発売・価格発表

フィアット「Grande Panda Hybrid」日本上陸、価格は3,690,000円から

Stellantisジャパンが2026年10月16日に公表したフィアット「FIAT Grande Panda Hybrid」の日本発売について、6通りの希望小売価格、48Vマイルドハイブリッドの構成、寸法と荷室、発表に記載のない項目を発表の表記のまま整理します。

フィアット「Grande Panda Hybrid」日本上陸、価格は3,690,000円から - チビカのニュースカード

この記事は、各輸入元の日本法人が 2026/10/16に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。

出典:毎日を、もっと“PANDASTIC”に フィアット 新型「FIAT Grande Panda Hybrid」日本上陸(確認日 2026/10/16)

Stellantis ジャパンは2026年10月16日、フィアットの新型コンパクトSUV「FIAT Grande Panda Hybrid」を日本へ導入すると公表しました。発表の表題は「毎日を、もっと“PANDASTIC”に フィアット 新型「FIAT Grande Panda Hybrid」日本上陸」です。発売は11月7日(土)より、全国のフィアット正規ディーラーにて行うとされ、メーカー希望小売価格は3,690,000円(税込)からと示されています。

この記事は、その発表に書かれている数値と項目だけを並べたものです。価格、寸法、パワートレイン、荷室の数字は発表の表記のまま転記しています。当サイトはこの車に試乗していないため、乗り味、静粛性、使い勝手の評価は書きません。発表に出ていない項目を、欧州仕様の資料やほかの車種の値で補うこともしません。

先に発表の性格を書いておきます。輸入車の日本導入の発表は、価格と発売日は示されても、諸元表に当たる項目が後から公式サイトで埋まることがあります。今回も価格表、パワートレインの構成、外寸と荷室容量までは数字がそろっている一方で、車両重量、乗車定員、最小回転半径は示されていません。どこまでが今の時点の公表値なのかを切り分けたうえで読み進めてください。

Stellantis ジャパンのプレスリリース「毎日を、もっとPANDASTICに フィアット 新型FIAT Grande Panda Hybrid 日本上陸」のページ冒頭
この記事が価格・発売日・仕様の一次情報にしている発表ページの引用キャプチャです。ページの冒頭だけを引用しています。掲載内容は変更されることがあるため、最新の内容はリンク先の原文で確認してください。 確認日:2026-10-17。 出典:Stellantis ジャパン「毎日を、もっと“PANDASTIC”に フィアット 新型「FIAT Grande Panda Hybrid」日本上陸」

発表の骨子は、発売日と最低価格、そして2グレード構成

発表に示されている項目を、表記のまま並べます。

項目 発表に書かれている内容
発表日 2026年10月16日
発表元 Stellantis ジャパン(フィアットのプレスリリース)
車名 FIAT Grande Panda Hybrid
発売 11月7日(土)より
販売する場所 全国のフィアット正規ディーラー
メーカー希望小売価格 3,690,000円(税込)から
グレード ICON(アイコン)/La Prima(ラプリマ)
価格表に並ぶ仕様 ICON、La Prima、La Prima(ウィンターパッケージ)

グレードについて、発表は「シンプルで機能的な魅力と基本装備をまとめたICON(アイコン)と、Grande Pandaのデザインと快適性をより豊かに楽しめる装備を備えたLa Prima(ラプリマ)の2グレードを展開します」と書いています。価格表にはこの2つに加えて、La Primaのウィンターパッケージ付きが載っています。

ここで注意しておきたいのは、ICONとLa Primaの装備の違いが、項目ごとの一覧としては示されていないことです。発表の中でグレード名と結び付けて書かれている装備は、La Primaに装備する17インチアルミホイールと、La Prima専用シートの仕様、La Primaのダッシュボードに使う素材にとどまります。ウィンターパッケージに何が含まれるのかも、価格表に名前が出ているだけで、中身の説明はありません。装備表で比べたい場合は、公式サイトか正規ディーラーで確認する範囲になります。

車名の表記も確かめておきます。発表が使っているのは「FIAT Grande Panda Hybrid」で、ハイブリッドまで含めて車名の一部として書かれています。初代については「1980年に誕生した初代『Panda(パンダ)』」と触れられ、デザインを手掛けたジョルジェット・ジウジアーロ氏の名前も出てきます。「誰もが気軽に使える、シンプルで実用的なクルマ」という考えのもとに開発されたこと、特に2012年以降はイタリア国内で最も販売台数の多いシティカーであることも、発表の中で説明されています。

価格は、グレードとボディカラーの組み合わせで6通り

発表の価格表は「モデル」「グレード」「ボディカラー」「希望小売価格(税込)」の4列で作られています。同じグレードでも、選ぶボディカラーによって価格が変わる形です。表記のまま並べます。

グレード ボディカラー メーカー希望小売価格(税込)
ICON ジェラート ホワイト 3,690,000円
ICON リモーネ イエロー/アクア アジュール/チネマ ブラック 3,745,000円
La Prima ジェラート ホワイト 4,090,000円
La Prima リモーネ イエロー/アクア アジュール/チネマ ブラック 4,145,000円
La Prima(ウィンターパッケージ) ジェラート ホワイト 4,145,000円
La Prima(ウィンターパッケージ) リモーネ イエロー/アクア アジュール/チネマ ブラック 4,200,000円
ICONのジェラート ホワイトが3,690,000円、その他3色が3,745,000円、La Primaのジェラート ホワイトが4,090,000円、その他3色が4,145,000円、La Prima ウィンターパッケージのジェラート ホワイトが4,145,000円、その他3色が4,200,000円であることを示した横棒グラフ
発表の価格表から、グレードとボディカラーの組み合わせごとの価格を並べました。横棒の長さは0円を基点にした比率です。差額や値引き後の金額は示していません。 出典:Stellantis ジャパン「フィアット 新型「FIAT Grande Panda Hybrid」日本上陸」(確認日 2026-10-17)

ボディカラーは、ジェラート ホワイト、リモーネ イエロー、アクア アジュール、チネマ ブラックの4色が示されています。価格が低い側に並ぶのがジェラート ホワイトで、残りの3色は同じ価格です。色の違いが価格に効く売り方なので、見積もりを取る前に、どの色を選ぶかで支払額の前提が変わります。いくら変わるのかは、上の表の2つの数字の差にあたります(たとえばICONでは3,690,000円と3,745,000円)。当サイトでは発表に無い数値を新しく作らないため、差額そのものは書きません。

もう一点、表を見るときに気づいておきたい並びがあります。La Primaのウィンターパッケージ付きでジェラート ホワイトを選んだ場合の価格は4,145,000円で、ウィンターパッケージの付かないLa Primaでその他3色を選んだ場合と同じ数字です。同じ金額になる組み合わせがあるため、価格だけを見て仕様を推定すると取り違えます。グレード名、パッケージの有無、ボディカラーの3つを必ず組にして記録してください。メーカー希望小売価格という言葉がどこまでを含む金額なのかはメーカー希望小売価格とはで整理しています。

パワートレインは48Vマイルドハイブリッド、WLTCモードで20.8km/ℓ

発表に書かれているパワートレインの構成は次のとおりです。

1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジン、最高出力15kWのモーター、48Vの駆動用バッテリー、6速デュアルクラッチトランスミッションの4要素と、システム合計最高出力110PS、WLTCモード20.8km/ℓ、30km/h以下で最大約1kmのEV走行という結果を示した図
発表に出てくる構成要素と、その組み合わせの結果として示された数値だけを並べました。モーター単体のトルクやバッテリー容量は発表に記載がないため、図にも入れていません。 出典:Stellantis ジャパン「フィアット 新型「FIAT Grande Panda Hybrid」日本上陸」(確認日 2026-10-17)

組み合わせているのは、1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジン、最高出力15kWのモーター、48Vの駆動用バッテリー、6速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)の4つです。システム合計最高出力は110PS、燃費はWLTCモードで20.8km/ℓと公表されています。発表は「走行状況によりEV走行も可能な48Vマイルドハイブリッドを搭載し」と書き、EV走行については「30km/h以下では最大約1kmのEV走行が可能です」としています。

ここは誤解が起きやすいところなので、言葉を分けておきます。48Vマイルドハイブリッドは、外部から充電して長い距離を電気で走る仕組みではありません。発表が示しているEV走行の条件も、30km/h以下で最大約1kmという範囲です。充電設備の準備が必要かどうかについて、この発表には記載がありません。電力量消費率(電費)や一充電走行距離といった、電気自動車で使われる数値も出てきません。同じ「電動化」という言葉でも、軽乗用EVの発表では一充電走行距離が主役になります。その違いはスズキ「e SKY」の価格と発売の発表と読み比べると分かりやすいはずです。

燃費の20.8km/ℓは測定モードが併記されているため、カタログ値として扱える数字です。ただしこれが、どのグレードでもどのボディカラーでも同じ値なのかという内訳までは示されていません。エンジンの最大トルク、モーターの最大トルク、変速機の最終減速比のような走りに関わる数値も記載がありません。諸元表のどの欄を見るべきかを整理した新車の諸元表の読み方もあわせて確認してください。

寸法は全長4,010mm、荷室は412Lから最大1,366Lへ

発表に示されている外寸と荷室の数字です。

項目 発表に書かれている値
全長 4,010mm
全幅 1,765mm
全高 1,630mm
ホイールベース 2,540mm
荷室容量(通常時) 412L
荷室容量(最大時) 1,366L
車内収納スペース 合計13L
車両重量 記載がありません
乗車定員 記載がありません

発表は「全長4,010mmの扱いやすいボディに、412Lの荷室容量を確保」と書いています。全幅は1,765mm、全高は1,630mm、ホイールベースは2,540mmです。荷室は通常時が412Lで、最大時は1,366Lと示されています。車内の収納スペースは合計13Lとされています。

全長が4m強という数字は、国内で売られているコンパクトSUVと同じ土俵に乗るサイズです。いっぽうで、機械式駐車場に入るかどうかの判断には、全高と全幅のほかに車両重量が必要になります。その車両重量が今回の発表には出ていません。全高1,630mmは多くの機械式駐車場の制限に近い高さなので、契約している駐車場の条件がある人は、寸法だけで判断せず、重量の分かる資料が出てから確認するのが確実です。乗車定員も記載がないため、人を乗せる前提の比較は、公式サイトの諸元が公開されてからになります。

内装では、再生素材と竹繊維の採用を数字つきで説明している

インテリアについて、発表は色と素材の話を具体的に書いています。基調色は「タスマニア ブルー」で、イエローのアクセントを組み合わせること、シートに丸みを持たせた設計であること、1923年に完成したフィアットの旧自動車工場兼研究所の建物であるリンゴットに着想したオーバル形状(リンゴットサークル)をダッシュボードやディスプレイ周辺に配していることが示されています。La Prima専用シートには「PANDA MADE WITH LOVE IN FIAT」のレタリングが入ります。

素材では2つが名前つきで挙げられています。ひとつは「Lapolen Ecotek」で、発表は約140本分の飲料用紙パックのリサイクル素材をインテリア各部に採用すると書いています。もうひとつはLa Primaのダッシュボードに使う「BAMBOX Bamboo Fiber Tex®」で、天然竹繊維を約33%配合した素材と説明されています。どちらも配合率や本数までが公表されている一方、使用している重量や面積は示されていません。

ブランドの説明としては、フィアットが1899年にイタリア・トリノで創業されたこと、125年以上にわたってクルマづくりを続けてきたことが書かれています。外装では、見る角度によって異なる絵柄や模様が見えるレンチキュラーグラフィックという表現が使われており、発表の中で「見る角度によって異なる絵柄や模様が見える特殊な視覚表現」と注釈されています。こうした意匠の説明は、価格や仕様と違って後から数値で検証できる性格のものではないため、当サイトでは発表の言葉として紹介するだけにします。

安全・運転支援の装備は項目名が並び、適用グレードは示されていない

発表が挙げている安全・運転支援の装備は次の項目です。

  • アクティブセーフティブレーキ
  • レーンキープアシスト
  • インテリジェントハイビーム
  • ヒルスタートアシスタンス
  • エレクトリックパーキングブレーキ
  • フロントソナー/リアソナー
  • バックカメラ

並んでいるのは項目名で、作動する速度域や検知の対象といった条件は書かれていません。どのグレードに標準で付き、どれがオプションなのかという区分も示されていません。安全装備は、同じ名前でも世代や車種によって作動の条件が違うことがあります。装備の有無だけで比べると実際の働きを取り違えるため、見積もりの段階で装備表と取扱説明書の記載を確認する扱いにしてください。

第三者機関の評価についても補足します。国内で売られる車の衝突安全性能は自動車事故対策機構(NASVA)の自動車アセスメント(JNCAP)で公表されますが、今回の発表はメーカー側の装備の説明であって、評価の結果ではありません。評価の対象になるかどうか、なった場合にいつ結果が出るのかは、この発表からは分かりません。

この発表に記載がない項目

次の項目には記載がありません。当サイトでは、記載のない項目を報道やほかの資料の数字で埋めることをしません。

項目 発表での扱い
車両重量・車両総重量 記載がありません
乗車定員 記載がありません
最小回転半径 記載がありません
タイヤサイズ La Primaの17インチアルミホイール以外の記載がありません
燃料タンク容量 記載がありません
エンジン・モーターのトルク値 記載がありません
受注開始日・予約の受付 記載がありません
年間販売計画台数 記載がありません
生産国・生産工場 記載がありません
保証の内容・期間 記載がありません
オプションの価格 ボディカラーによる価格の違い以外の記載がありません
ウィンターパッケージの内容 価格表に名称があるだけで、内容の記載がありません

この一覧の中で、買う側の判断に直接関わるのは重量、定員、保証、受注の受け方です。とくに保証については、輸入車では内容と期間が購入後の維持費に効いてきます。今回の発表に記載がないため、当サイトとして条件を示すことはできません。正規ディーラーで、保証の対象範囲、期間、点検の間隔を文書で確認してください。

受注開始日が示されていない点にも触れておきます。発表にあるのは発売日の11月7日(土)だけで、その前に注文を受け付けるのかどうかは書かれていません。発売日に販売店へ行けば買えるのか、それより前に順番が決まるのかは、この発表からは読み取れません。

検討している人が、この発表の次に確認すること

今回の発表で確定したと言えるのは、価格表、発売日、販売する場所、パワートレインの構成、外寸と荷室容量です。ここから先の判断に必要な情報は、公式サイトと正規ディーラーに移ります。順番としては、まず駐車場の条件(全高・全幅・重量)、次に装備表でのグレード比較、最後に支払い方法と保証という流れが無駄がありません。

価格の見方として、1つだけ覚えておくと役に立つことがあります。このモデルはボディカラーで価格が変わるため、いちばん安い構成はジェラート ホワイトのICONに限られます。3,690,000円という数字はその組み合わせの価格です。色を変えたい、上級グレードにしたい、ウィンターパッケージを付けたいという希望があるなら、見積もりの出発点は3,690,000円ではなくなります。発表の価格表は、その前提をはっきり分けて書いている点で読みやすい形になっています。

輸入車の市場全体の動きを押さえておきたい場合は、日本自動車輸入組合が公表した2026年上半期の輸入車市場が参考になります。輸入車ブランドの発表は輸入車から、価格と発売日が出た発表は発売・価格発表から辿れます。

出典と、この記事を更新する条件

この記事は、Stellantis ジャパンが2026年10月16日に公表したプレスリリース「毎日を、もっと“PANDASTIC”に フィアット 新型「FIAT Grande Panda Hybrid」日本上陸」を一次情報にしています。価格、発売日、グレード名、ボディカラー名、寸法、荷室容量、パワートレインの構成、燃費、装備の項目名は、いずれも発表に書かれている範囲です。発表ページを確認した日は2026年10月17日です。

価格の改定、グレードやパッケージの追加、車両重量や乗車定員などの諸元が公式に示された場合、受注の受け方が公表された場合に、この記事を更新して編集日を改めます。価格と発売の情報は動きやすいため、再確認は1か月ごとに行います。