スバルよりVIZIV ADRENALINE CONCEPTが世界初公開!

先日取り上げましたVIZIV ADRENALINE CONCEPTがついに3月5日から開催中の第89回ジュネーブ国際モーターショーにて世界初公開されました。予想通りSUVではありましたが、見える角度次第ではクーペスタイルも取り入れているという印象です。このVIZIVが示すものは何か?スバルの今後を占ってみましょう。

スバル アドレナリン - Twitter検索 (56885)

まさかの次期XV?

ついに公開されたVIZIV ADRENALINE CONCEPTですが、私はフォレスターとXVの中間となる新型SUVと予想していました。しかしこのスタイル・配色はむしろ次期XVなのではないかと脳裏をかすめました。 公開されたボディサイズは全長4,490×全幅1,900×全高1,620mmとされています。これはコンセプトカーという側面で見てもXVにかなり近いサイズです(XVのボディサイズは全長4,465×全幅1,800×全高1,550mm)。
しかしXVは2017年にデビューし、ハイブリッドモデルの e-BOXERも昨年10月にデビューを果たしてからまだ間が経っていません。ここで新型XVを示唆するモデルを公開するのは時期尚早なのではないかと感じています。 前向きに捉えるとスバルが本格的なSUVに引き続き力を注ぐ姿勢は見て取れます。その一つにタイヤはオールテレーンタイヤとされています。「全地形タイヤ」と呼ばれるオールテレーンタイヤに「全天候型SUV(フォレスターで言われていました)」と言われるスバルのクルマ作りと合わせればその価値は飛躍的に高まります。 次期XVかどうかは定かではありませんが、5年のモデルサイクルとすれば次期XVは3年後、その間に新型SUVとして登場するのか次期XVとして反映されるのか楽しみなところです。

DYNAMIC×SOLIDに加わる新たなデザインフィロソフィー「BOLDER」

スバル アドレナリン - Twitter検索 (56889)

スバルが「DYNAMIC×SOLID」をデザインフィロソフィーとして掲げていることをスバルファンはご存知だと思います。そのDYNAMIC×SOLIDに新たに加えられたデザインエッセンスが「BOLDER」です。 BOLDERとは大胆なという意味がありますが、トータル解釈としては「DYNAMIC×SOLIDをより大胆に表現した」と言えそうです。その証拠にボディ下部には樹脂パーツを大胆かつ豪快にあてがいSUVとしての力強さを一層引き立てています。そしてコンセプトモデルではよく表現される手法ですが、各灯火類にも同様のテーマに繋がるデザインが施されています。個人的にはこれは今すぐにでも既存のモデルに反映させてほしいくらいの完成度です。 さらによく見ると、後部ハッチを含めた3ドアではなく5ドアハッチであることもわかります。デザインコンセプトとしては今後のスバルに間違いなく反映させることを前提とした完成度と言えるでしょう。

小型SUVに属しても内容や価格はプレミアム路線か

スバル アドレナリン - Twitter検索 (56894)

ライドシェアリング・カーシェアリングの急速な普及により、以前にも増してクルマを所有する価値観に大きな隔たりが生じています。私が運転免許を取得した頃はまだ大きいクルマ=高級路線という風潮がありましたが、最近では手ごろなサイズでも高級、プレミアム路線を押し出したモデルが続々投入されています。最近の国産ではレクサスのUXシリーズが該当するでしょう。 今後展開されるモデルにはより個性を強調されたデザインが重要視されます。それは外装デザインだけでなく内装デザインも同様です。そこにクルマの基本3大要素と言える「走る・曲がる・止まる」をどこまで高められるかが生き残るためのキーワードです。 そういう意味ではスポーツカーと言えるクーペスタイルのクルマはサイズの割に価格は高めですが、「走る・曲がる・止まる」が最も高く突き詰められており、最も特別な所有欲を満たしてくれるスタイルであるのも事実です。 そしてこのVIZIV ADRENALINE CONCEPTは、そんな特別な所有欲を刺激してアドレナリンを分泌させてくれそうな雰囲気を纏っているような気がしてなりません。そういう意味でもクーペとのクロスオーバーを意識しているような気がします。

まとめ

ボディサイズ以外のスペックは一切明らかにされていない今回のVIZIV ADRENALINE CONCEPT。エンジンのみかハイブリッドなのかEVなのかもわかりません。しかし 今後のデザインテーマにおける在り方、一定の意思表示は果たせたのではないでしょうか。 スバルはコンセプトモデル「は」カッコイイと言われてしばらくになりますが、今度こそ、そのままとは言わないまでも誰もが納得できるように今後の展開モデルに反映されることを願いながらも期待したいと思います。
]]>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です