2019年5月1日 更新

新型アウトバックがワールドプレミア!しかし裏ではレガシィ B4に暗雲が…

それは突然でした。2月に新型レガシィがアメリカでワールドプレミアされたため、多くのメディアがSUV版のレガシィ アウトバックのデビューは半年程度は先だろうと予想していました。 ところが4月上旬、アメリカで新型アウトバック(アメリカではレガシィの名は冠せず)のワールドプレミアが予告されたのです。そして晴れて4月17日、ニューヨーク国際オートショーでワールドプレミアを迎えました。 今回はそんなアウトバックの中身を探ると共に、ほぼ同時期に報じられたレガシィ B4についても記載したいと思います。

新型アウトバックがワールドプレミア!しかし裏ではレガシィ B4に暗雲が…

新型アウトバックにターボ使用の存在が確認される

All-New 2020 Subaru Outback | New Model Walkaround

私は英語が話せるわけではありませんが、アメリカで制作された新型アウトバックの紹介ムービーから多くの情報を得ることができます。

動画内では明確に「XT」というエンブレムが新型アウトバックのリアに装着されています。XTと言えば先代フォレスターのターボグレード。ターボグレードの存在が明確になったと言えるでしょう。以下にアセントと同じエンジンである「FA24型エンジン」のスペックを記載します。

【FA24型エンジン スペック】
エンジン:2.4L水平対向4気筒直噴ターボ
排気量:2387 cc
最高出力:260PS/5600rpm
最大トルク:376N・m/2000-4800rpm
トランスミッション:リニアトロニックCVT(スポーツリニアトロニックの可能性もあり)
乗車定員:5名

併せてフォレスターと同スペックの「FB25型エンジン」も搭載されることが確定していますので以下にスペックを記載します。

【FB25型 エンジンスペック】
エンジン:2.5L水平対向4気筒直噴NA(自然吸気)
排気量:2498 cc
最高出力:182PS/5800rpm
最大トルク:239N・m/4400rpm
トランスミッション:リニアトロニックCVT
乗車定員:5名

アメリカにおけるメイングレードと予想されるFA24型エンジン搭載車が発売されるかはわかりませんが、日本初のSGP+ターボをぜひ展開してほしいところです。

また、ボディ構造はレガシィ同様に骨格(フレーム)を先行して組み上げる「フルインナーフレーム構造」を採用することにより、車両剛性の向上と軽量化の実現という相反する要素の更なる高性能化を達成しています。

新型アウトバックのエクステリア

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基本はキープコンセプトと言えそうですが、ボディのキャラクターラインがより強調されどこか丸みを帯びた印象を受けます。これは全体を分厚く見せることにより「DYNAMIC × SOLID」をより大胆に表現しています。全体を分厚く見せることによりSUVらしさをより強調していることから、おそらくレガシィはアウトバックベースでデザインされたのでしょう。

個人的な意見としてはフロントのバンパーパーツですが、2分割されており下部は樹脂製かどうかはわかりませんが、一般的なスチール製として一本化、もしくは同色とした方が高級感は増したのではないかと感じました。私の及ばない理由があるのかもしれません。

動画を視聴して感じましたが、走行シーンのアウトバックはとてもカッコイイと思います。
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リアも基本はキープコンセプトで正常進化と言ったところですが、やはり丸みを帯びて分厚さを醸し出すことにより塊感をより強調しています。とてもまとまったデザインだと思います。サイドのキャラクターラインが美しいです。リアランプも形状が意匠変更されており、灯火類でも「魅せる」工夫も期待したいところです。

新型アウトバックのインテリア

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内装は先にワールドプレミアされたレガシィと共通のようです。
画像で見るだけでもその視界性能の高さが伺えます。特に右ミラー付近の視界の良さはスバルの伝統と言えます。同じSUV乗りとして本当に羨ましく思います。

アウトバックはSUVスタイルのため視点が高くなります。その効果で運転がしやすいと感じる方は多いでしょう。しかし視点が低い方が感覚が掴みやすいという方もいるので、全ての方に当てはまるというわけではありません。
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センターの大型ディスプレイには最新のインフォテインメントシステムである「スバル スターリンク」が実装されています。
また、上記でご紹介している動画内に「SOSコール」の存在が確認されています。この点も日本の先を進んでいるという印象を感じずにはいられません。

しかしスバルは3月に「D-Call Net」に参画することが「株式会社 日本緊急通報サービス」より発表されています。これにより日本緊急通報サービスのオペレーションシステムである「ヘルプネット」と繋がることになります。もしかしたら日本にもSOSコールと同機能と言える仕組みが実装されるかもしれません。

これは私の個人的な意見ですが、日本におけるフラッグシップモデルはやはりレガシィです。このような先進コネクティッドサービスもフルモデルチェンジが最も近いレガシィから搭載されるべきだと考えています。

レガシィ(日本名:レガシィ B4)が国内生産終了の見通しか

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以前に私が新型レガシィのワールドプレミアをお伝えした際は「今年の秋ごろに日本仕様が判明するのでは?」と予想を立てましたが、思わぬところで日本におけるレガシィ B4の今後が報じられました。

奇しくも新型アウトバックがワールドプレミアされると発表された4月上旬とほぼ同タイミングの4月10日、日刊工業新聞社が報じた内容こそがレガシィ B4の国内生産終了というものでした。

新型レガシィは日本で言う現行レガシィ B4よりも全長が40mm拡大したに過ぎず、そのクオリティからセダン界をリードする存在へ返り咲くだろうと希望にも近い感情を抱いていました。
確かに、4代目レガシィなどの栄光時代とも言えるレガシィを知っている世代から見れば、5代目以降のレガシィはレガシィにあらずという見方も納得はできます。

しかし近年では衝突安全性能や居住性能を追求する風潮が高まり、今ではレガシィがそれほど大きいセダンではないという見方ができるのも事実です。私はレガシィの代わりはレガシィでなければ務まらないと考えています。今でも希望は捨てずに今後の続報を待ちたいと思います。

私の知人であるスバルオーナーいわく、ディーラーで「レガシィの件は寝耳に水だった」と言われたそうです。私としては上記でも述べましたが先進コネクティッドサービスの実装で更なる価値を提供するフラッグシップセダンとして日本でも生産・販売はして頂きたいと思います。

まとめ

レガシィも同様ですが、やはりアメリカがメインなのは少々寂しいという気持ちを抱いているのは事実です。しかしスバルの発展はもはやアメリカ市場無しでは語れないところまで成長していますので、レガシィも含めてアメリカ中心となるのは当然の結果なのかもしれません。

それでもレガシィファンは日本にも相当数存在すると思います。先進的なコネクティッドサービスなどの実装で確かに過去とは違ったアプローチではあるのかもしれませんが、レガシィはセダンとアウトバックという体制だけは崩してほしくないと思います。

各メディアの予想よりも早くワールドプレミアされた新型アウトバック。日本仕様の発表を心待ちにしたいと思います。
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溝口将太 溝口将太