2018年12月5日 更新

定期お届け、11月リコール情報!今月は、対象車両が多いリコールが特徴的

筆者が、特筆すべきと思うリコール情報を毎月定期お届けしています。11月のリコールは、対象台数・不具合の発生件数も多く、更には複合的(複数)にリコールが発生。皆様に少しでも周知できればと思います。

定期お届け、11月リコール情報!今月は、対象車両が多いリコールが特徴的

①スズキからOEM供給モデル含め複合的リコール申請発生

届出者の氏名又は名称 スズキ株式会社
不具合の部位(部品名)
①変速装置(クラッチレリーズベアリング)
②、③、④ともに変速装置(AGSアクチュエータ)
⑤電気装置(ワイヤハーネス)
⑥動力伝達装置(セレクタアッシ)

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
①機械式自動変速機(AGS)のトランスミッションフロントケースの形状が不適切であり、クラッチレリーズベアリングの被水条件下での耐久性が不足しているものがある。最悪の場合、当該ベアリングが破損してクラッチ操作が不能となり、変速不能及び走行不能となるおそれがある。

②機械式自動変速機(AGS)のギヤ位置を検知するための部品(アンチローテーションピン)の材質が不適切なため、アンチローテーションピンの耐久性が不足しているものがある。変速不能及び走行不能となるおそれがある。

③機械式自動変速機(AGS)の変速を行なうための部品(セレクトピストン)の構造が不適切なため、セレクトピストンの耐久性が不足しているものがある。変速不能及び走行不能となるおそれがある。

④機械式自動変速機(AGS)のクラッチケーブルアンカの組付指示が不適切なため、当該アンカとレリーズォークのスリットが一致し、クラッチケーブルのクランプ部に応力が集中するものがある。変速不能及び走行不能となるおそれがある。

⑤四輪駆動仕様車の機械式自動変速機(AGS)を制御するコントローラに接続するワイヤハーネスの配索設計が不適切なため、ワイヤハーネスがトランスファケースのリブと接触するものがある。変速不能及び走行不能となり、またはエンジンの始動ができなくなるおそれがある。

⑥機械式自動変速機(AGS)のセレクタアッシのコネクタの配置が不適切なため、結露した水滴が当該コネクタに滴下し、端子間が短絡することがある。変速不能及び走行不能となるおそれがある。

改善措置の内容
①は、クラッチレリーズベアリング、クラッチレリーズフォーク、クラッチレリーズベアリングクリップを対策品に交換する。さらにクラッチカバー、クラッチディスクを新品に交換する。
②全車両、AGSアクチュエータを対策品に交換する。
③全車両、セレクトピストンを対策品に交換する。
④全車両、クラッチケーブルアンカを点検し、状態に応じてAGSアクチュエータを新品に交換、クラッチケーブルアンカを対策品に交換する。または、クラッチケーブルアンカを対策品に交換する。
⑤全車両、ワイヤハーネスの損傷状況を点検し、損傷が認められない場合は、ワイヤハーネスにプロテクタを追加して正しく配索する。損傷が認められた場合は、ワイヤハーネスを対策品に交換する。
⑥全車両、セレクタアッシのコネクタを点検し、状態に応じてセレクタアッシとインパネハーネスを対策品に交換する。または、セレクタアッシのコネクタに防水カバーを追加し、インパネハーネスに防水対策を実施する。さらにメインハーネスのコネクタに防水カバーを追加する。

不具合件数が、①584件、 ②117件、 ③434件、 ④163件、⑤5件、 ⑥78件と、筆者も驚くほどの不具合報告件数となっています。事故が発生していないことが唯一良かったことであります。

製作期間の全体の範囲は、平成26年8月18日~平成30年8月3日にて、①265,479台、②51,672台、③232,767台、④238,157台、⑤49,450台、⑥58,220台となっており、一台で複数のリコール箇所が、発生しているのも特徴的。キャリー、エブリー、スクラム、ミニキャブ、NV100クリッパーという商用モデルで発生したことも、対象台数が増えた一因。

このリコールは、原因や対策が、複数または複合的に発生しており、筆者もこの記事で全ての正確な情報を記する事が困難と考え、参考にこのリコールの詳細ページを下記に記載します。対象のモデルを所有の方は、複数個所の可能性があるので、点検と不具合箇所数に注意が必要なリコールですね。
http://www.mlit.go.jp/common/001259505.pdf
 (51715)

②スズキからエネチャージ仕様車を中心にリコールが発生

届出者の氏名又は名称 スズキ株式会社
不具合の部位(部品名) 原動機(補機ベルト)

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因エンジン補機ベルトの構造が不適切なため、当該ベルトの耐久性が不足しているものがある。そのため、ベルトの共振により当該ベルトが破断し、オルタネータやウォータポンプが停止して警告灯が点灯し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止して再始動できなくなるおそれがある。

改善措置の内容
全車両、エンジン補機ベルトを対策品に交換する。

こちらのリコールは、①のリコール情報と同様に、複数メーカー(OEM)で発生してしまっているのが特徴です。製作期間の全体の範囲は、平成25年2月18日~平成26年12月5日で461,216台が発生しており、不具合台数も950台。多くは、エネチャージ仕様車で対象になっている点もポイント。

さらに車両製造後、修理でリコール対象となる部品が組付けられた車両や不明なモデルでもリコール対象となっています(1598台)。対象のモデルを所有の方は、早めに点検等をしてもらえればと思います。
 (51719)

③スズキで電装品関連のリコールが発生

届出者の氏名又は名称 スズキ株式会社
不具合の部位(部品名) 電気装置(補助電源モジュール)

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
補助電源モジュールの構成部品(素子)の溶着が不適切なため、当該素子内部に亀裂が生じているものがある。そのため、通電の繰返しにより当該素子が損傷し、アイドリングストップシステムOFF表示灯が点滅してアイドリングストップ機能が停止、または、エンストするおそれがある。

改善措置の内容
全車両、補助電源モジュールを良品に交換する。

このリコールもスズキの主力モデル全般から、OEMモデルに広範囲にリコールされています。製作期間の全体の範囲は平成24年12月20日~平成25年9月23日となっており、234,184台が対象、不具合件数が659件。

さらに、車両製造後、修理で対象となる部品が組付けられた車両や交換修理用部品として出荷し、組付けられた車両が特定できないものが37台あります。

製作期間が、5年前と若干期間が古いモデルで発生しています。故障が発生してしまうリスクが高まっていますので、所有者様は、早めに点検・交換をしてもらうほうが良いでしょう。
 (51724)

マツダからも複合的リコール申請発生

届出者の氏名又は名称 マツダ株式会社
不具合の部位(部品名) ①原動機(吸気側バルブスプリング)

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
①エンジンの吸気側バルブスプリングにおいて、スプリング荷重の設定が不適切なため、吸気バルブの閉じ力が弱く、吸気バルブとバルブシート間に挟まる煤を押し潰すことができず、圧縮不良となることがある。そのため、エンジン回転が不安定になり、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがある。

改善措置の内容
①全車両、吸気側バルブスプリングを対策品と交換する。なお、交換に時間を要すため、年式の古い車両から順次交換する。

不具合件数は、255件発生しています。製作期間の全体の範囲は、平成24年2月13日~平成30年7月4日で、235,103台発生しています。エンジン内部のパーツであるバルブ不良ですのでユーザー様は心配なリコールですね。
 (51726)

不具合の部位(部品名)②③原動機(エンジン制御コンピュータ)

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因

② エンジンの吸気シャッタ・バルブにおいて、制御プログラムが不適切なため、バルブ周辺に付着する煤などにより、バルブ開度が正しく制御されなくなり、エンジン警告灯が点灯した際、フェールセーフが十分に機能せず、バルブが全開しないことがある。そのため、煤などの付着により、バルブが全閉のまま固着した場合、エンジンが停止するおそれがある。

③ エンジンの排気圧センサにおいて、異常判定プログラムが不適切なため、センサ内部への水分の浸入により、センサの出力値がずれ、排出ガスが基準値を満足しなくなる場合に、異常判定しない。そのため、そのままの状態で使用を続けると、浸入した水分により排気圧センサ内の電子回路が腐食し、断線することでエンジン警告灯が点灯し、フェールセーフ制御によりアイドリングストップが作動しなくなり、変速ショックが大きくなるおそれがある。

改善措置の内容
② 全車両、エンジン制御コンピュータを点検し、吸気シャッタ・バルブ用制御プログラムを対策プログラムに修正する。点検の結果、吸気シャッタ・バルブに異常がある場合は、吸気シャッタ・バルブを新品に交換する。また、プログラム修正後にエンジン警告灯が点灯した場合は、吸気シャッタ・バルブを新品に交換する。

③ 全車両、エンジン制御コンピュータを点検し、排気圧センサ用制御プログラムを対策プログラムに修正する。点検の結果、排気圧センサに異常がある場合は、排気圧センサを現行の新品に交換する。また、プログラム修正後にエンジン警告灯が点灯した場合は、排気圧センサを現行の新品に交換する。

不具合件数は、②で28件、③が448件となっています。①同様の製作期間で②が、209,971台 。③が、209,971台。①②③で、653,000台以上のリコール(複合的)となっているのも注目するべき点ですね。

マツダの主力である、アクセラ、アテンザ、CX-5、CX-8で申請されています。対象のモデルを所有の方は、マツダで順次(時間を要するリコール)連絡が来た時に、早めに点検等を行ってもらいたいです。

 (51727)

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まとめ

今回のリコールの特徴としては、一箇所の不具合でのリコールではなく、複数または、複合的に発生していることが多かったと筆者は考えます。そして、スズキのようにOEMしている車種が多ければ多いほど、対象台数が多い現象ともなっております。

筆者は、スズキやマツダのリコールを中心に記事にしましたが、三菱でも複合的なリコールの届出がされていますし、トヨタでも製造期間の長いモデルでのリコール届出がされました。

台数だけでなく、走行不能になってしまう可能性や不具合発生件数が多いのも特徴ですので、ユーザー様は、早めに点検、リコール対策を行ってもらい、安心したカーライフを送っていただければと思います。
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