この記事は、各輸入元の日本法人が 2026/10/07に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。
出典:ジープ "Urban Adventure" を体現したモデル 新型「Compass」を発売(確認日 2026/10/07)
Stellantisジャパンは2026年10月7日、ジープのミドルサイズSUV「Compass(コンパス)」の新型を発売したと公表しました。発表の表題は「ジープ “Urban Adventure” を体現したモデル 新型「Compass」を発売」で、冒頭には「Compassが9年ぶりにフルモデルチェンジ」と書かれています。メーカー希望小売価格は5,200,000円(税込)からで、販売する場所は全国のジープ正規ディーラーとされています。
以下は、この発表に出ている値と項目だけを並べたものです。価格、ホイールベース、荷室容量、パワートレイン、走破性の数字は発表の表記のまま転記し、要約や単位の換算はしていません。当サイトは新型Compassに試乗していないため、乗り心地や静粛性についての評価は書きません。発表に出ていない値を、欧州仕様の資料や先代の数字で埋めることもしません。
読む前に、今回の発表がどこまでを示しているのかを分けておきます。発表の本文には、4通りの価格、グレードの考え方、パワートレインの出力と燃費、荷室容量、最低地上高と渡河性能までの数字が並びます。いっぽうで、全長・全幅・全高、車両重量、乗車定員は本文に出てきません。発表は末尾で「詳細は、巻末の主要諸元・装備表と併せ、商品サイトをご確認ください」と案内しており、諸元表の全項目は別の資料に置かれている形です。本文に無い項目を、この記事で埋めることはしません。
買える形は4通り。限定車はSummit Style Packageがベースで100台
発表の価格表に並ぶのは、次の4行です。
| モデル | グレード | 台数 | メーカー希望小売価格(税込) |
|---|---|---|---|
| Jeep® Compass | Altitude | 記載なし | 5,200,000円 |
| Jeep® Compass | Summit | 記載なし | 5,700,000円 |
| Jeep® Compass Summit Style Package | 記載なし | 記載なし | 5,900,000円 |
| Jeep® Compass The First Edition | 記載なし | 100台 | 5,950,000円 |
グレードについて発表は、スタイリッシュなデザインと実用性を兼ね備えたAltitude(アルティチュード)と、上質な快適性と先進装備を追求したSummit(サミット)の2グレードを設定したと書いています。Summitには、デュアルパネル パノラミック スライディングルーフ、ブラックルーフ、ヘッドアップディスプレイを装備したSummit Style Package(サミット スタイルパッケージ)も用意されます。さらに、発売を記念した限定車「Compass The First Edition(ザ ファースト エディション)」が、Summit Style Packageをベースモデルとして100台限定で設定され、専用ボディカラー「Hawaii(ハワイ)」を採用するとされています。
価格の読み方で注意したいのは、この4行が同じ性格の選択肢ではないことです。AltitudeとSummitはグレードの違い、Summit Style PackageはSummitへの装備の追加、The First Editionは台数の決まった限定車です。4行が同じ表に並んでいると、上から順に装備が増えていく1本のグレード体系のように読めますが、いちばん高い行は台数が限られます。価格の差を知りたい場合は、表にある2つの数字をそのまま比べてください。当サイトでは発表に無い数値を新しく作らないため、差額そのものは書きません。
発売は2026年10月7日から。受注の受け方と納期は書かれていない
発表は「2026年10月7日(水)より、全国のジープ正規ディーラーにて発売します」と書いています。ボディカラーは「アンタクティカ」「ボルケーノ」「ヨセミテ」「パシフィック」の4色展開とされ、限定車には専用色のHawaiiが加わります。
ここから先は、発表に記載がありません。受注の開始日、予約の受け方、納期の目安、年間の販売計画台数は示されていません。100台限定のThe First Editionについても、抽選なのか先着なのか、申し込みの窓口がどこなのかは書かれていません。台数の決まった仕様は、発売の日に動くかどうかで結果が変わることがあります。今回の発表から読み取れるのは発売日だけなので、限定車を狙うなら正規ディーラーで受付の方法を直接確認するのが確実です。発表の日付と発売の日付がどうずれるのかは新車の発表と発売の時期で整理しています。
48Vハイブリッドの公表値は、システム出力と燃費まで
パワートレインについて示されている値は次のとおりです。
| 項目 | 発表に書かれている内容 |
|---|---|
| エンジン | 1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジン 100kW |
| モーター最高出力 | 16kW |
| 駆動用バッテリー | 48V |
| システム合計最高出力 | 107kW/145PS |
| トランスミッション | 6速デュアルクラッチオートマチック |
| 燃費 | 19.6km/ℓ(WLTCモード) |
| 最低地上高 | 200mm |
| 渡河性能 | 408mm |
発表は「48Vハイブリッドシステムを搭載」とし、1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジンと電動モーター、6速デュアルクラッチトランスミッションの組み合わせでシステム最高出力145PSを発揮すると書いています。燃費はWLTCモードで19.6km/ℓです。モーターのアシストにより発進時や低速域での滑らかな加速を実現し、低速域では電気のみでの走行も可能とされていますが、電気だけで走れる距離や、その上限となる速度は示されていません。
言葉を分けておきます。48Vのハイブリッドは、外部から充電して長い距離を電気で走る仕組みではありません。発表にもプラグイン充電や電力量消費率、一充電走行距離の記載はなく、充電設備を用意する必要があるかどうかにも触れていません。同じ48Vの仕組みで日本へ入った例としてはフィアット「Grande Panda Hybrid」の日本発売があり、そちらはEV走行の条件まで数字で示されていました。同じ48Vでも、発表がどこまで数字を出すかは会社と車種で違います。エンジンとモーターの最大トルク、変速機の減速比といった走りに関わる数値も、今回の本文にはありません。
走破性は走行モードと2つの数値で示され、駆動方式は書かれていない
走破性については、路面状況や走行スタイルに応じて走行特性や駆動力配分を最適化する走行モードシステムSelec-Terrain(セレクテレイン)を標準装備し、AUTO、SPORT、SNOW、SAND/MUDの4つの走行モードを設定したと書かれています。エンジン、モーター、トラクション制御などを統合的に制御するという説明です。数値としては、最低地上高200mmと渡河性能408mmが示されています。
この2つの数字の扱いには注意が必要です。最低地上高と渡河性能は、その条件で走れることを保証する数値ではありません。発表の説明も「街中での段差や悪路走行時にも安心感のある走りを実現」という範囲にとどまります。また、駆動方式が2WDなのか4WDなのか、前後の駆動力をどの比率で配分するのかという数値は本文に出てきません。屋外の用途でSUVを選ぶときに見る項目はアウトドア向けSUVの選び方に整理していますが、今回の発表だけで分かるのは、上の2つの数字と走行モードの名前までです。
荷室は550Lから最大1,560Lへ。室内で数字が出ているのはここまで
インテリアで数値が示されているのは、ドライバー正面の10.25インチのフルデジタルTFTクラスター、センターの16インチの大型タッチスクリーン、前席周辺の約34Lの収納スペース、そして荷室容量です。荷室は550Lを確保し、40:20:40分割可倒式リアシートを倒せば最大1,560Lまで拡大できると書かれています。センターコンソールにはロータリー シフトセレクターとワイヤレスチャージャーを備え、主要機能には物理スイッチを採用したとされています。Summitには、アダプティブボルスター付き8ウェイ電動調整シート、シートベンチレーター、マルチカラーアンビエントライト、FOCALプレミアムオーディオシステムが挙げられています。
荷室容量を他の車と比べるときの注意点を1つ書いておきます。容量の数字は、どの高さまで積んだ状態で測るかによって変わります。今回の発表には測定の基準が書かれていないため、同じ単位で並んでいる他社の値と直接比べることはできません。ホイールベースは2,785mmへ拡大されたと書かれていますが、全長・全幅・全高と乗車定員は本文にありません。機械式駐車場の条件がある人は、寸法と重量が載った諸元表を確認できるまで判断を保留してください。諸元表のどの欄を見るべきかは新車の諸元表の読み方にまとめています。
運転支援は項目名の列挙で、作動条件とグレード別の区分がない
標準装備とされている先進運転支援機能は、アダプティブクルーズコントロール(STOP&GO機能付)、レーンポジショニングアシスト、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニター、360°ビジョン、リアトラフィックアラートです。あわせて、ジープとして初めて誤発進抑制サポートを採用し、停車時や低速走行時に障害物を検知した際に急加速を抑制すると説明されています。
並んでいるのは項目名で、作動する速度域、検知の対象、使える条件は書かれていません。同じ名前の機能でも、世代や車種によって働く範囲は違います。見積もりの段階で、装備表と取扱説明書の記載を確認する扱いにしてください。第三者機関による衝突安全性能の評価についても、今回の発表はメーカー側の装備の説明であって、評価の結果ではありません。評価の対象になるかどうか、なった場合に結果がいつ出るのかは、この発表からは分かりません。公表された評価の読み方は新車の安全性能(JNCAP)の見方で説明しています。
9年ぶりの全面改良で、発表が「変わった」と書いている範囲
発表が前のモデルからの変化として挙げているのは、歴代ジープで最も優れた空力性能、拡大した室内空間と荷室容量、最新の運転支援機能による快適性と実用性の向上の3点です。空力については、フラットアンダーボディやアクティブグリルシャッターの採用に加え、ホイール周辺の気流を整えるエアダクトやエアカーテン、空気の流れをコントロールするリアエッジ形状を採用し、高速走行時の安定性や静粛性、燃費性能の向上に貢献すると書かれています。デザインでは、7スロットグリルや台形ホイールアーチといった要素を受け継いだことと、「カー・デザイン・アワード2026」のブランドデザイン言語部門での評価が示されています。
ここで押さえておきたいのは、「向上した」と書かれている項目に、比べられる数値が付いていないことです。空力性能の値、静粛性の測定値、改良前の燃費は本文にありません。したがって、どれだけ良くなったのかを数字で示すことはできません。車種の歴史としては、2006年の誕生以来、世界100カ国以上で累計230万台以上を販売したと書かれています。外装では、薄型のLEDヘッドライトと7スロットグリルを一体的にデザインしたこと、Summitには19インチのダイヤモンドカットブラックアロイホイールを採用したことが挙げられています。
この発表の本文に出ていない項目
次の項目は、今回の発表の本文に記載がありません。当サイトでは、記載のない項目を報道やほかの資料の数字で埋めることをしません。
| 項目 | 発表での扱い |
|---|---|
| 全長・全幅・全高 | 記載がありません(ホイールベースのみ) |
| 車両重量・車両総重量 | 記載がありません |
| 乗車定員 | 記載がありません |
| 駆動方式(2WD・4WD) | 記載がありません |
| 最小回転半径 | 記載がありません |
| タイヤサイズ | Summitの19インチホイール以外の記載がありません |
| 燃料タンク容量 | 記載がありません |
| エンジン・モーターのトルク値 | 記載がありません |
| 受注開始日・納期 | 記載がありません |
| 年間販売計画台数 | 記載がありません |
| 生産国・生産工場 | 記載がありません |
| 保証の内容・期間 | 記載がありません |
| 限定車の販売方法 | 記載がありません |
| 荷室容量の測定基準 | 記載がありません |
この一覧のうち、購入の判断に直接効くのは重量、定員、保証、そして受注の受け方です。とくに保証は、輸入車では購入後の維持費に関わります。今回の発表に記載がないため、当サイトとして条件を示すことはできません。正規ディーラーで、保証の対象範囲、期間、点検の間隔を文書で確認してください。希望小売価格がどこまでを含む金額なのかはメーカー希望小売価格とはで整理しています。
出典と、この記事を更新する条件
この記事は、Stellantisジャパンが2026年10月7日に公表したプレスリリース「ジープ “Urban Adventure” を体現したモデル 新型「Compass」を発売」を一次情報にしています。価格、グレード名、ボディカラー名、ホイールベース、荷室容量、パワートレインの値、最低地上高と渡河性能、装備の項目名は、いずれも発表に書かれている範囲です。発表ページを確認した日は2026年10月20日です。
価格の改定、グレードや限定車の追加、諸元(全長・全幅・全高、車両重量、乗車定員)が公式に示された場合、受注の受け方が公表された場合に、この記事を更新して編集日を改めます。価格と発売の情報は動きやすいため、再確認は1か月ごとに行います。輸入車ブランドの発表は輸入車から、全面改良の記事はフルモデルチェンジから辿れます。