日産「セレナ」、マイナーチェンジでいかつい顔になって登場!

日産は1日、「セレナ」をマイナーチェンジし、全国一斉に発売しました。今回のマイナーチェンジでは、フロントフェイスを中心に内外装の意匠変更するとともに、「全方位運転支援システム」を全車標準装備とするなど、先進安全技術の装備を拡充させています。

右 新セレナ  左 旧セレナ

右 新セレナ  左 旧セレナ

現行モデル初のマイナーチェンジ

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「セレナ」は、1991年の発売以降、家族のための安心できるミニバンとして親しまれてきました。
現在の5代目「セレナ」は、100%モータードライブの電動パワートレイン「e-POWER」や運転支援技術の「プロパイロット」搭載車を設定するなど高い支持を得ています。 また、広々座れる室内の広さや、乗り降りのしやすさ、スライドドアやバックドアの開閉のしやすさ、そして家族のニーズに応える多彩なシートアレンジなど、ミニバンとしての高い基本性能や装備が好評となり、2018年度(2018年4月~2019年3月)の国内販売では、ミニバンNO.1を獲得しています。 今回のマイナーチェンジは現行モデルが2016年に発売されて以来初となり、メーカー希望小売価格は2,399,760~3,657,960円となっています。

デザインの変化

左 標準車  右 ハイウェイスター

左 標準車  右 ハイウェイスター

マイナーチェンジでは、ニッサンのファミリーフェイスである「ダブルVモーショングリル」を採用。クロームを宝石のようにあしらったグリルパターンなどのリッチで押し出しの強いフロントマスクや、縦長のリアコンビランプをハイウェイスター専用パーツとしてデザインし、より力強くスポーティに進化している。とは言え、目立つのはハイウェイスターで、標準モデルの印象は大きく変わっていません。 また、ボディカラーには、「朝日」をイメージした「サンライズオレンジ」と、より精悍でスポーティな印象の「ダークメタルグレー」の新色2色を追加。4つの2トーンカラーを含め、全14色となっており、2トーンカラーは、ルーフの色をすべてダイヤモンドブラックに統一することで、スタイリッシュでスポーティな印象になっています。

「全方位運転支援システム」を全車標準設定

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踏み間違い衝突防止アシスト

踏み間違い衝突防止アシスト

マイナーチェンジでは、360°の安全を提供する「全方位運転支援システム」を、全車標準設定とし、より安全性能を向上させています。前方は、対向車がいてもハイビームを維持でき、ハイビームアシストの進化機能である「アダプティブLEDヘッドライトシステム」を日産として初採用。フロントカメラで前方の状況を検知し、対向車や先行車の有無に応じて、両側に12個ずつ配置されたLEDの照射パターンを変化させることにより、常に視認性の高い状態が維持できるようになっている。
RCTA(後退時車両検知警報)

RCTA(後退時車両検知警報)

そして後方では、走行中に隣接レーンの後側方を走行する接近車両との接触を回避するよう支援する「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」や「BSW(後側方車両検知警報)」、後退時には、後方を横切ろうとする車両を検知し注意を喚起する「RCTA(後退時車両検知警報)」を新設定しています。また、「踏み間違い衝突防止アシスト」を標準装備にしたことで、全車が「セーフティ・サポートカーS<ワイド>(サポカーS<ワイド>)」該当車となっています。
アダプティブLEDヘッドライトシステム

アダプティブLEDヘッドライトシステム

さらに、既に採用している「プロパイロット」の機能においても、ドライバーのストレスをさらに軽減するため、下り坂での設定速度保持や、よりスムーズな減速を可能とするブレーキ操作などが可能となり、ワイパー作動時の機能向上も図っています。

「全方位運転支援システム」に含まれる装備

インテリジェント エマージェンシーブレーキ

インテリジェント エマージェンシーブレーキ

・アダプティブLEDヘッドライトシステム または ハイビームアシスト(グレード別設定)
・インテリジェントエマージェンシーブレーキ
・標識検知機能(進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知)
・踏み間違い衝突防止アシスト
・インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)+ LDW(車線逸脱警報)
・インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)+ BSW(後側方車両検知警報)

まとめ

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プロパイロットの採用で注目を集めたデビュー以来、「e-POWER」の導入などで常にユーザーの関心を集めてきたセレナ。初のマイナーチェンジではフロントフェイスにトヨタ風の威圧感をあたえたのがポイント。消費増税前に駆け込み増税を狙う日産の稼ぎ頭という事に加え、深刻な経営不振に陥る日産だけに、死に物狂いの販売活動が展開されるでしょう。
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