自動車保険料の平均相場を徹底比較。20代、30代、40代の年代別の保険料相場

今年ももうすぐで自動車保険の更新月、今のままの自動車保険でい良いのか、もっと安くて良い内容の保険があるのか気になりますね。また、今年は息子が免許を取って運転するようになったなんていう時は嬉しいけど、10代や20代の運転者の保険は高いから、どうしたらよいか悩みますよね。  そこで今回は、年代別の保険料相場のご紹介と、どうしたら少しでも保険料を安くできるのか徹底解説いたします。最後まで、お読み頂ければ今年の自動車保険選びはきっと今までより納得のいくものになりますし、保険料も場合によっては数万円も安くなります。

自動車保険の保険料は何できまる?

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自動車保険の保険料率って何を基に計算されているのかご存知でしょうか。ご存知の方も多いかと思いますが、これは次の3つの要素によって決まってきます。 1.運転者の年齢
2.等級
3.型式 この3つの要素料から保険料率が決まり、それと補償内容の掛け算で保険料が決まってきます。 まず運転者の年齢ですが、年齢ごとに保険料率が大幅に変わってきます。実際、保険料へのトヨタのヴィッツを例に同じ補償内容で年齢ごとに計算してみました。 ・20歳以下補償の保険料(年払):147,220円
・21歳以上補償の保険料(年払):83,620円
・26歳以上補償の保険料(年払):58,240円
・30歳以上補償の保険料(年払):56,580円 ご覧頂いたとおり、運転者の年齢が20歳以下と30歳以上では同じ補償内容でも3倍近くも保険料が変わってきます。 では、次に等級による保険料の違いです。初めて自動車保険に加入するときの等級は6等級から始まります。そして、無事故で1年間を過ごすと1等ずつ毎年投球が上がっていきます。1年間の間に事故を起こしてしまうと、基本的には次の年に3等級、等級が落ちてしまいます。 等級が違うと保険料がどの様に変わるのか、30歳以上の補償のトヨタのヴィッツの保険料を例に下記の通り計算してみました。
等級 割引率(事故なし)         
20等級 -63% 20,934円
19等級 -55% 25,461円
18等級 -54% 26,026円
17等級 -53% 26,592円
16等級 -52% 27,158円
15等級 -51% 27,724円
14等級 -50% 28,290円
13等級 -49% 28,855円
12等級 -48% 29,421円
11等級 -47% 29,987円
10等級 -45% 31,119円
9等級 -43% 32,250円
8等級 -40% 33,948円
7等級 -30% 39,606円
6等級 56,580円
6等級と20等級とでは同じ補償内容でも35,646円も保険料が違います。 そして、最後に保険料の料率に大きく関わってくるのが型式別の料率クラスです。型式別の料率クラスとは、様々な形状・構造・装備・性能の自動車が存在し、自動車ごとの特性やユーザー層等に基づき、リスクの違いを総合的に評価したものです。 クラスは1~9に分かれており、対人・対物・障害・車両保険それぞれにクラス分けがされています
人気車種の料率クラスを一括見積もりサイト(見積もりサイトURL)調べてみましたのでご覧下さい。
車種 型式 対人 対物 車両 傷害
プリウス ZVW50 4 5 5 4
アクア NHP10H 4 4 4 4
シエンタ NHP170G 4 4 4 4
ヴィッツ NSP130 5 5 3 4
カローラ NKE165 4 6 4 3
ヴェルファイア GGH35W 6 4 5 4
ノア ZRR80G 4 3 4 4
アルファード GGH35W 6 4 5 4
ノート HE12 4 4 4 4
セレナ GNC27 4 4 4 4
フィット GK3 4 4 3 4
ヴェゼル RU3 4 4 5 4
デミオ DJ5FS 4 4 4 4
アクセラ BM2AP 4 4 5 4
ソリオ MA46S 4 4 4 4
スイフト ZC43S 4 4 4 4
インプレッサ GK2 4 4 4 4
お持ちの車の料率クラスはいかがでしたか? それでは、今度はこれらの料率クラスは保険料にどれくらいのインパクトを与えるのかを調べてみました。下記の表は車両保険の料率クラスごとの保険料率の例です。 ご覧の通り、料率クラス1と9では保険料が4倍も違います。ですので、保険料を少しでも安くしようと思った場合はこの料率クラスの良い車種を選択することも大事です。 しかし、注意が必要です。この料率クラスは毎年変わる可能性があるので、買ったときは良い料率クラスでも、長年乗っているうちに料率クラスが悪くなってしまう場合があります。 反対に、料率クラスが上がる場合もありますので、良くなった場合は「ラッキー」ですね。
料率クラス 保険料
1 1.0倍
2 1.2倍
3 1.4倍
4 1.6倍
5 1.9倍
6 2.4倍
7 3.0倍
8 3.6倍
9 4.0倍
自動車保険の料率はこれら3つの要素が大きく関わっています。 しかし、ここまでお話してきたとおり、これらの3つの要素のうち、等級や年齢は昨日、今日で変えられるものではありませんね。 変えようと思って帰られるのは車種(型式)のみです。次の章からは、そんな中でも保険料を少しでも安くする方法を年齢ごとにご紹介していきます。

年齢別保険料相場と保険料を安くする方法

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40代の保険の選び方

40代の方は運転暦が長く、ベテランドライバーの方が多く事故が少ない傾向にあるので、各保険会社40代の方の保険料を優遇しています。若いころ比べると大分保険料が安くなってきたねと感じられているのではないでしょうか。 こちらは人気車種のホンダ・オデッセイの車両保険のついていない場合の保険料の例です。
順位 会社名 保険料額
1位 イーデザイン損保 29,970円
2位 セゾン自動車保険 34,090円
3位 セコム安心マイカー保険 34,180円
4位 ソニー損保 39,380円
5位 損保ジャパン 58,620円
6位 あいおいニッセイ同和 78,540円
安いところですと、3万円を切るくらいで入れますね。 そんな40代の方が保険料を安くするには、通販型(ダイレクト型)の保険に切り替えることがお勧めです。若いときから付き合いのあるディーラーから保険に入っているというような方や、ネット保険はなんとなく不安という方が以外と多いのです。 しかし、ベテランドライバーであるからこそ、事故や故障の対処方法になれているのではないでしょうか。そんな方は担当者のつかない通販型に切り替えても、特に不便に感じることは無いはずです。 通販型といっても、いざ事故にあったときは24時間電話で対応してくれる保険会社の窓口がありますので、安心です。また、通販型ですと、書類の送付や、見積もり設定は全てご自身でやる必要がありますが、今までに何度も自動車保険の加入や更新をしてきたのであれば、見積もり設定や必要項目のことについても特に躓くことは無いでしょう。 なぜ、通販型が良いかというと、場合によっては数万円も違うほど保険料が安いからです。 セゾン自動車火災保険株式会社などは、40代50代の保険料の優遇に力を入れています。 ぜひ、一括見積もりサイトで保険料を見積もってみてください。自動車保険の一括見積もりは、それぞれの保険会社からの見積もりが郵送もしくはEメールで届くのみで、電話は基本的にかかってきませんので安心して申し込むことができます。

30代の保険の選び方

30代の方も20代の頃と比べて車の運転に関する不安は減ってきたのではないでしょうか。実際に、30代になると事故率はぐっと減って保険料が一番安い年代にはいります。 それに、20代からずっと自動車保険に入っている方には等級もかなり上がってきたのではないでしょうか。 25歳からずっと自動車保険に入っていて事故をおこしてない場合32歳で等級は13まで上がっています。6等級に比べて13等級ですと、基本料率が49%も値引きをうけることができるのです。 ですから、30代は事故さえしなければ比較的安く自動車保険に入れる年代です。 また、もし今までご自身で保険に入っていなかったという場合でも、もし、同居のご家族が11等級以上であればセカンドカー割引きを受けられます。通常新規加入は6等級からですが、この場合は7等級からとなり30%の基本料率からの値引きを受けられます。 また、30代にもなってくると多少貯金もたまってくるのではないでしょうか。そんな方に保険料を安くするためにお勧めなのが、車両保険に免責金額を設定する方法です。 もし万が一事故を起こしてしまっても、10万円、15万円程度であれば持ち出しで対処できるという方は、免責金額を設定することで保険料は安くなります。 免責金額とは事故を起こしてしまって、自分の車が破損してしまった場合の自己負担額分のことです。相手への補償が減るわけではないのでご安心下さい。 それでは、一例でありますが免責金額を設定するのとしないのとで、いくらくらい保険金額に差が出てくるのでしょうか。
免責金額なし 5万円 10万円
A保険 86,290円 79,280円 73,200円
B保険 63,200円 57,120円 52,300円
C保険 55,900円 49,800円 43,400円
免責金額なしと10万円に設定するのでは、年間保険料でどの保険も1万円以上変わってきますので、あまり今まで事故をしたことがない、もし事故をしてしまっても数万円くらいなら大丈夫という方は、免責金額を設定するのをお勧めします。 また、この場合自損事故をおこしてしまっても、修理費が免責金額内である場合、保険会社に事故届けをしなければ、翌年以降の等級が下がらないので、保険料が高くなってしまうことも防げます。

20代の保険の選び方

10代や20代は一番保険料が高い年代です。下記はトヨタの人気車種の20歳の運転者の平均保険料です。
車種 年間保険料
フィット 357,605円
プリウス 408,839円
ハリアー 491,069円
アルファード 502,595円
他の年代の保険料と比べると非常に高いですね。しかしながら、車の運転の初心者であるので、自動車保険に入らずに運転するのは非常に危険です。 そこで、少しでも保険料を安くするにはどうしたらよいでしょうか。いくつか方法がありますのでご紹介いたします。 まず、車を買うときに保険料率クラスの良い車を買うことです。料率クラスの良い車ですと先ほどご紹介したように保険料が安くなります。 次にご紹介するのは、車両保険をつけないもしくは、エコノミータイプにすることです。下の例のように保険料は車両保険をつける、つけないで20万円以上も変わってきます。
車両保険タイプ 保険料
一般タイプ 408,440円
エコノミータイプ 287,500円
付帯無し 184,650円
もし事故を起こしてしまったときには、車を買い替えることを念頭におき、最初から2,3年で乗り換えられる安い中古車を購入し、車両保険をつけないで自動車保険に加入します。 車両保険は付帯していなくても、事故をしてしまったときに本当に必要な相手の「体」「もの」、ご自身の「体」への補償は変わりなくうけることができますのでご安心下さい。 そして、最後にご紹介するのはご両親と同居している場合にのみ使える方法ですが、ご家族の自動車保険の等級を引き継ぐという方法です。 ご両親の入っている保険の等級が20等級である場合、20歳で初めて自動車保険にはいる場合も20等級の料率で保険に入ることができます。 この場合ご両親の自動車の保険は新規に入らなくてはなりませんが、その場合も20等級の自動車のセカンドカーとして契約すれば、セカンドカー割引きが使えます。 先ほどの繰り返しになりますが、セカンドカー割引の場合7等級からのスタートで、7等級ですと30%の割引が受けられます。 いかがでしたでしょうか。それぞれの年代には、それぞれの年代の特徴にあった保険料の下げ方があります。良く考えて、ぜひ一度ご紹介した方法を検討してみてください。

自動車保険って安ければ良い?

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ところで、自動車保険を選ぶ際、保険料のインパクトからついつい少しでも安くすることを考えてしまいますが、一度立ち止まって、何のためにわざわざ保険に入るのかを考えてみてください。 自動車保険は大きく分けると2つあります。一つは車検を取る時点で加入が強制となる自賠責保険。もう一つは、運転者が任意で加入する自動車保険。今回ここで保険料の比較をしているのは後者の任意の自動車保険です。 なぜ任意の自動車保険が必要なのでしょうか。自賠責保険では、交通事故を起こしてしまった際の相手の車に乗っている方の「体」にしか保証がありません。事故を起こしてしまったときに、相手の車や、道路や周辺の建物を破損してしまっていたとしても自賠責保険では保険金は出ません。   相手の車がフェラーリで賠償をしなくてはいけなくなってしまった時、3000万円を超える金額を自己資金でまかなわないといけなくなってしまう事だってあるのです。 それに、相手の人が運悪く死亡してしまった場合も3000万円までしか自賠責保険では補償されません。 しかし、実際には3億を超えるような補償額になってしまうこともあるのです。こんな額の支払いを背負ってしまったら、これからの人生とても明るいものにはなりませんね。 ですから、自動車に乗ることを決めた際には必ず任意の自動車保険にも加入しましょう。 そして、一番大切なのが、補償内容です。せっかく自動車保険に入っていてもいざ、事故にあってしまったり、車が故障してしまったときに自動車保険が役に立たなければ保険料を払って加入している意味がありません。 ここでは絶対にはずしてはいけない自動車保険の補償内容についてご説明します。一括見積もりをする際の、補償内容設定の参考にしてください。 まず、自動車保険って何を補償してくれるかのおさらいです。基本補償内容は大きく分けて3つあります。 1.賠償に関する補償「対人対物賠償保険」
事故を起こしてしまったときの相手の「体」と「もの」に対する補償 2.ご自身の補償「人身障害保険」
事故を起こしてしまった車の運転者と同乗者の「体」の補償 3.お車の補償「車両保険」
ご自身のお車の再購入や修理費の補償 これら3つの基本補償に加え、車が故障してしまった場合のロードサービス(レッカー車の使用費の負担等)が付帯され、さらに、事故相手(もしくは相手の保険会社)との示談交渉も保険会社が担ってくれます(自賠責保険のみの場合はご自身での示談交渉)。 また、弁護士特約やレンタカー特約等を付加し、さらに補償内容を充実させることもできます。それでは、それぞれの保険金額はいくらに設定したらよいのでしょうか。 最初に、対人対物賠償保険の金額です。 こちらは対人賠償、対物賠償それぞれ金額を5000万円等どこの保険会社も1000万円単位で設定できますが、必ず対人対物賠償それぞれ無制限としましょう。 事故の相手がどのような方なのか、どのような場所で事故を起こしてしまうか分からないので、賠償額が2億円のところ5000万円の保険に入っていても意味がありません。 たとえ補償額を無制限にしても、保険料は年払いで数千円しか変わりません。 また、人身障害保険に関しても無制限が良いでしょう。もし事故により一生にわたる生涯を追ってしまっても運転者と搭乗者のその後の生活保障や精神的損害、医療費等の実費が補償をされます。 ご自身のみしか車に乗らず、ご自身がしっかりとした民間の医療保険、就労不能保険、死亡保険に入っているのであれば、あまり必要ないでしょう。
 
最後に車両保険です。車両保険金額を決める際に大切なのは、ご自身の自動車の時価総額の範囲内でかけると言うことです。自動車を200万円で買ったとしても、時価総額(今売った場合の金額)が70万円であれば、車両保険金額を200万円に設定しても70万円までしか支払いは受けられないので、設定金額には注意が必要です。 これらの基本補償に加えて、弁護士費用特約は付帯しておくことをお勧めします。また、ロードサービスが特約での付加の場合も付帯することをお勧めします。JAFと契約するより、安くロードサービスをうけられます。

まとめ

一口に自動車保険といってもいろいろな補償や条件があり、分かりにくいですね。今回はそんな自動車保険で絶対にはずしてはいけない補償から、年代別保険料の下げ方にわたってご紹介しました。 自動車保険は契約の仕方によって、年間の支払い額が数十万円も違ってくることがあります。面倒くさがらずに、更新月まで余裕のある時期にしっかり調べて、次の自動車保険を決めてくださいね。
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