アルトターボRSをベースに2015年12月に復活したのがアルトワークスです。クルマを操る楽しさを徹底的に追求し、走りに磨きをかえた軽ホットハッチです。確かに軽自動車なのですが、そんな事も気にならない位に走りが楽しいクルマです!
魅力のライトウェイト・スポーツカー
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スポーツカーといえば国産車であっても軽く1000万円オーバーとなるGT-R、2000万円級のNSXなどセレブカーがあり、また、ライトウェイトとされるトヨタ86、ロードスターでも約300万円、ターボ車ならスバルWRXで約400万円、シビックタイプRだと約450万円、もちろん車両価格ですから、乗り出し価格はもっと高くなります。
独身貴族だったとしても敷居は高くスポーツカーライフなんて夢のまた夢のような感じもしてきます。それでもクルマ好きの人なら、チャンスがあればやっぱりスポーツカーに乗りたいなあと思うものです。
ということでスズキ・アルトワークスに注目してもらいたいのです。アルトワークスなら車両価格は150万円代で、諸経費込みの乗り出し価格でも160万円代で収まります。新車なのに現実的です。
ベースは軽4ドアセダンのアルトですから、オートマもありますし、使い勝手の良さという点でも有利です。家族のファーストカーとしてしまっても大丈夫かもしれません。しかし、けっして妥協の産物などではありません。軽だからといってその性能を舐めてはいけないのです。小さくて価格も安いのに、コレはしっかりスポーツカーだ!と言い切れる楽しさがアルトワークスにはあるのです!
優秀なボディ
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まずはスポーツカーとしてだけでなくクルマとして基本的に重要な要素となるボディです。WORKSの走りを支えるボディーシェルは、高剛性と軽さを高次元で両立する最新プラットフォームとなる、衝撃吸収ボディ「TECT(テクト)」です。
スポット溶接の増し打ちも行ない徹底的にこだわってつくられ、スポーツカーとして求められる「軽さ」と「強さ」を兼ね備えています。
そして、クルマの基本性能を高める軽量高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」は、スポーティーなドライビングに相応しいチューニングが施されています。さすが、クルマを小さく軽くつくることでは世界有数の技術を持つスズキです。車体車重はわずが670kgしかありません。まさに驚くほどの軽量さです。
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サスペンションは高い接地感と応答性を実現する新開発サスペンションをベースに、KYB製ショックアブソーバーの採用など、WORKS専用チューニングが施されています。
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エクステリアでは、カーボン調フロントバンパーアッパーガーニッシュ「WORKS」、ブラック塗装の15インチアルミホイールを装備。ブレークキャリパーにはアグレッシブな走りを予感させるレッドのカラーリングを施しています。
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インテリアでは、スポーティーな走行時に体をしっかりホールドする専用開発のレカロ製フロントシート、本革巻ステアリングホイールを装備してい
ます。
メーター内には、ターボ過給圧が高くなると色が白から赤に変化するブーストインジケーターを装備し、加速時の視覚的な効果を高めています。
エンジン・ミッション
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スポーツカーの肝とも言えるのがエンジンですが、これは新開発された直列3気筒インタークーラー付きターボです。R06A型エンジンは、ロングストローク化によるタンブル強化(高タンブル吸気ポート採用)がなされた、最新のトレンドに則ったスズキの新世代主力機種です。
ベースはワゴンRやハスラーなどと同じですが、カムシャフトやターボなどが専用にチューニングされています。
吸排気システムやエキゾーストマニホールド一体型シリンダーヘッドの採用により軽量化を実現したR06A型ツインカムターボエンジンは非常にパワフルで、スポーティーなエンジン制御プログラムを採用することでターボラグを抑え、加速時のレスポンスを向上させています。 更に、燃焼室温度を下げることにより、燃料充填効率を向上させつつノッキングも回避、力強いトルクと熱効率向上を両立しています。実際にエンジンはビンビン回り、エンジン回転とともに気分も上がります。まさにスポーツカーにふさわしいパンチの効いたホットユニットです。
吸排気システムやエキゾーストマニホールド一体型シリンダーヘッドの採用により軽量化を実現したR06A型ツインカムターボエンジンは非常にパワフルで、スポーティーなエンジン制御プログラムを採用することでターボラグを抑え、加速時のレスポンスを向上させています。 更に、燃焼室温度を下げることにより、燃料充填効率を向上させつつノッキングも回避、力強いトルクと熱効率向上を両立しています。実際にエンジンはビンビン回り、エンジン回転とともに気分も上がります。まさにスポーツカーにふさわしいパンチの効いたホットユニットです。
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ミッションは先代アルトワークスのギヤ比を踏襲したクロスレシオ5速MTが組み合わせられます。ショートストロークでダイレクトなシフトフィーリングを目指した専用設計で、ダイレクトで節度感のあるフィーリングを追求しています。
5速MTは1速~4速がクロスレシオ化されており、エンジンのトルクバンドをしっかりキープできます。これを体験すると、スポーツカーのギヤ比がいかに大事かを再認識させられます。家族の都合でMTは無理な場合はAT免許で乗れる2ペダルのAGSもあります。
パンチのあるエンジンとクロスミッションによって、軽量ボディをグイグイ加速させていけば、「速い!」と感じるはずです。これは体感スピードが速いからで、間違いなく楽しいと思います。
峠走行なら、多少オーバースピードでコーナーに突っ込んだ場合でも、トルクステアを利用してアクセルを踏むことで、狙ったラインで走れる楽しさも加味されるでしょう。とにかく、ターボのトルクモリモリ感は軽自動車とは思えない楽しさです。
実用的な室内
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日常使用で気になるのは使い勝手ですが、スポーツカーだと言いながら、アルトワークスの場合は、ベースとなっているのが軽自動車の王道であるセダンタイプです。従って大人4人が普通に乗れる居住性もありますし、小さいから狭い道での取り回しも楽々です。
シートを倒せば十分なスペースがあり、多少なら大きい物も積めます。もちろんハイトワゴンには及びませんが、それでも積載性は十分です。
アルトワークスの専用品となるレカロ製シートが標準装備されていますが、見た目の良さもありますが、ホールド性も高く、スポーツ走行にもある程度対応してくれます。ただし、シート高調整機能が欲しいところです。
内容充実、お買い得なスポーツカー
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ちなみに、2018年12月、5AGS車については、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート」を採用しています。また、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシストも搭載。リヤバンパーに内蔵した4つの超音波センサーで、後退時の衝突回避や被害軽減を図ります。「後退時ブレーキサポート」は後方誤発進抑制機能、リヤパーキングセンサーを搭載しています。
さて、アルトワークス、如何だったでしょうか?税金は安いしガソリンもレギュラーでOKです。タイヤも普通の15インチサイズなのでタイヤ価格も交換も安いなど、ランニングコストでは、普通車のスポーツカーと較べたらそれはもう圧倒的に安くあがります。実際に試乗してみたら、このクルマのお買い得レベルを実感できると思います。
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