トヨタが、順次東京モーターショー2019の出展モデルを発表!

トヨタが東京モーターショー2019の出展を発表しました。出展モデルの公開は、順次発表する手法が採用されているようです。現時点で出展が公開されたモデルの特徴等をご紹介します。

コンセプトカー「LQ」

トヨタ自動車(以下、トヨタ)は、人工知能や自動運転など、人に寄り添う新しいテクノロジーにより「新しい時代の愛車」を具現化したコンセプトカー「LQ」を発表しました。 同モデルは、2017年1月の2017International CESに出展した「TOYOTA Concept-愛i」で、未来の愛車体験コンセプトを忠実に映し出していて、米国で人工知能や自動運転・ロボティクスなどの研究開発を行うToyota Research Instituteと共同開発したAIエージェントや自動運転機能を採用しています。 「クルマと人」・「クルマと社会」の新しい関係を提案するコンセプトモデルとして、10月24日(木)から11月4日(月・休)までの12日間開催される東京モーターショー2019のMEGA WEB会場の「FUTURE EXPO」に出展されます。 メーターには、トヨタ初採用となる有機EL(Emitting Diode)ディスプレイが起用されています。高い視認性を確保しディスプレイを大きく曲げることで先進的なインパネディテールを作り上げています。 エクステリアでは、オゾンを酸素に分解する新開発触媒塗料をラジエーターファンに塗装することで、車両走行時に、光化学スモッグの原因となる地表付近のオゾン(対流圏オゾン)を分解する仕組みです。 「走れば走るほど、空気がきれいになるクルマ」(マイナスエミッション技術)として期待されている技術で、今後は市販車両への搭載も検討されています。 車両デザインは、キャビンを前に出した未来的シルエットに仕上げ、車両中央にある「YUI」を起点に車両内外をシームレスに連続させた「INSIDE OUT」をデザインコンセプトにして、前提ディテールを構成させています。
 (67649)

インテリアは、エアコンの吹き出し口を乗員から見えない場所に配置し、インビジブルレジスタを採用することで、インパネ周辺の凹凸が少ないシンプルなディテールに仕上げています。 センターコンソールでは、トポロジー最適化という設計手法と3Dプリンター工法のミックスを行い、強度確保とパートに分かれていた構造を一体化し、ユーザーから見える支持構造体を減らしたことで、未来的な車内空間に仕上げています。ドア下部もガラス面としたことで、ドア部分と車内空間がシームレスにつながり、より洗練されたディテールですね。
 (67650)

「MIRAI Concept」

「MIRAI」は、将来の有望なエネルギー資源である水素を、空気中の酸素と化学反応させて発電した電気で走るクルマです。トヨタは、2014年12月に発売して以降、水素社会の扉を開き、世界中で約1万台を販売し、燃料電池自動車の普及に取り組んできたモデルです。「MIRAI Concept」は、2020年末の発売に向けた次期「MIRAI」の開発最終段階モデルとして今回公開されます。 エクステリアは、走りを予感させるダイナミックさとエモーショナルな美しさを追求したスタイリングに仕上げています。TNGAプラットフォームの採用により、低重心で伸びやかなプロポーションを表現してますね。20インチの大径タイヤが、ダイナミックさと軽快感をさらに追加しています。 エクステリアカラーは、複層工程により鮮やかさと深み感を追求した「フォースブルー マルチプルレイヤーズ」を新規開発しています。スポーツマインドを刺激するような強いブルーに仕上げています。
 (67618)

インテリアは、ドライバーを包み込むようなインストルメントパネルと12.3インチのワイドモニターを取り込んだセンタークラスターがポイントです。運転する楽しさと先進のくつろぎ感を併せ持ったシンプルでモダンな温かみある空間に仕上げています。
 (67620)

e-Palette(東京2020オリンピック・パラリンピック仕様)

トヨタは、2018年1月に、自動車会社から人々の様々な移動を支えるモビリティカンパニーへの変革を宣言し、電動化、コネクティッド、自動運転技術を活用したモデルとしてe-Palette Conceptを公表しています。暮らしを支える新たなモビリティサービス創出になるように開発され、将来的には、様々なサービスに対応する新モビリティモデルに仕上げていくようですね。 また、トヨタはオリンピック及びパラリンピックのワールドワイドモビリティパートナーになっています。東京2020大会では、トヨタ初のAutono-MaaS専用EVとしてe-Palette(東京2020仕様)を十数台提供する ことで、選手村内を巡回するバスとして選手や大会関係者の移動をサポートしていきます。 エクステリアでは、前後対称の箱型デザインを採用し、タイヤを四隅に配置させたことで、広い室内空間を確保しています。身長に関係なく使いやすい手すりやシート、色弱者の方にも配慮したカラーの明度差をつけた床や内装トリムそしてシートなどが特徴で、“Mobility for All”の実現を目指したモデルですね。
 (67621)

大開口スライドドア、低床フロア、電動スロープ、停留所への正着制御の採用により車椅子ユーザーを含めた複数人のスムースな乗降を可能にしています。ロングホイールベース、フラットフロアにより、最大4名の車椅子ユーザーの乗車が可能です。 トヨタの車両制御プラットフォームに専用開発の自動運転システム(自動運転制御ハードウェアおよびソフトウェア、カメラやLiDARなどのセンサー)を搭載して、高精度3Dマップと運行管理による低速自動運転を実現(SAEレベル4相当)しています。
 (67622)

新型車 グランエース

新型車となるグランエースは、上質かつ快適な移動空間として、ボリューム感のあるワイドなサイズを活かした圧倒的な存在感を有するフルサイズワゴンです。セミボンネットパッケージながら、3列シート6人乗りと4列シート8人乗りの2タイプが設定されています。同モデルは、東京モーターショー2019に出展予定です。 大型ラジエーターグリルをヘッドランプと融合させて、クロム装飾を施したことで、華やかかつ、押し出しの強いフロントフェイスに仕上げています。特徴的なLEDデイタイムランニングランプとクロム装飾フレームで覆われたプロジェクター式2眼LEDヘッドランプが高級車の雰囲気を表現していますね。
 (67623)

ブラック基調としたインストルメントパネルは、各部に装飾を施すことで華やかさを演出しています。メーターフードには、表皮巻きと本ステッチを施し上質さを表現させていますね。 3列6人乗りに加え、4列8人乗りのタイプも設定しています。ユーザーの多様なニーズに応じ選択可能な仕組みです。ゆったりとくつろげる専用の本革キャプテンシートを3列・4列目に採用し、上質な移動空間を提供しています。
 (67624)

まとめ

トヨタが、東京モーターショー2019の参加を公開し、出展車両に関しては、他メーカーとは違い、順次公開していく手法を取り入れています。今回発表になった4モデルをご紹介しました。今後も出展車両が多数発表されることでしょう。トヨタの東京モーターショーブースが楽しみですね。
]]>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です