2018年10月17日 更新

車両保険は必要ない!?必要ない理由を徹底検証。自動車保険に車両保険を付けるチェック

車両保険は必要ない!?必要ない理由を徹底検証。自動車保険に車両保険を付けるチェック
自動車保険って車種や加入年数にもよりますが、家計の固定費としてかかるのでなるべく安くすませておきたいと思うものではないでしょうか。

自動車保険の中でもときに保険料の半分以上を占めるのが車両保険です。車両保険をつけなければ保険料はかなり抑えられます。

しかし、本当に車両保険をつけなくても大丈夫なのでしょうか。

車庫入れの失敗も・盗難も車両保険で安心?

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「自宅の車庫入れを失敗して車や車庫を傷つけてしまった。朝、車に乗ろうと思ったらあるはずの車がない!」

そんなとき車両保険は助けてくれるのでしょうか。ここでは車両保険で保険金がもらえる保証内容についてご紹介いたします。

車両保険で補償できること

車両保険には保証内容の充実度により種類が2つもしくは3つに分かれています。

一般的にこれからご紹介する全てを補償しているのが「一般車両保険」、補償内容を限定しているタイプ車両保険を「限定A」といいます。

また、保険会社によってはその中間の「車対車+A」といったタイプの車両保険を用意している会社もあります。

まずは、「一般車両保険」で補償できる範囲についてです。保険会社によって多少の違いはありますが、一般的な車両保険で補償されるものがこちらです。

・車以外との衝突・接触(自損事故)
・あて逃げ(相手の分からない事故)
・墜落・転覆
・自転車との衝突
・他の車を避けようとした自損事故
・相手自動車との衝突・接触(相手の分かる事故)
・相手自動車への追突(相手の分かる事故)
・二輪自動車・原動機付自転車との衝突(相手の分かる事故)
・荷台からはみ出している積載物との接触(相手の分かる事故)
・火災・爆発
・盗難
・台風・竜巻・洪水・高潮
・騒じょう・労働争議
・いたずら・落書き・窓ガラス破損
・他物の飛来・落下

一般車両保険ではこのように車両に起こりうるほぼ全ての事故原因の損害について補償しています。

ですから、自宅で車庫入れの際に失敗して車を損傷してしまったとしても、保険金を請求すれば車の修理代は支払いの対象となります。

車庫側の損傷は通常、ご自身で傷つけた場合は火災補償の支払い対象外となりますので、実費での修理が必要です。

また、同じようなケースでお店などでの車庫入れに失敗してお店の車庫を傷つけてしまった場合は自動車保険の基本補償である対物賠償保険で修理代を賄うことができます。

続いて、「限定A」の場合はどうでしょうか。「限定A」では、一般車両保険の中の次の項目に由来する損傷が補償されます。

・火災・爆発
・盗難
・台風・竜巻・洪水・高潮
・騒じょう・労働争議
・いたずら・落書・窓ガラス破損
・他物の飛来・落下

簡単にいうと、「限定A」では自分に全く非がない損傷原因についてのみ補償されています。

「限定A」では、相手との衝突事故は補償に含まれていません。

衝突事故をおこしたとき、相手とあなたの過失割合が6:4で、ご自身自動車の修理費用が50万円かかるといったケースでは50万円のうち20万円は自己負担となります。

盗難や、いたずらなどご自身に非が内容な損失については補償されていますので、運転スキルに自身があるという方は、「限定A」を選択しても良いでしょう。

車両保険をつけないと保険料はどのくらい下がる?お得な方法は?

万が一車両を損傷してしまったときのためを考えれば車両保険を付帯しておいた方が安心ですが、毎月の支出を考えると、自動車保険料は少しでも安くしておきたいものです。

車両保険を付帯するのとしないのではどのくらい保険料が変わってくるのでしょうか。各メーカーの人気車種の保険料でシミュレーションしました。

<ホンダ・VEZEL>
条件:運転者26歳以上、ゴールド免許、10等級、車両保険金額180万円

・車両保険あり(一般):54,110円/年
・車両保険あり(限定A):34,740/年
・車両保険なし:26,480円/年

<トヨタ・プリウス>
条件:運転者26歳以上、ゴールド免許、10等級、車両保険金額240万円

・車両保険あり(一般):61,990円/年
・車両保険あり(限定A):29,250/年
・車両保険なし:26,700円/年

<メルセデスベンツ・CLA250>
条件:運転者26歳以上、ゴールド免許、10等級、車両保険金額510万円

・車両保険あり(一般):92,010円/年
・車両保険あり(限定A):40,240 /年
・車両保険なし:24,720円/年

<BMW・M2クーペ>
条件:運転者26歳以上、ゴールド免許、10等級、車両保険金額700万円

・車両保険あり(一般):91,740円/年
・車両保険あり(限定A):42,940 /年
・車両保険なし:28,810円/年

いかがでしょうか。車両保険料を決める基準となる車両料率クラススコアが良い日本車でも保険料の約半分を車両保険が占めています。

輸入車など車両料率スコアが低い車種は自動車保険の大半を車両保険が占めているほどです。

車両保険の種類を「一般」から「限定A」に変更するだけでもかなり保険料を抑えることができます。

保険料を抑えるもう1つの手段は車両保険に免責金額を設定することです。免責金額とは自己負担金額のことです。

免責金額を10万円とした場合、事故が起こった際の修理金額が10万円を超えない場合は保険金がおりません。

また、修理額が50万円の場合は免責金額の10万円が引かれた40万円が保険金として支払われます。プリウスの場合免責金額を10万円と設定することで年間保険料が8,980円安くなりました。

免責金額を設定したとしても、全損時や高額修理が必要な時は車両保険金額の240万円から10万円の230万円が支払われます。

車両保険とメーカー保証

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新車や新古車を購入すると付帯できるメーカー保証を今まで利用したことはありますか?

メーカー保証も車両保険も「壊れたときに直すための制度」であることには変わりありませんが、どのような違いがあるのでしょうか。

メーカー補償って車両保険の変わりになる?

例えばアップルサポートのような携帯電話の保証であれば、自分の不注意で携帯電話の画面を割ってしまったり、動かなくさせてしまっても格安で直してくれます。

自動車のメーカー保証も、自損事故で車が凹んでしまったという場合のようにメーカーに非がないときでもメーカー保証のサービスを使うことができるのでしょうか。

各自動車メーカーは、購入後早期に自動車に不具合がでることでの信頼を損ねること、どのような不具合が起こっているのか把握するために、新車購入後3~5年程度自動車の故障を保証しています。

これらの保証で、修理をうけるために購入車が無改造であり、かつ故障の原因が事故や過失によるものではない必要があります。

車種によっては、盗難等を保証しているものがありますが、一般的なメーカー保証で修理できるもは下記のような消耗品や油脂類以外となります。

<消耗部品>
・エアクリーナーエレメント
・オイルフィルター
・フューエルフィルター
・Vベルト
・スパークプラグ(白金プラグ、イリジウムプラグを除く)
・ブレーキパッド
・ブレーキシュー
・ブレーキライニング
・ヒューズ
・各種電球(シールドビーム、ハロゲンランプ、ディスチャージヘッドランプ、LEDストップを除く)
・各種電池(電子キー、カードキー、リモコン等)
・ワイパーゴム
・エアフィルター(空調機器、エアシート)等

<油脂類>
・エンジンオイル
・トランスミッションギヤオイル
・ディファレンシャルギヤオイル
・ステアリングギヤオイル
・パワーステアリングフルード
・オートマチックトランスミッションフルード
・ブレーキフルード
・クラッチフルード
・ショックアブソーバーフルード
・ウインドウォッシャー液
・各種グリース
・冷却水
・バッテリー液
・ガソリン、軽油、LPG
・クーラーガス等

車両保険とメーカー保証の違い

車両保険とメーカー保証の違いを簡単にいうと、故障の修理はメーカー保証、事故や外的要因(落下物やいたずら)による損傷の修理は車両保険となります。

つまり故障の原因により、保証するものが違うので、メーカー保証があるから車両保険は必要ないわけではありません。

車両保険が必要ないケース

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車両保険があらゆる場面での自動車の損傷を保証してくれることをご説明しましたが、車両保険が必要ないケースとはどのようなときでしょうか。

契約車の市場価格が低い

車両保険を付帯する際、「車両保険金額」という事故時の保険金額の上限額を設定します。この車両保険金額は契約自動車の市場価値相当額で設定をします。

購入時300万円であったとしても、そこから例えば、5年たっていれば、その時自動車を売却したときの価格相当までしか設定することが出来ません。

もし、契約時に購入価格の300万円で設定できたとしても、保険金支払い時は市場価格相当額までとなってしまいます。

もし、今自動車保険を契約している自動車が、初年度登録から10年以上たっているような場合は、市場価格が相当落ちている可能性がありますので、車両保険を付帯しても事故の際十分な保険金をうけとることができず、高額修理を実費ではらう、もしくは、車の買い替えが必要になることがあります。

例えば軽自動で初年度登録から13年たっている場合、車種によって市場価格は15万円ほどまでさがります。

この場合、車両保険料は新車の車両保険金額130万円ほどの場合の車両保険料と大差ありませんが、保険金額として受け取れる上限値は15万円となります。

自損事故の修理が、たとえ40万円かかったとしても、25万円は実費で払う必要がありますし、全損で買い替えとなっても15万円しか受け取ることが出来ません。

また自損事故で低い金額の保険金額を受け取れなかったとしても、翌年以降3年間事故あり係数がつき保険料が数万円単位で上がってしまうことがあります。

そういった場合、修理費等を実費で払った方が、トータルでの出費が低くなる可能性があります。

このような場合、万が一のために数万円を掛け捨てにせずとも、事故をおこしたら、買い換えるという覚悟をして、車両保険の付帯をやめても良いでしょう。

貯金が十分にあり、運転に自身がある、メーカーの盗難保証がついている

相手に100%非がある追突などで、ご自身の車が損傷した場合は、相手の対物賠償保険で、車の修理費を賄うことができます。

車両保険を使うときはご自身に非がある事故と、盗難・いたずらだけです。これまで長年運転をしてきて一度も自損事故をしたことがない、また少々傷を付けられても修理はしないというような時は車両保険を付帯しなくても良いでしょう。

しかし、どんなに運転技術があっても万が一ということは起こりえます。そういったときに修理費や再購入費用を貯金で賄うことができる経済状況かもあわせて考えてください。

もし、現在の車をローンで購入していて、まだ、ローンが残っているというときは、車が全損してしまったら、ローンだけ残ることになります。

そのような状況になっても、大丈夫かどうか今一度見つめ直しましょう。

また、盗難に関しては、メーカー・車種によって、オプションでメーカー保証を付けられる場合もあります。

盗難だけ保証されれば良いといった場合は、そういったメーカー保証や、車両保険の全損のみ補償するタイプを選択すると良いでしょう。

新車は車両保険が必要

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新車を貯金から一括購入したとしても、ローンを組んで購入したとしても、その車を今失っても大丈夫、また次を購入することができるという方は少ないのではないでしょうか。

新車を購入してから3年ほどは、車両保険金額は車種にもよりますが、新車購入相当額をつけることができます。

全損になってしまっても新たに大きなローンを組んだり、貯金を使うことなく次の車を用意することができるというのは、家計にとってとても大事なことでしょう。

車両保険料は高いといえど、事故をおこしてしまった場合の損失の大きさを考えると、新車購入してから少なくとも5年間は、一般車両保険を付帯することをお勧めします。

その5年間の間に一度も事故がないようなケースは、6年目くらいからは「限定A」へ車両保険タイプを変更しても良いでしょう。

一度も事故がない場合は、等級も上がり保険料も安くなっていきます。

また、新車購入に当たっては、車両価格で貯金の大半を使ってしまったり、余裕のないローンを組むことは避けましょう。

車の購入価格の他に、車両保険を含んだ自動車保険料、毎年の税金、3年後(新車の場合)車検にかかる金額すべての維持費を考慮したうえで、どのグレードの自動車が購入可能か検討をすることをお勧めします。

輸入車は、購入価格のみでなくこれらの維持費、修理費も高額もなるのです。

車両保険に必要・不必要チェックリスト

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次年度の自動車更新時に車両保険をつけるかどうかもよったら、次のチェックリストを使って判断して見てください。当てはまるものチェックして下さいね。

チェックリスト1

・新車購入して7年以内である
・一括返済できる以上のローンが残っている
・貯金額が50万円を下回っている

チェックリスト2

・自動車がないと生活や仕事に支障がでる
・マイカーローン以外のローンがある
・市場価値が高く盗難に合いやすい車種である
チェックリスト1,2それぞれに、1つずつ以上のチェックがつく場合は、一般車両保険に加入しましょう。

どちらかに1つ以上のチェックがつく場合は、少なくとも「限定A」タイプの車両保険に加入しましょう。

チェックが全くない方は、車両保険をはずしても非常事態になるということはないかと思いますが、自動車が損傷した場合に出費が必要になるということを念頭においておき、普段の使用可能資金について考えるようにしましょう。

また、車両保険は付けたいけど保険料を少しでも抑えたいという方へ保険料を抑えるポイントをまとめました。

・車両保険金額を可能な範囲で高めにし、免責金額を設定する
・エコノミーや限定Aの車両保険タイプにする
・数万円程度の損傷は実費で払い、次年度以降の保険料を抑える
・まとめサイトで多数の会社の見積もりを取る
・新規加入の方で、家族が11等級以上の場合はセカンドカーとして自動車保険の契約をする。
・インターネット割引を利用する

まとめサイトで見積もりを取り比較して、インターネット割引も利用すると数万円単位で保険料が安くなることがあります。

お付き合いのある保険屋さんやディーラーから勧められて加入するのもよいですが、保険料を考慮して車両保険をはずす前に、まとめサイトで安く車両保険付きで加入できるところがないか探してみましょう。

万が一のときに役立つものでなければ保険に加入する意味がありませんので、慎重に検討してくださいね。
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chibica編集部 chibica編集部