とうとうカローラは3ナンバーになりましたが、これも時流なのでしょう。小さなセダンはトヨタからは消えたわけです!
カローラの3ナンバー化
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via toyota.jp
トヨタ・カローラは1966年11月に初代のモデルを発売、「隣のクルマが小さく見えまーす」という印象的なキャッチコピーで、日産・サニーの1000ccよりプラス100ccの魅力を打ち出したのです。そして大変売れました。
思い出してみれば、この頃からエンジンの大型化、車体サイズの大型化現象が進みだしたのかもしれません。
さて、カローラは半世紀以上にもわたって販売が続けられているトヨタのロングセラーカーであり、ライバルだった他社のクルマはとっくにありません。
セダン、ハッチバック、ステーションワゴン、クーペ、ミニバンなどいろいろなボディのバリエーションも展開していました。これまでに世界150カ国や地域で展開され、まさにワールドカーとしての存在です。
と、言う事で「5ナンバー」にこだわることにも限界があったのでしょう。
新型カローラのサイズは、4,495×1,745×1,435mm、ホイールベース2,640mmということで、前モデルよりも95mm長く、50mm広く、ホイールベースも40mm長くなっています。
ここまで書いてきたように、車体は従来の5ナンバーから3ナンバーサイズに拡大しています。
以前はコンパクトクラスのセダンとワゴンだったわけですが、新型では、ミドルサイズに移行したことになります。ただし、5ナンバーサイズに収まらなくても可能な限りサイズは抑えたとメーカー側はコメントしています。
日本国内での使用状況に合わせて、グローバルモデルよりもセダンモデル同士では全長で-135mm、全で-35mm、ホイールベースで-60mmという日本専用ボディになっているのです。 狭い駐車場でも苦労しないように、ドアの開口角度、断面形状などを工夫、ドアミラーを格納すると前モデルと同等の車幅になります。最小回転半径も前モデルと同等を確保しています。こうした点はさすがだと思います。 ちなみに、前モデルの「カローラ・アクシオ」、「カローラ・フィールダー」は、装備の一部見直しなどを行ない、「EX」、「EX HYBRID」を継続販売します。5ナンバーを重視する場合がある法人などでの利用対策かと思います。
日本国内での使用状況に合わせて、グローバルモデルよりもセダンモデル同士では全長で-135mm、全で-35mm、ホイールベースで-60mmという日本専用ボディになっているのです。 狭い駐車場でも苦労しないように、ドアの開口角度、断面形状などを工夫、ドアミラーを格納すると前モデルと同等の車幅になります。最小回転半径も前モデルと同等を確保しています。こうした点はさすがだと思います。 ちなみに、前モデルの「カローラ・アクシオ」、「カローラ・フィールダー」は、装備の一部見直しなどを行ない、「EX」、「EX HYBRID」を継続販売します。5ナンバーを重視する場合がある法人などでの利用対策かと思います。
進化した車体
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新型カローラは12代目となるわけですが、「カローラ・アクシオ」という車名から「カローラ」のみに変更、ステーションワゴンも「カローラ・フィールダー」から「カローラ・ツーリング」に変更されています。
車両の基本となるプラットフォームは、4代目プリウスから導入された「TNGA」から生まれたグローバルプラットフォーム「GA-C」を採用しています。
このプラットフォームの採用で、軽量かつ高剛性なボディになったことで、乗り心地のよさは勿論、走行性能やパッシブセーフティ能力も確実に高まっています。
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サスペンションは、フロント:マクファーソンストラット、リア:ダブルウィッシュボーンを採用し、旋回姿勢の安定化、運転のしやすさを追及しています。更に、ACA(Active Cornering Assist)も採用、これはコーナーリング時にイン側タイヤにブレーキを効かせるシステムで、旋回性を高めます。このように、ベースは確実に進化しています。
デザインに関して
via toyota.jp
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外観のデザインはかなり変わりました。全高はGA-Cプラットフォームの導入効果で引き下げられたのだと思いますが、ワイド&ローで低重心シルエットになりました。ちょっと小さなカムリのような印象です。
前後のフェンダーアーチは強調され、ワイド感をアピールし、ヘッドライトもフルLED化され、横長のデイライトもあいまって、シャープかつスポーティ感を訴求しています。カローラはもはや大衆車ではありませんね。ただ、ホンダ・シビックなどの変化の大きさに比べれば、理解できる範囲という事ができるかもしれませんね。
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内装は正常進化しています。「感性品質」を高めるためにパーツ形状や質感を統一、インパネは薄型の水平基調で、更にAピラーも細く、開放感があります。
ユーティリティ面では、6:4分割でトランクスルー可能なリアシートをカローラW×B、HYBRID W×Bに装備しています。カローラ・ツーリングは、「リバーシブルデッキボード」というラゲッジスペースのフロア高が2段階調節できる機能が特徴で、ボード背面は傷や汚れに強い樹脂製パネルです。
特別「何がスゴイ」ということはありませんが、無難にしっかりまとまっている点は、やはりカローラとしては求められているポイントだということです。
エンジンとミッション
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ガソリンエンジンモデルは、直列4気筒DOHC 1.8リッター直噴で、ミッションはCVT(7速スポーツモード付き)です。WLTCモード燃費:14.6km/L。
更に、直列4気筒DOHC 1.2リッター直噴ターボに6速MTの組み合わせもあります。ちょっと気になるのは、このターボエンジンは必要なのかという点です。
6速MTはむしろ高回転域までしっかり回る1.8リッターエンジンの方がピッタリくるような気がします。ターボは低速トルクもあるしCVTでいいと思いませんか?
そしてハイブリッドモデルは、リダクション機構付のTHS IIです。直列4気筒 1.8リッターはWLTCモード燃費:29.0km/Lを誇ります。
このようにメインエンジンは1.8リッターというわけで、やはり既にコンパクトカーではありませんね。カムリを買おうかと考えている人がコチラにするかもしれませんね。カムリはあまりにも大きいですからね。
それにしても最近は「何馬力!」という訴求が殆どなくなりました。やはり時代は大きく変化しているようです。
充実の先進機能
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当然ですが各種電子機能にぬかりはありません。次世代車載通信機となる「DCM(DataCommunication Module)」は、カローラ スポーツに続いて全車標準装備となっています。
カローラ スポーツでは、音声対話サービスの「エージェント」、「オペレーターサービス」、「eケア走行アドバイス」、「eケアヘルスチェックレポート」、エアバッグ連動タイプの「ヘルプネット」などのコネクティッド機能が搭載されていましたが、新型カローラでは更に、スマートフォンアプリでドアロックの解錠&施錠、灯火類のON&OFFなどを操作できる「リモート機能」、クルマの駐車場所などを地図表示する「カーファインダー」などが新たに追加されています。
「ディスプレイオーディオ」は国内販売のトヨタ車として初めて全車採用となっています。センターコンソールに配置されていますが、「SDL(スマートデバイスリンク)」に対応、スマホと接続すればトヨタの「TCスマホナビ」(SDL準拠)、LINEの「LINE カーナビ」、更に「au うたパス」、「radiko auto」という音声コンテンツも利用可能です。
「LINE カーナビ」は送信されたメッセージの読み上げ、返信メッセージの音声入力も可能です。「Apple CarPlay」や「Android Auto」との連携もオプションですが対応しています。
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先進運転支援システムはADASです。トヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備しているので、当然ながらいろいろ揃っています。
昼夜の歩行者、昼間の自転車運転者の衝突回避支援機能「プリクラッシュセーフティ」、ヘッドライトのハイ&ローの自動切り替え機能「オートマチックハイビーム」、道路標識を認識してメーターパネル内に表示する機能「ロードサインアシスト」などを標準装備。
駐車場などの低速走行時に衝突被害を軽減する機能「インテリジェントクリアランスソナー」はCVT車の一部グレードで標準装備しています。
ミドルクラスで勝負するカローラ
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こうして、2019年9月17日に発売スタートとなった新型カローラですが、価格はどうなったのでしょうか?
カローラ(セダン):193万6000円~294万8000円、
カローラ・ツーリング:201万3000円~299万7500円、
カローラ・スポーツ:216万9200円~282万4800円、
(価格は消費税10%を含んでいます。) 上級グレードではオプションを加えたら300万円を超えます。ハイブリッド車同士ということならカムリとは約50万円差あたりということになるでしょうか。他社同グレードではインプレッサあたりよりも約30万円は高いようで、このあたりは強気ですね。 カスタマイズはモデリスタ、TRDなどが初めから準備されています。いずれにしてもかなり注目度の高いクルマですから、今後の販売成績が気になるところです。
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カローラ・ツーリング:201万3000円~299万7500円、
カローラ・スポーツ:216万9200円~282万4800円、
(価格は消費税10%を含んでいます。) 上級グレードではオプションを加えたら300万円を超えます。ハイブリッド車同士ということならカムリとは約50万円差あたりということになるでしょうか。他社同グレードではインプレッサあたりよりも約30万円は高いようで、このあたりは強気ですね。 カスタマイズはモデリスタ、TRDなどが初めから準備されています。いずれにしてもかなり注目度の高いクルマですから、今後の販売成績が気になるところです。