この記事は、トヨタ自動車株式会社が 2026/10/07に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。
出典:RAV4 PHEVのリコールについて(2026年2月から9月生産車の一部)(確認日 2026/10/07)
トヨタ自動車は令和8年10月7日、RAV4 PHEVのリコールを国土交通省へ届け出ました。届出番号は5888、リコール開始日は10月8日と公表されています。公表ページが「不具合の状況」として書いているのは、プラグインハイブリッドシステムのモータ制御用コンピュータに関する内容で、走行時にモータ出力制御が正しく行われず異常検出することがあり、警告灯が点灯し、最悪の場合は当該システムが停止して走行不能となるおそれがある、というものです。
対象として示されているのは、型式6LA-AXAP64のうち、車台番号が2つの範囲に入る車両です。通称名はRAV4ですが、今回の対象はプラグインハイブリッド車に限られます。製作期間はどちらの範囲も令和8年2月4日からで、2026年に入ってから作られた車が対象です。納車されてまだ日が浅い車も含まれる範囲になっています。
この記事では、トヨタ自動車のリコール等情報ページと国土交通省の報道発表資料で確かめられた範囲だけを、公表されている表記のまま整理します。発表に無い数値は書きません。対象台数についても、公表ページは2つの区分ごとの台数を示しているだけで、1つにまとめた合計を出していないため、当サイトでも合計を作らず、2つの台数をそのまま並べます。
届出日とリコール開始日は別の日付です
公表ページには、国土交通省へ届け出た日と、リコール開始日の2つの日付が出てきます。届け出たのは令和8年10月7日、リコール開始日は10月8日です。届出日は手続きの日付で、リコール開始日は販売店での作業が始まる日として示されています。ニュースで「いつのリコールか」と言うときに、この2つが混ざることがあるため、資料を見るときは両方を分けて読むほうが確実です。
| 項目 | トヨタ自動車の公表ページの表記 |
|---|---|
| リコール届出番号 | 5888 |
| 国土交通省への届出 | 令和8年10月7日 |
| リコール開始日 | 10月8日 |
| 通称名 | RAV4 |
| 型式 | 6LA-AXAP64 |
| 不具合の箇所(発表の文に出ている範囲) | プラグインハイブリッドシステムのモータ制御用コンピュータ |
| 改善の内容 | 全車両、モータ制御用コンピュータのプログラムを対策仕様に修正 |
| 費用 | 点検・修理(無料) |
| 作業を受ける場所 | トヨタ販売店 |
公表ページは日付を和暦で書いているため、この記事でも和暦のまま載せています。西暦で言えば令和8年は2026年です。製作期間の始まりが2026年2月であることは、ページの見出しに「2026年2月から9月生産車の一部」と書かれていることからも読み取れます。
もう1点、資料の性格として押さえておきたいのは、これがメーカーの判断で出された案内であり、同じ内容が国土交通省側にも報道発表資料として載っている、という二重の形になっていることです。公式発表の読み方そのものについては自動車メーカーのプレスリリースの探し方と読み方でも整理しています。
対象は2つの車台番号の系列に分かれています
対象車両の表は2行あります。どちらも通称名はRAV4、型式は6LA-AXAP64で同じですが、車台番号の系列が異なり、製作期間の終わりの日と台数も違います。
| 車台番号の範囲 | 製作期間 | 対象台数 |
|---|---|---|
| AXAP64-0001001 〜 AXAP64-0002440 | 令和8年2月4日 〜 令和8年9月2日 | 1,440台 |
| AXAP64-2000000 〜 AXAP64-2003883 | 令和8年2月4日 〜 令和8年9月4日 | 3,867台 |
ここで気をつけたいのは、同じRAV4 PHEVでも車台番号が範囲の外であれば今回の対象ではないという点です。対象の線引きは車名やグレードではなく、型式と車台番号で行われています。納車の時期や購入した店舗で判断できるものではありません。
2つの系列に分かれている理由や、系列ごとの違いについての説明は、当サイトが確認した公表ページには書かれていません。推測で補うことはしません。台数についても、公表されているのは1,440台と3,867台の2つで、これを足した数はページに出ていないため、この記事でも作っていません。合計を知りたい場合は、国土交通省の報道発表資料に添付されている届出一覧表を確認してください。
発表が説明している不具合の経路
公表ページの「不具合の状況」は、原因から結果までを1つの文でつないでいます。プラグインハイブリッドシステムにおいて、モータ制御用コンピュータのプログラム検討が不十分なため、始動時のモータ初期学習が完了しない場合、走行時にモータ出力制御が正しく行われず、異常検出することがある、という説明です。そのうえで、そのため警告灯が点灯し、最悪の場合は当該システムが停止して走行不能となるおそれがある、と続きます。
この文で重要なのは、起点が部品の破損ではなく「プログラムの検討が不十分」と書かれていることです。モータやバッテリーそのものが壊れるという説明ではありません。改善の内容がプログラムの修正になっているのも、原因の置かれ方と対応しています。
もう1つは「始動時のモータ初期学習が完了しない場合」という条件が付いていることです。常に起きると書かれているのではなく、特定の条件が重なったときに起きうる、という書き方になっています。ただし、どのくらいの割合で起きるのか、どんな使い方のときに起きやすいのか、初期学習とは具体的に何を指すのかといった踏み込んだ説明は、公表ページにはありません。走行不能のおそれという記述が最悪の場合の想定として置かれていることも、あわせて読む必要があります。
改善の内容は、部品交換ではなくプログラムの修正
改善の内容は「全車両、モータ制御用コンピュータのプログラムを対策仕様に修正します」と書かれています。対象かどうかを調べて一部だけ直すのではなく、対象車両はすべてプログラムを書き替える形です。部品の交換を伴う内容は書かれていません。
費用については「点検・修理(無料)」と記載があります。作業を受ける場所はトヨタ販売店で、問い合わせ先として販売店とお客様相談センターが案内されています。一方で、作業にかかる時間、予約の方法、代車の有無については、当サイトが確認したページに記載がありません。実際に預ける時間を知りたい場合は、連絡した販売店に確認してください。
リコールは、同じ時期に出る改善対策やサービスキャンペーンとは手続きの区分が違います。今回の案内はリコールとして届け出られたもので、区分の違いそのものについては、2026年9月に届け出られた三菱デリカD:5のリコールとサービスキャンペーンの記事で、同じ日に2件の案内が出た例として整理しています。
自分の車が対象かを確かめる順番
公表ページは、ご愛用車が対象車両かどうかはリコール等情報対象車両検索で確認できると案内しています。手元に車検証があれば、型式と車台番号の2項目で当たりが付きます。
| 車検証で見る項目 | 今回の照合先 | 見るときの注意 |
|---|---|---|
| 型式 | 6LA-AXAP64 | 同じRAV4でも型式が違えば今回の範囲ではありません |
| 車台番号 | AXAP64-0001001 からの系列、または AXAP64-2000000 からの系列 | 2つの範囲は終わりの番号が違います |
| 車台番号が範囲内だった場合 | トヨタの対象車両検索 | 範囲に入っていても、最終的な判定は検索で確かめてください |
車検証に書かれている型式と車台番号は、見た目や年式からは分かりません。同じ年に買ったRAV4 PHEVでも、範囲の内か外かは番号で決まります。範囲の境目にあたる車は、自分で判断せず検索で確かめるほうが確実です。
国土交通省側の資料には何があるか
国土交通省は同じ日付で、報道発表資料「リコールの届出について(トヨタ RAV4)」を出しています。この報道発表資料のページ本体には、届出があったことと問い合わせ先が書かれており、台数や不具合の詳細は添付の資料に置かれています。添付されているのは、届出一覧表と改善箇所説明図の2点です。
当サイトは、この添付資料の中身をこの記事に引用していません。開いて数値を確認できたのはメーカーの公表ページで、そこに書かれている範囲だけを転記するという扱いにしています。届出の一覧そのものは国土交通省の「リコール・改善対策の届出」のページから日付順に辿れるため、同じ時期に他のメーカーがどんな届出をしているかを知りたい場合はそちらが入口になります。
新車を受け取ったばかりの人、中古で検討している人の読み方
今回の対象は、令和8年2月から9月に作られた車です。新車で納車されてから間もない車が対象に入る範囲になっており、不具合を体感していなくても対象になり得ます。公表されている改善の内容は全車両へのプログラム修正なので、症状が出ていないかどうかは対象の判断に関係しません。
中古車としてRAV4 PHEVを検討している場合は、車台番号が範囲に入るかどうかと、すでに作業が済んでいるかどうかが別の話になります。前の所有者のもとで作業が終わっていることもあり、終わっていないこともあります。どちらなのかは車を見ただけでは分からないため、販売店に確認するのが確実です。車種そのものの価格や仕様を確かめたい場合は車種を探すに公式ページの表記のまま記録しています。
トヨタの公式発表の続報はトヨタ、他のメーカーのリコールはリコールから辿れます。リコールは同じ車種でも別の部位で複数回出ることがあるため、1件を確認したら終わりにせず、対象車両検索でまとめて確かめておくほうが漏れがありません。
この発表に書かれていないこと
公表ページに記載が無かった項目を、埋めずに挙げます。
| 項目 | 公表ページでの扱い |
|---|---|
| 不具合の発生件数 | 記載がありません |
| 事故の有無 | 記載がありません |
| 対象車両の合計台数 | 2つの区分ごとの台数のみで、合計の記載がありません |
| 2つの車台番号の系列が分かれている理由 | 記載がありません |
| 作業にかかる時間、代車、予約の方法 | 記載がありません |
| 対象になるグレードや装備の条件 | 型式と車台番号だけが示されています |
| 海外で販売された同型車の扱い | 記載がありません |
いずれも、トヨタ自動車または国土交通省から新しい資料が出た時点で確かめる項目です。他の車種のリコールや過去の事例から数値を持ち込むことはしません。
出典と、この記事を更新する条件
この記事は、トヨタ自動車が令和8年10月7日に届け出た「RAV4 PHEVのリコールについて(2026年2月から9月生産車の一部)」の公表ページを一次情報にしています。届出番号、型式、車台番号の範囲、製作期間、台数、不具合の状況、改善の内容、費用の記載は、いずれも公表ページの表記のまま転記しました。あわせて国土交通省の報道発表資料と届出の一覧ページでも、同じ日付の届出として掲載されていることを確認しています。
対象範囲が追加・変更された場合、不具合の発生件数などが新たに公表された場合、または同じ車種で別の届出が出た場合に、この記事を更新して編集日を改めます。内容に誤りを見つけた場合は、お問い合わせから知らせてください。公表ページ側の記載が変わっていることもあるため、作業の判断は必ずリンク先の原文と販売店の案内で行ってください。