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ダイハツ ハイゼット カーゴとアトレーを一部改良、検知機能とLEDパックの対象グレード

ダイハツが2026年6月4日に「ハイゼット カーゴ」「アトレー」と特装車・福祉車両を一部改良しました。スマートアシストに加わった検知機能、アトレーの液晶メーター、ハイゼット カーゴのLEDパックの対象グレードを、発表の注記まで含めて整理します。

ダイハツ ハイゼット カーゴとアトレーを一部改良、検知機能とLEDパックの対象グレード - チビカのニュースカード

この記事は、ダイハツ工業株式会社が 2026/06/04に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。

出典:ダイハツ、軽商用車「ハイゼット カーゴ」、「アトレー」を一部改良し、安全性を向上(確認日 2026/06/04)

ダイハツ工業は、軽商用車「ハイゼット カーゴ」と「アトレー」、およびそれらをベースとした特装車・福祉車両を一部改良し、6月4日から全国一斉に発売しました。発表に書かれている変更は3つです。両車種に共通する予防安全機能「スマートアシスト」への検知機能の追加、アトレーの液晶メーターの採用、ハイゼット カーゴの「LEDパック」の標準装備化です。

この記事では、その3つがどの車種のどのグレードに適用されるのかを、発表の注記まで含めて整理します。メーカー希望小売価格は発表ページに表として掲載されていますが、当サイトが取得した発表本文のテキストに金額が含まれていなかったため、価格は転記していません。価格を確認する先は記事の後半に示します。発表に書かれていない項目は推測で埋めず、「記載がありません」と書いています。

変更は3つ、適用される範囲は注記で分かれている

発表の本文は、検知機能の追加を両車種に共通する変更として書き、液晶メーターとLEDパックは車種を分けて書いています。さらに、どのグレードに標準装備されるかは、本文ではなく注記(※3、※4)に書かれています。

変更点 対象車種 標準装備・適用の範囲
「スマートアシスト」に対横断自転車の検知機能を追加 ハイゼット カーゴ/アトレー 両車種に共通。グレードごとの装備条件は発表に記載がありません
「交差点右折時の対向車線の車両」「右左折時の対向方向から来る横断歩行者」検知機能を追加 ハイゼット カーゴ/アトレー 同じく両車種に共通。グレードごとの装備条件は発表に記載がありません
液晶メーター「アクティブマルチインフォメーションメーター」を採用 アトレー 「RS グレード」「アトレーデッキバン」「アトレースローパー」に標準装備(※3)
「LEDパック」を一部グレードに標準装備 ハイゼット カーゴ 「クルーズ」「クルーズターボ」「ハイゼットデッキバンGグレード」に標準装備(※4)

改良の対象には、ハイゼット カーゴとアトレーをベースにした特装車と福祉車両も含まれます。ただし発表は、特装車・福祉車両それぞれで何が変わったのかを個別に書いていません。ベース車と同じ変更が入るのかどうかは、この発表からは確認できません。

追加されたのは「横断してくる自転車」と「交差点・右左折の場面」

スマートアシストは、車両に搭載したステレオカメラで周囲の状況を認識する予防安全機能の総称です。今回の一部改良で加わったのは機能そのものの新設ではなく、検知する対象です。発表は、対横断自転車の検知機能と、「交差点右折時の対向車線の車両」「右左折時の対向方向から来る横断歩行者」の検知機能を追加したと書いています。

交差点を右折する自車に対し、進路を横断してくる自転車、対向車線を直進してくる対向車、右左折の進路を横断してくる歩行者の3つが検知対象に加わったことを示した図
今回加わった3つの検知対象を、交差点の場面に置いて並べた図です。名称は発表の表記に合わせています。各機能の作動条件は発表に記載がなく、公式サイトの車種別のページに示されています。出典:ダイハツ工業ニュースリリース(2026年6月4日発表)、確認日2026-10-29。

それぞれの機能が何をするのかは、発表本文には書かれていません。ダイハツの公式サイトにあるアトレーの性能・安全のページ(確認日2026-10-29)では、衝突警報機能と衝突回避支援ブレーキ機能について、走行中に前方の車両や歩行者、横断中の歩行者や自転車を認識し、衝突の危険性があると判断した場合にドライバーへ注意喚起を行い、危険性が高まった場合には緊急ブレーキで減速すると説明されています。前方の車両には二輪車と自転車が含まれ、歩行者は昼夜に対応すると書かれています。

交差点に関する機能については、同じページで、交差点右折時に直進してくる対向車と、右左折時に対向方向から横断してくる歩行者を認識し、ブザー音とメーター内表示で衝突の可能性を知らせ、その後ブレーキ制御が作動すると説明されています。警報だけでなくブレーキ制御まで続く流れになっている点が、同ページの記載から読み取れます。

作動には条件があります。同ページには、衝突回避支援ブレーキ機能が働く速度差の範囲が示されていて、対歩行者の場合は約30〜約80km/hと記載されています。対車両の場合は上限がこれより高く設定されています。つまり、停止に近い低速や、速度差が大きすぎる場面では働かないことが条件として公表されています。

発表にも、スマートアシストはドライバーの運転支援を目的としているため機能には限界があり、路面や天候などの状況によっては作動しない場合があるという注記(※2)が置かれています。配送のように市街地で右左折を繰り返す使い方では、今回加わった3つの場面は日常的に起きます。それでも機能を前提にした運転にはしない、というのが発表自身の書き方です。

アトレーの液晶メーターは3つの仕様に標準装備

アトレーには、液晶メーター「アクティブマルチインフォメーションメーター」が採用されました。発表は、シンプルで洗練された視認性の高いグラフィックを実現した液晶メーターだと説明し、意匠的な魅力を高めたとしています。

標準装備になるのは、注記(※3)にある「RS グレード」「アトレーデッキバン」「アトレースローパー」の3つです。これ以外のグレードでメーカーオプションとして選べるのか、選べないのかについては、発表に記載がありません。表示できる項目の内容や画面の寸法も書かれていないため、実際の表示は販売会社で確認する必要があります。

ハイゼット カーゴ側の液晶メーターについては、発表に記載がありません。アトレーだけの変更として書かれています。

ハイゼット カーゴのLEDパックは6点のまとまり

ハイゼット カーゴでは、「LEDパック」が一部グレードに標準装備されました。発表はこれを人気の装備と書いています。注記(※4)によると、LEDパックはLEDヘッドランプ、LEDフォグランプ、LEDルームランプ(フロント)、LED荷室灯、ADB(アダプティブドライビングビーム)、サイドビューランプの6点で構成されます。

LEDパックを構成する6点を外向きの灯火4点と室内・荷室の灯火2点に分けて並べ、標準装備になるクルーズ、クルーズターボ、ハイゼットデッキバンGグレードの3グレードを示した図
注記※4にある6点の構成と、標準装備になる3グレードです。外向きの灯火と室内・荷室の灯火への分け方は、取り付け位置による当サイトの整理で、発表は6点を並べて示しています。出典:ダイハツ工業ニュースリリース(2026年6月4日発表)の注記、確認日2026-10-29。

標準装備になるグレードは「クルーズ」「クルーズターボ」「ハイゼットデッキバンGグレード」です。6点のうち2点が室内と荷室の灯火で、荷室灯もパックに含まれています。荷室の明るさが作業に関わる使い方では、どのグレードを選ぶかで標準装備の範囲が変わることになります。

ADBは、対向車や先行車の状況に応じてヘッドランプの配光を変える機能の名称ですが、今回の発表にはその動作の説明がありません。上の3グレード以外でLEDパックを選べるかどうかも、発表には書かれていません。デラックスやスペシャルといった他のグレードの装備内容は、公式サイトのグレードと価格のページで確認してください。

「約330万台」は累計の生産台数

発表は、ハイゼット カーゴが配送業を中心に幅広い業種で使われてきたことに触れ、累計生産台数が約330万台になると書いています。注記(※1)では、これが2026年6月時点のダイハツ調べの値だとしています。

読み方として注意したい点が2つあります。1つは、これが生産台数の累計であって、販売台数でも国内に残っている台数でもないことです。もう1つは、累計の起点となる年や、他車種との比較が発表に書かれていないことです。数の大きさだけが示されていて、順位や占有率を示す値ではありません。アトレーについては台数の記載がありません。

ダイハツ工業のニュースリリース「軽商用車ハイゼット カーゴ、アトレーを一部改良し、安全性を向上」の冒頭部分
公式発表ページの引用キャプチャ。 この記事が検知機能の追加、液晶メーター、LEDパック、累計生産台数の一次情報にしているニュースリリースの冒頭です。掲載内容は変更されることがあります。最新の内容はリンク先で確認してください。 確認日:2026-10-29。 出典:ダイハツ、軽商用車「ハイゼット カーゴ」、「アトレー」を一部改良し、安全性を向上

価格と燃費は、この発表のテキストからは読めない

メーカー希望小売価格は、発表ページでは表の画像として掲載されています。当サイトが取得した発表本文のテキストには金額が含まれていなかったため、この記事に価格は書きません。他の媒体が報じている金額を引き写すこともしません。

価格とグレードごとの装備は、ダイハツの公式サイトにあるハイゼットカーゴのグレードと価格のページで確認できます(確認日2026-10-29)。このページには、クルーズターボ、クルーズ、デラックス、スペシャルクリーン、スペシャル、デッキバンG、デッキバンLのグレード名と、メーカー希望小売価格が掲載されています。希望小売価格は参考価格で、実際の販売価格は販売会社が定めます。

燃費、寸法、乗車定員、最大積載量が今回の改良で変わったかどうかは、発表に記載がありません。生産工場と販売目標の記載もありません。改良前の値や他の車種の値で補うことはしません。

BEVのe-ハイゼット カーゴとは別の発表

ダイハツは2026年2月に、同じ車体をベースにした軽商用BEVの「e-ハイゼット カーゴ」と「e-アトレー」を発売しています。詳しくはe-ハイゼット カーゴとe-アトレーの発表で整理しました。

今回の一部改良はガソリン車についての発表で、同じ検知機能がBEVの2車種にも適用されるのかどうかは書かれていません。2つの発表を混ぜて読まないよう、当サイトも別の記事として分けています。

中古で選ぶときに効いてくる点

今回の変更のうち、検知対象の追加は車両の年式で分かれ、液晶メーターとLEDパックはグレードで分かれます。つまり同じ車名でも、改良前の車両と改良後の車両で検知する対象が違います。発表には、改良前の車両へ後から機能を追加できるかどうかの記載がありません。

中古車や在庫車を検討する場合は、車名とグレード名だけで判断せず、その1台の装備内容を書類と現車で確認する必要があります。ダイハツの他の発表はダイハツ、一部改良の記事はマイナーチェンジ・一部改良にまとめています。

出典

この記事は、ダイハツ工業が2026年6月4日に公表したニュースリリース「ダイハツ、軽商用車「ハイゼット カーゴ」、「アトレー」を一部改良し、安全性を向上」を一次情報にしています。機能名、装備名、グレード名、累計生産台数の表記は発表のままです。各機能の動作と作動条件は、ダイハツの公式サイトにあるアトレーの性能・安全のページ(確認日2026-10-29)の記載によります。価格の掲載先として示したのは、公式サイトのハイゼットカーゴのグレードと価格のページです。発表ページの表が画像で提供されている数値は、転記していません。