそ書いてありませんが、2016年にコア77というサイトで優秀デザイン賞を受賞しているからです。 受賞に際して、同社は「弊社のブランドに根ざした驚異的な販売体験を生み出したかったので」と、発案の理由を説明しています。また、二番煎じだと新鮮味に欠けるので、先例があるかどうかを確認しようと世界中に調査団を派遣し、存在しない(そりゃそうでしょう)と分かったのでゴーサインを出したそうです。 ちなみに、コンセプトを磨き上げるに当たっては、ラスベガスの環境設計会社であるブルーラインスタジオに協力を仰ぎ、設計はノースカロライナ州のWHNという会社に行ってもらったそうです。きっと両社ともオファーにびっくりしたことでしょうね。 このような受取サービスにすることで、ユーザーが負担するコストは、「一般的な中古車販売店でのコストの5%にしかなりません」(同社)とのことですから、物珍しさだけでなく、お財布にも優しいとなりましょうか。日本でも設置してくれないかなと思います。
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